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●どうでもよき「紙」のハナシ。

2016.01.13 Wed

▼前書き:

 突発的に更新である。

 こう、ツイッターのタイムラインで、コミックブックの「紙質」の話をしてて、それに対して、自分が見聞きした範囲での大雑把なタイムラインを連続ツイートしようと思ったけど、無駄に長くなった上に、書いてるうちにツイッターでの話題の賞味期限が切れたので、こっちにまとめて載せちゃえ、という適当なエントリ。

 連続ツイートしようとしてたのをそのまま持ってきたので、1文が140字以下になってます(どうでもいい)。

 割と自分の体験と印象によるところが多いので、間違っているところもあるかも知れぬので、まあ、そんなに信用しないこと。


▼そんな訳で:

 コミック業界が従来の酸性紙(経年で酸化して臭くなる)から上質紙(あるいは中性紙。経年で劣化しにくい)への切り替えを始めたのは、おおよそ1980年代中頃、ダイレクト・マーケット(大雑把に言えば、出版社が専門の卸業者を介してコミックを流通させるシステム)の体制が整った時期だと思う。

 この時期、大手出版社はダイレクト・マーケット専売のコミックとして、ちょい厚めの上質紙を使ったコミックブックを出し、一方でインディーズ出版社(ダイレクト・マーケットの影響で次々創業した)も上質紙でコミックブックを刊行し……と、業界が印刷の品質に自覚的になりだした感じ。

 ていうか、コミックス業界が印刷に目を向けだしたのは、1970年代末(諸説あり)から台頭した「グラフィック・ノベル」(高級な装丁・上質紙・オフセット印刷の高級単行本)の影響も大いにあると思う。この辺キチンと調べてないけど。

 その後1990年代初頭に創立したイメージ・コミックスは、創立当初から「うちはクオリティ高いコミックブックしか出しませんから」的に、レギュラーのコミックブックに上質紙を使っててな。

 イメージの初期は、従来の「少し厚い上質紙」だったけど、その後、「薄い上質紙」に切り替えて、更にはデジタル彩色も導入して、ますます「ウチは余所とはクオリティが違います」面をしていったのよ、これが。

 んーで、イメージが薄い上質紙を使い出したあたりで、大手のマーベル、DCも「ウチだってそれくらいできらぁ!」的に、イメージと同じ「薄い上質紙・デジタル彩色」に徐々に切り替えてった感じ。

(平行して、各社デジタル・レタリングに切り替えてくが、これは前にこのブログで書いたな

 確かマーベルは、1995年頃から中性紙への切り替えを模索しだしてて、当時の看板だったX-MEN関連誌では、従来の酸性紙を使ったスタンダード・エディションと、上質紙を使ったデラックス・エディション(ちょい高い)の2種のコミックブックを出す、という面倒くさいことをしてた。

 でー、ね、デラックス・エディションとスタンダードエディションって、ウッカリしてると買い間違えちゃうのよ。ビニール袋に入ってると、紙質とかパッと見解らないんで。

 だからうちには当時出た『ガンビット&エクスターナルズ』の第1号が3冊ある。最初にスタンダード・エディション買っちゃって、その後渋谷でデラックス・エディション買ったけど、良く見たら「2刷」で、その後、下北沢でデラックス・エディションの初版を買い直した(どうでもいい)。

 んで、最終的にはX-MEN関連誌では『エイジ・オブ・アポカリプス』完結後の新展開に合わせて、スタンダード・エディションが廃止され、他のタイトルも随時上質紙に切り替えてった、と。

 ちなみにこの時期のマーベルは、人気タイトルを上質紙に切り替えつつ、従来の酸性紙を使い、価格を99セントに抑えた『アントールド・テールズ・オブ・スパイダーマン』みたいなタイトルを出したりもしてましたな。過渡期の試行錯誤という奴です。

 詳細は憶えてないけど、DCも同時期に上質紙に切り替えてったはず。1994年の『ゼロ・アワー』が従来の酸性紙だったのが、1995年の『アンダーワールド・アンリーシュド』では上質紙使ってたから。

 以上。大体こんな感じ。

 穴のある部分は、このエントリのテキストをコピペするなりして、ツイッターでツッコむとかしていただければ幸い。
  
  
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●ハルクバスター・アイアンマン 3度目の登場のハナシの巻。

2015.09.15 Tue

 しょうもない自分語りのエントリを書いた後は、間を開けずに更なるエントリを更新するスタイル(知らぬ)。


▼そんな訳で:

 アイアンマンの歴代アーマーの中でも「ハルクバスター・アーマー」とカテゴライズされてるモデルの初登場回を、適当に紹介してくエントリ3回目。

 まあ、ハルクバスターって、いうなれば「出オチ」な存在なので、初登場回が実質最後の登場だったりしますが(再登場するにしても、アーマーの保管庫の背景に、他のアーマーと十把一絡げで描かれるとかそんなんです)。

 っつーことで今回紹介するのは、アイアンマン・アーマーモデル37「ハルクバスター」です。

 コイツの初登場は、マーベルの2007年のクロスオーバー「ワールド・ウォー・ハルク」のメインタイトルであるところの『ワールド・ウォー・ハルク』誌(全5号)の、第1号(8/2007)で、あります。

 この「ワールド・ウォー・ハルク」って話は、トニー・スターク、ネイモア、プロフェッサーXらが、ヒーロー・コミュニティの平和を守るために秘密裏に結成した組織、「イルミネイティ」の策謀によって宇宙の彼方に放逐されたハルクが、「色々あって」(※スゲェ省略してます)、仲間と共に地球に帰還して、ニューヨークを占拠して、イルミネイティの面々に復讐をするぜ、とかそんな感じな話です。

 ブッチャケ、それまでの経緯については、ヴィレッジブックスから出てる邦訳版『ワールド・ウォー・ハルク』を買って、巻頭の解説ページを読みなさい。そして「ワールド・ウォー・ハルク」のストーリーについては『ワールド・ウォー・ハルク』本編を読みなさい(ステマ)。

 んで。




 こちらが『ワールド・ウォー・ハルク』#1におけるモデル37の初登場シーン。ちなみに画像は邦訳版『ワールド・ウォー・ハルク』より引用しております。

 従来のハルクバスターが割りかし曲線主体のデザインラインだったのに対して、えらく四角くてブッとい感じになっておりますね。これはこれで好きです。……いや、『ワールド・ウォー・ハルク』本編のアーティストであるジョン・ロミータJr.の絵だと、割とモッサリした(失礼)風体のアーマーですが、他のアーティストがアレンジ入れつつ描いたバージョン(後述)は、それなりにカッコよいのよ。

 ちなみに、通常のアイアンマン・アーマーの上から更に追加モジュールを着込む、というハルクバスターのコンセプトはこちらのモデルでも踏襲されておりますね。




 こちらはアイアンマンを見つけて襲いかかって来たハルクを迎え撃つべく上昇するハルクバスターのカット。前のカットでは剥き出しだった頭部が、後部から伸びてきた装甲によって防護されてる点に注目。




 腕部ユニットの推進器を利用してハルクをブン殴るハルクバスター。パワードスーツ自体の倍力機構に加えて、更に推進器で加速させて格闘戦を行うというあたりに「そうまでしなければハルクにダメージを与えることなどできないのだ!」的なトニーさんの懸命さが伝わってきますね。

 ……余談ですが、このハルクバスターの腕部ユニット内にはトニーさんの生身の腕は入ってないんでしょうね(入っててこんな機動したら腕がモゲます)。




 一方、こちらのカットは、「ワールド・ウォー・ハルク」とタイインした、『アベンジャーズ:イニシアティブ』#4(2007/9)より、ハルクバスターを組み上げてるトニーさん。このコマの時系列的には『ワールド・ウォー・ハルク』#1でハルクと戦うちょい前。

 ……『ワールド・ウォー・ハルク』本編よりも明らかにデカいですな。これなら通常のアイアンマン・アーマーを胴体内にスッポリ収納できそうです。

 このコマでトニーさんに「無闇にでけぇハルクバスター・アーマーだな」などと話しかけてるのは、映画『アイアンマン』でもおなじみのジェームズ・ローズ(ウォーマシーン)。前回紹介したモデル32同様、このモデル37も、劇中で「ハルクバスター」と呼称されていることを指摘しときます。

 ちなみにこのシーンでは、ローディさんは「こういう事態を予測してハルクバスターの制作を計画してたんだよな?」「またオレを蚊帳の外にしやがって」とか、トニーさんの“大事なことを1人で抱え込んでしまう”悪癖を非難しますが、次のページじゃトニーさんに丸め込まれ、ウォーマシーン麾下のイニシアティブ(アベンジャーズ候補生)の出動(ただし市民の避難が主任務で、ハルクの軍団との戦闘にはさせない)を了承させられてしまいます。いつものトニー&ローディですね。




 こちらはやはりタイインの『アイアンマン:ディレクター・オブ・シールド』#19(8/2007)より、ハルクに向かっていくハルクバスター。#19はストーリー的には『ワールド・ウォー・ハルク』#1のハルク降臨からハルクとアイアンマンの直接対決に至るまでをトニーと彼の所属する組織シールド側の視点で描いた感じ。

 ね、こっちのカットだとカッコいいでしょ? でしょ?(強弁) ジョン・ロミータJr.版では剥き出しだった頭部が強化ガラスで覆われてるのもいいですね。

 こっちもまあ、通常のアイアンマン・アーマーが胴体内に収まるくらいのサイズになってますが。まあ、サイズ的にはそれが適正だと思います。




 ちなみにこのタイプ37ハルクバスターには、掌部にアダマンチウム製の「針」が仕込まれていまして(「針」というより、もはや「短刀」とか形容すべきサイズですが)、ハルクに掌打をブチ込んで針をブッ刺し、体内にハルクのパワーを抑制するナノマシン「S.P.I.N.」を注入するという、奥の手を持っております。

※『ワールド・ウォー・ハルク』本編でのハルクバスターvs.ハルクの戦闘シーンにもこの針を刺すシーンはあるのですが、構図的に解り難いので『アイアンマン:ディレクター・オブ・シールド』#19から引用しております。

 こう、今回のトニーさんってば、増加推進器で打撃力を増したり、ナノマシンでハルクのパワーを抑制するとか、あと、シールドの攻撃機部隊でハルクを爆撃するとかね、「ハルクバスター・アーマーの性能単体でハルクをバストする」ことは諦めてるのですよね。実は。

 まあ、当時のトニーさんは、シールドの司令官を勤めてて、アメリカ国民の安全保障に対する責任があるので、投入できる戦力・戦法は全部投入してハルクに立ち向わなければアカンので、そのような具合になるのですが。

 そんな訳で、歴代ハルクバスター・アーマーで初めて“ガチのハルク”に立ち向かったタイプ37ですが……その決着をネタバレするのもアレですので、気になる方は『ワールド・ウォー・ハルク』本編をご確認ください。

 ……いやまあ、全5話の『ワールド・ウォー・ハルク』の第1話でハルクと戦ってる時点で、その勝敗は割合簡単に推測できちゃうのですが……(涙)。

 以上。
  
  

●ハルクバスター・アイアンマン 2度目の登場のハナシの巻。

2015.08.20 Thu

▼更なる適当な前書き:

 前回の記事に引き続き、コミックスの『アイアンマン』誌における「ハルクバスター」の名前を冠されたアイアンマン・アーマーの、2回目の登場エピソードを紹介してみるエントリ。

 例によって、作中の画像を貼り付けつつ、適当に解説テキストをダラリと書きタラしてくスタイルで。

 つか、今回紹介するエピソードは、意外性重視で、あらすじとかを詳しく書くと面白さが削がれちゃうタイプの話なんで、ストーリーを詳細に書きたくないので、まあ、ストーリーに関しては割とザックリ気味に紹介しますが(はずが、色々説明したら結構長くなるいつものソレ)。


▼っつーワケで:

 今回紹介するのは、アイアンマン・アーマー・モデル32、通称「ハルクバスター」。言うなれば2代目ハルクバスター、とでもいうべきソレでしょうか。

※ああ、「2代目」という形容はオフィシャルな名称じゃないですので、本エントリを参考に記事とか書こうとしてるライターの人は「2代目」という表記は使わない方がいいです(余計なお世話だ)。


 ちなみに前回紹介したハルクバスター・アーマーはモデル14なので、アーマーの世代的には、結構間が開いてますね。

 でー、このモデル32のハルクバスター・アーマーが初登場したのは、『アイアンマン(vol. 4)』#7-12(2006/6-11)にかけ、全6話で展開された「エグゼキュート・プログラム」ストーリーラインでのことであります。先代の初登場(かつ唯一の登場)が1994年なので、「ハルクバスター」の名を冠したアーマーとしては実に12年ぶりに登場した感じになります。

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参考:「エグゼキュート・プログラム」TPBへのリンク。タイトルが「Iron Man (Invincible Iron Man (Paperback Unnumbered))」とかいう間抜けな表記になってたので、Amazonに「カタログ情報の更新」を要請しといた(どうでもいい)。


 以下の画像が、その「モデル32 ハルクバスター」の外観ですが。


『アイアンマン(vol. 4)』#12(2006/11、「エグゼキュート・プログラム」最終話)の表紙より、ハルクバスター・アーマーと対峙するアイアンマン。……そう、この話では、ハルクバスターアーマーは、「敵」として登場するのですね(話の詳細は後述)。

 ちなみに、この表紙のハルクバスターのデザインですが、同号が刊行される1年前(2005年)に、玩具会社トイビズの「マーベル・レジェンズ」レーベルからリリースされた、「ハルクバスター・アイアンマン」のフィギュアのデザインにそっくりでして(肩アーマーの部分にハニカム状のモールドが入ってるトコとか)。多分、表紙を担当したアーティストのアディ・グラノフが、クダンのフィギュアを参考にして、表紙を描いたとか、あるいは「マーベル・レジェンズ」版のデザイン画なりを参考にして描いた……とかいう経緯があったのではないかと思われるですが、詳細は調べていないので、両者の相似に関する結論はウヤムヤにする(適当な)。

 ちなみにトイビズ版ハルクバスターは、前回紹介したモデル14をデザインアレンジして立体化したもなのですが、これ、ややもすると「マーベル・レジェンズ版はモデル32を立体化したもの」とか、思っちゃってるフィギュア・ファンもいそうよね(知らぬ)。

 他方、こないだダイヤモンド・セレクトから出たハルクバスターのフィギュアや、千値練から今度出るハルクバスターのフィギュアとかは、明白に「モデル32をイメージ・ソースにして作られた立体物」なのですが。

 ……正確には「#12の表紙に描かれているモデル32をベースに、コミック本編に登場するモデル32の意匠も汲み取りつつ作られた立体物」かな。……いや、後で図版を貼るけど、表紙に出てくるモデル32と、コミック本編に登場するモデル32って、全然デザイン違うのよ。


 閑話休題。


 ちなみに、この「エグゼキュート・プログラム」は、近年の『アイアンマン』誌の重要エピソードである「エクストリミス」ストーリーライン(『アイアンマン(vol. 4)』#1-6)の直後の話になります。

「エクストリミス」:なんかスゲェナノマシン「エクストリミス」を体内に投与して超人的な身体能力を得たテロリストに対抗するため、アイアンマン(トニー・スターク)も自分にエクストリミスを投与するぜー、したぜー、パワーアップだぜー、な話。詳細は、ヴィレッジブックスから出ている邦訳版をお読みなさい(ステマ)。エクストリミスのガジェットは、その後『アイアンマン3』にも使われてますね。

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 まあ、今だとさすがにマーケット・プレイスにしか在庫はないヨネー(他人事の様に)。

「エグゼキュート・プログラム」のストーリーは、先のエピソードでエクストリミスを体内に移植したことで、なんかスゲェ能力を手に入れたトニー・スタークが、「この能力を使って、更なる世界平和に貢献する!」的に、エクストリミス経由でアイアンマン・アーマーを遠隔操作するプログラム、「プロジェクト・アルゴノート」を推し進めつつ、アルゴノート対応型の新型アーマー5体を製作していた、無論、仲間たち(ニューアベンジャーズやニック・フューリー)には秘密で!……とかいう出だしで始まりますわ。

 ……こう、「新技術を手に入れたら、早速、世界平和のために用いる(そして何かしら裏目に出る)」というのは、まあ、映画『アベンジャーズ2』とか見た人に「なんだいつものトニーか」とかネタにされそうで、ちょいとイヤーンな感じですが、そういうストーリーなのだからしょうがないですね(<諦念)。



『アイアンマン(vol. 4)』#7(2006/6)より、アーマー組み立て作業中のトニーさん。一番手前(右上)のアーマーが、モデル32ハルクバスター。

 ちなみに当時のトニーは、「エクストリミス」の作中で、普段使いのアーマーをアイアンマン・アーマー・モデル30(エクストリミス・アーマー)にアップデートしたばかりで、これら5体は、そのエクストリミス・アーマーをベースに性能特化型に改造したモデルっぽいですね(ハルクバスターみたいな、サイズが1周りデカい奴はさすがに1から再設計してるでしょうが)。

 番号順に各モデルを紹介するとこんな感じ。

アイアンマン・アーマー・モデル31:最前線での使用を想定して、カーボン、セラミック、アダマンチウムの複合装甲を搭載。とても頑丈。あと赤い。

アイアンマン・アーマー・モデル32:ハルクバスター。一回りデカいサイズのアーマー。多分、アーマーの上から、アーマーを着込む感じで運用されるのではないかと思われるが、劇中では無人で運用されてたので詳細は不明。

アイアンマン・アーマー・モデル33:地下救助用アーマー。高出力のリバルサー&ユニビームで地面をガンガン掘り進む。なんと、ハルクバスターアーマーよりも更に一回りデカい(地面を掘った時に発生する熱から着用者を守るために装甲厚くしてる……とか?)。すなわちこれもアーマーの上にアーマーを着込むタイプではないかと思われるが、まあ、詳細は不明。

アイアンマン・アーマー・モデル34:水中用アーマー。深海でも割と平気。水中の戦闘でネイモア皇子に傷を負わすとか、割と並じゃない性能を誇る。

アイアンマン・アーマー・モデル35:装甲はレーダー波を吸収する上、光学迷彩も装備してるステルスなアーマー。外観はモデル30と大体同じ(胸のリアクターの形状が違うけど──モデル30は五角形で、モデル35は円形)。


※ちなみに上記の「モデルXX」のナンバリングは、マーベルの公式設定資料集『オールニュー・アイアン・マニュアル』#1 に基づいております。


 でー、何やかやあって(あまりネタバレする気なし)、「トニーさんの脳味噌を操れるマシン」を所持してた謎の悪人に、トニーさんが操られる事案が発生して、ニューアベンジャーズとシールドから「あいつ、誰かに操られて、アイアンマン・アーマーで人殺ししてんじゃね?」とか疑いをかけられて、しょうがねぇのでトニーさんは、マヤ・ハンセン(「エクストリミス」で初登場した人。エクストリミスの開発者)やサル・ケネディ(同じく「エクストリミス」で初登場。トニーの年上の友人の民族植物学者)の援助を借りて、「トニー操り機」の所持者を単身、追っていく……てな感じが中盤から後半。

 んで、最終的に、#11のラストで、悪人は退場するのですけど、ソイツが最後に仕掛けたプログラムにより、「トニー操り機」経由でアルゴノート・プログラムが起動してしまい、5体の最新型アーマーが暴走をして、世界各地と成層圏でテロ活動を開始しちゃったぜ! なんてこった! ……ってな感じなのが最終話の#12、と。


 『アイアンマン』#11ラストより、起動しちゃった5体のアーマー。


 こっちは『アイアンマン』#12冒頭、ニック・フューリーとシールド隊員に5体のアーマーの機能を説明するトニーさん。「またハルクバスターかよ!」とかいう突っ込み(12年ぶりの登場だってば)に対して、「全ての起きうる可能性のある事態に備えたかったんだ」とか言い訳してますが偶発的な事態に対応するために開発したにしては対ハルクって機能を絞り過ぎじゃないですかね……。

※前回紹介したモデル14は、作中では「ハルクバスター」とは呼ばれてなかったのだが、モデル32は、上記の様に作中で「ハルクバスター」と呼ばれているという点を、なんとなく強調しておく。

※ちなみに、本エピソードの1月前に刊行された『ニューアベンジャーズ:イルミナティ』#1(2006/6、ヴィレッジブックス・刊『ロード・トゥ・シビル・ウォー』収録)においてトニー・スタークは、秘密結社イルミナティの仲間たち(Mr.ファンタスティック、プロフェッサーX、ネイモア、Dr.ストレンジ、ブラックボルトら)と協議した上で、ハルク(ブルース・バナー)を騙して宇宙船に乗せ、宇宙の彼方に追放しております(いわゆる「プラネット・ハルク」事件への導入)。その事実を踏まえちゃうと、トニーが「あらゆる事態に備えて」開発してたアーマーにハルクバスターが含まれてたことに、嫌な意味が生じてしまうのよね。



 それはさておき、『アイアンマン』#12中盤より、ニューアベンジャーズ(キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ルーク・ケイジ、ウルヴァリン、上のカットにはいないけどスパイダーウーマンも)+Ms.マーベル&シーハルク連合軍を単騎で相手しちまうハルクバスター・アーマー。

※例によってバトルの詳細は省略。気になる方は現物読むよろし。

 先述したように、『アイアンマン』#12の表紙に描かれてるハルクバスターとデザインが全然違うんですが、まあ、気にせずに。いやホント、気にしないでください(懇願)。

 ちなみに、コミックの本編の方に登場したハルクバスターには、表紙版のハルクバスターにない2本の突起物(センサー?)が背中から生えているのですが(このカットだと1本しか見えてないけど)。面白いことに、#12の表紙をデザインソースとしているマーベル・セレクト版や千値練のハルクバスターのフィギュアのいずれにも、この突起物を参考にしたとおぼしきユニットが背中から2本生えてるのよね。

 まあ、それはともかく、最終的にはトニーさんの捨て身のトンチでハルクバスターを含む5体のアーマーは倒されまして、めでたしめでたし、と(無理矢理に終わらす)。

※これもまあ、どういう手で勝ったか気になる場合は、現物見てね。


 っつーわけで、以上、ハルクバスター・アーマーの2回目の登場エピソードでした。世界平和を目指して作られた対ハルク用アーマーが、まあ、世界規模のテロに使われちゃったよ! とかいう感じで、相変わらずハルクをバストしてねぇな、ハルクバスターの癖に、な感じの、話でした。


 ちなみに、この話のラストで、トニーさんは、ケネディさんから「アーマーは、拳銃みたいなモンで、引き金を引いた人間が悪いんだからさ」とか慰められるのですが、それに対してトニーさんは「スーパーヒーローも、拳銃みたいなもんだよね」「拳銃の所持には、登録が必要だよね」とか、強引なことを言い出しまして。

 でー、続く『アイアンマン』#13-14(2006/12-2007/1)では、2006~2007年のクロスオーバー、『シビル・ウォー』とタイインして、トニーさんはスーパーヒーローの個人情報をアメリカ合衆国に登録させる「超人登録法」の推進者になるわけですな。

 個人的には、このラストで突然「ヒーローは登録しなきゃ!」とか言い出す強引な流れがね、「今回の一連の事件の責任逃れで突飛なことを言い出した」みたいに読めて、あんま好きじゃないんですが。

(っつーか、最後にブッチャケちゃうと、「エグゼキュート・プログラム」ってストーリーライン自体好きじゃないのよね。上記のような今後のイベント展開ありきのトニーのキャラクター描写とか、アイアンマンのオリジン絡みの設定が嫌な方に改定されてたりするとことか、全体的にご都合主義なとことか)。

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『アイアンマン』#13-14は、ヴィレッジブックスの『アイアンマン:シビル・ウォー』で読めますね。読めます(マーケット・プレイスの価格から目を逸らしつつ)。
  
  
 まあ、そんな感じで、書きたいこと書いたので、オワル。

<完>


▼しごくどうでもよい余談:

 上でリンク張った千値練版ハルクバスターがね、「頭部ハッチを開けると中にはブリーディング・アーマー(モデル38)の上半身が露出!」とかいうギミックがあるのですが。

 今回紹介したように、モデル32は本来はエクストリミス・アーマー(モデル30)の拡張装備として開発されたモンなんで、頭部ハッチを開けたら、中にはエクストリミス・アーマーが露出する、ってギミックの方が、相応しいと思うんですがね。個人的には。

 っつーか、トニーさんは、モデル32の直後に、更なる新型ハルクバスター・アーマー(モデル37)を開発してて、その後にブリーディング・アーマー(モデル38)を開発してたりするんで、モデル32の中にモデル38が入ってるってのは、開発系譜的にもなんか違和感あるのよね。

 細かいですか、すみません。
  
  

●ハルクバスター・アイアンマン初登場のハナシの巻。

2015.08.04 Tue

▼適当なる前書き:

 ブログの更新をサボってたら、憎き「上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています」の野郎が出現しやがったので、適当にでっち上げたエントリで茶を濁す意識低い系エントリ。

 まあタイトル通り、映画『アベンジャーズ2』に登場して話題を呼んだ「ハルクバスター・アイアンマン・アーマー」の、オリジナルの『アイアンマン』誌での初登場エピソードを紹介したく思うエントリ。

 っつーか、こないだのエントリで使った手法がとても手が抜けて楽だったので、同様の手法で楽にエントリをでっち上げる次第。


▼っつーワケで:

 いわゆる「ハルクバスター」と呼ばれるアイアンマン・アーマーの初出は、1990年代のアメリカン・コミックスがバブル景気に沸いていた当時の1994年に刊行された、『アイアンマン』#304(1994/5)の最終ページであります。

 で、そもそもこの#304は、『アイアンマン』#301(1994/2)から開始された「クラッシュ&バーン」ストーリーライン(全6話)の4話目でして。

 ででー、こンの「クラッシュ&バーン」というストーリーラインは、謎のハッカーによって、スターク・エンタープライゼス社(当時)のスキャンダルが流出してしまい、スタークさんはCEOとして事態の収拾に当たる一方、スターク社の社員の方々は事件の原因たるハッカーを見つけるのに奔走、とかいう感じでね。

 要は昨今流行の、大手企業のアレな感じの醜聞がネットで拡散して、SNSの意識高い消費者の方々大炎上、みてぇなソレね(20年前の話だけど)。

 ちなみにスターク・エンタープライゼスのスキャンダルといっても、実際にはそれらはスターク・エンタープライゼスがかつて買収した(※正確には買収し返した)スターン・インターナショナルが買収前に色々としでかしてたのが明るみにでただけで、スターク・エンタープライゼスはあんま悪くないのだ。

(※)買収し返した:スターン・インターナショナルは、そもそもトニーが経営していたスターク・インターナショナルをライバルのオバディア・スターンが買収し、改名した会社。


 んでもって、それらのスキャンダルが明るみに出た結果、「スキャンダルを引き起こしたスターク社をお天道様に代わって成敗してくれるわ」的に、ヒーローやビジランテたちがやって来やがりまして。

 例えば、殺人サイボーグが「すみません、実は私は悪の上司にサイボーグに改造された元プログラマーなのですが、上司が私の開発した技術を悪用した武器制御システムのライセンスをスターン社に降ろしていたので、関連するデータを消去しに参りました」とかいう感じでスターク本社が襲撃されたり、

 例えば、シンビオートと共生してるリーサル・プロテクターさんが「スタークはイノセントな人々を食い物にしてる極悪人と判断しましたのでブチ殺しに参りました」とかいって社長室にアポイントなしで乗り込んできたり、

 例えば、若手ヒーローたちが「スターク悪いぜー とりあえずスタークの作った汚職まみれのダム壊そうぜー 後のことは特に考えてないぜー とりあえず、スターク社に犯行予告を出して反省を促がすぜー」とかいって、わざわざアフリカに築かれてたダムをブチ壊しに行ったり、

 ……まあ、そんな感じに毎号押しかけてくるヒーローたちを、トニーさんがアイアンマンとして対処する、というのが物語の柱になります。


 んで本題ですが、その「クラッシュ&バーン」の第4話(#304)のラストで、ですな。「実はスターン・インターナショナルの工場で、ペンタゴンの要請によりガンマ爆弾が作られてた」とかいう事実が判明するですよ。

 でー、トニーさんてば「ガンマ爆弾がらみの話だと、多分、あの方が抗議に参られるでしょう」と、予測するわけです。

 しょうがねぇので、トニーさんはクダンの工場に赴きまして、準備をするわけです。

※ちなみにこの当時スタークが着用していたアーマー、アイアンマン・アーマー・モデル13(通称モジュラー・アーマー)は、アーマーの各所にアタッチメントが付いていて、様々な拡張モジュールを取り付けることができる、という特徴を持っております。



木箱で運んできた拡張モジュールをテキパキ装着するトニーさん。

 そこへやって来るのですよ。あの方ことハルクさんが。



ハルク「どなたかおられますか?」



アイアンマン「この施設に指一本でも触れたいのでしたら、まずは私を乗り越えて行きなさい」

 ……で、これがアイアンマン・アーマー・モデル14ことハルクバスター・アーマーの初登場シーンであります。通常のアーマーの上に外装をモリモリ着込む、というハルクバスターのコンセプトは、この時点で既に考えられておりました。

(※人間を踏襲した体型のアーマーに外装を足してもこんなプロポーションにはならないとかいう無粋なツッコミは無視します)

 ちなみに、本エピソードの時点では「あなた(ハルク)専用に製造されたアーマーです」的なセリフはあるものの、「ハルクバスター・アーマー」などという勇ましい名前は付けられておりませんが。

 多分、「ハルクバスター・アーマー」って名称は、その後1995年にトイビズの5インチの『アイアンマン』シリーズで、アクション・フィギュアが出たときに命名されたんじゃないかと、思います。

 閑話休題。


 っつー具合に、続く『アイアンマン』#305(1994/6)で、ハルクさんとアイアンマンは数ページに渡るブン殴り合いを繰り広げます。なぜならば、クロスオーバーなストーリーラインにおいて、ヒーロー同士がとりあえず最初はブン殴り合うのは「お約束」だからです。

 読者もそーいうの期待してコミックブックを買ってるので、その期待を裏切るわけにはいかぬのです(殴り合いの詳細については、現物を買ってください。ここにデロリと貼りまくるのもナンなので)。



殴り合いのさなか「常々思うのですが、その特製アーマーとアクション・フィギュアとでは、どちらを先にデザインしているのですか?」とかいう、禁断のツッコミを入れるハルクさん。

※ちなみにこの当時のハルクさんは、ハルクの肉体にブルース・バナーの人格を兼ね備えた、通称「マージ(融合)・ハルク」と呼ばれる状態にあるので、とても理知的です。


 そんなわけで、懸命にハルクをバストしようとするトニーさんですが、一方のハルクさんは、何故か本気を出さずに防戦一方です。


アイアンマン「(ハルクをブン殴りながら)そもそも、私は聞き分けの良い人間なのです。きちんと要望をお出しいただければ、そちらと協議の上で、この施設を取り壊す時期について話し合うこともできるのですよ?」

ハルク「(防戦しつつ)そうしましょう」



アイアンマン「だのに…(殴る)貴方は…(殴る)……失礼、今なんと?」

ハルク「そうしましょう、と申したのです。私はここへ戦争をしに来たのではありません。貴方と私双方に関連する問題に、筋道の通った解決を話し合うために来たのです」



アイアンマン「なぜ最初からそのように言わないのです?」

ハルク「そうしようとしたのですが、貴方は聞くよりも戦うことに夢中でしたので……」

アイアンマン(そうでした、最初からケンカ腰だったのは私の方でした……)

 ……などと、物凄く冷静なハルクさんに説かれたアイアンマンは、戦いを辞め、2人仲良く問題の工場を破壊します。



アイアンマン「あなたに大変申し訳ないことをしました。謝罪します」

ハルク「いいえ、あなたはあなた自身に申し訳なく思うべきです。貴方のそのアーマーは、貴方の猜疑心の大きさです。それを着たことで、貴方の視野は狭まり、別の解決策が見えなくなっていました」

 的に、アイアンマンの謝罪を流すと、ハルクさんはカッコよく立ち去るのでした。

 めでたしめでたし。


 以上、ハルクバスター・アーマーの初登場エピソードでした。対ハルク用に設計したアーマーが大登場だ! とかいう勇ましいイントロから、数ページの間ブン殴り合い(でもハルクさんは手を抜いてる)をしつつも、最終的に話し合いで決着するという、イカすオチが個人的に大好きです。ええ。

 っつーか、この「クラッシュ&バーン」ストーリーライン自体、毎号毎号スタークさんちに押しかけてくるヒーローたちと、お約束で数ページの間ブン殴り合いを繰り広げつつも、いずれも最終的には「理性的に対話して、とりあえず妥協点を見出す」という、非常に紳士的なオチになってるのよね。これが。


 例えば、先に述べた殺人サイボーグ(デスロックさん)との戦いも、相手側の「悪用された技術を処分しに来た」という事情が分かったら、

アイアンマン「左様な事情でしたか。では、端末を用意しますので、該当するファイルを消してください」

デスロック「ありがとうございます。あ、先程、あなた様のことを“スターク社のロナルド・マクドナルド”などと罵倒しまして申し訳ありませんでした」

アイアンマン「お気になさらず。よろしければ、あなたのその才能をスターク社で発揮しませんか?」

デスロック「考えておきます。それでは、スターク様によろしくお伝えください(握手)」

 ……とかいう感じで、スゲェ理性的に解決するしね。


 こう、この「とりあえず対話で決着」という点が、1990年代当時に流行した「ヒーローが毎号入れ替わりでゲスト出演して、主人公と不毛なブン殴り合いをする」系のクロスオーバーの中でも異彩を放ってて、20年経った今でも、オイラ個人の「1990年代のクロスオーバーの中で、割と好きな奴」のランキングベスト10の中に入ってる話なのよ。この「クラッシュ&バーン」てば。

 でも最終話が無駄にセリフが多いという致命的な欠点があるので、ベスト10でも9、10位くらいの位置づけなのですが(どうでもいい)。

(※)最終話が無駄にセリフが多い:トニーがタブレット型PC(20年前の話なのにね)に手描きで書いたメモの内容が丸々1ページデロリと載ってたり、挙句の果てには見開きページで「記者会見で話すトニー」の絵の左右に、このシーンでトニーが話してるスピーチ原稿が貼られてたりと、読む気がミルミル削がれる素敵な内容なのです。


▼余談:

 ちなみに、スタークさんちに押しかけるヒーローの中には、キャプテン・アメリカ(#302(1994/3)のラストで登場)もいるのですが、この人に至っては、ちゃんと事前にスターク・エンタープライゼスに連絡を入れて、11:00にアポイントを取った上で来社してて。

 もはや殴り合いすらせず、

スティーブ「トニー、困ってることがあれば手を貸すよ」

 とか、紳士的に提案する有り様ですよ。

 しかも、

トニー「最近は……私が事故で数週間ほど冷凍冬眠してた間に(『アイアンマン』#284~300 (1992/9-1994/1)での話)、世界の仕組みがまるきり変わったのではないかとすら思うんだよ」

スティーブ「ふむ……それがどんな気分かは、少しは解るつもりだよ」

2人「AHAHAHAHAHAHAHA」

 とかいう「冷凍睡眠あるある」で笑い合うし。

 おまけに、“急な仕事”が入ったんで、席を外さなきゃならないトニーが、お詫びにスティーブを夕食に誘って、「後で君のホテルに連絡入れるから」とかいうし。

 ……なにこの仲良しさん。


 ていうか、スティーブを見送りながら

(彼は私よりも年上なのに、時々とても少年的に過ぎるところを見せる……)

(そんな彼を騙すのは、まるで自分が世を拗ねた老人のように感じてくる……彼のためについた嘘だとしても……)

 とか独白するトニーがね、ちょう萌えます。萌え死にます。

※彼を騙す:先述した“急な仕事”というのはウソで、スターク社に抗議するヒーローらが現れてたのだけど、自分の問題にキャプテンを巻き込みたくないので、「ごめん、急な仕事が入って……」的なウソをついて彼を帰したのです。


 まあ、そんな感じで。

 言いたいことは言ったので、オワル。
  
  

●俺メモ:「某コミックスに出てくるエヴァンゲリオンっぽいロボ」についての覚書き。

2015.06.29 Mon

▼昔書きかけてたテキストと、用意してた画像を、適当に仕上げて貼り付けるエントリ:

 こう、ハードディスク整理してたら出てきた、昔の書きかけのテキストから、ブライアン・K.ヴォーンの『ミスティーク』vol.1に登場する「エヴァンゲリオンそっくりなセンチネル」の画像と、それについて説明したテキストを、なんの脈絡もなく貼り付けてみるエントリ。

 まあ、たまにはこういう日もある。


 ヴォーンの『ミスティーク』vol.1について説明するのは面倒くさい(というか、あの本について語ると悪口にしかならないので説明したくない)ので、このエントリでも読め。




 初登場時のセンチネルさん。どんだけデカイのよ、このセンチネル。

※イマサラですが、「センチネル」というのは、『X-MEN』に登場します、ミュータント・ハンター・ロボットの総称です。

※ちなみに、こいつが赤と金の塗装を施されているために、一部の方はこいつを「エヴァンゲリオンそっくりのアイアンマン」と勘違いしてたりします。勘弁してください。




 セカンド・アピアランス……だと思う(割とうろ覚え)。ちなみにこのセンチネルは、アメリカ人のトラスク博士が開発したセンチネルを参考に、ソビエト連邦が開発したセンチネルです。機体色が赤いのは、ソビエト製だからです。

 作中では、「冷戦末期、チェルノブイリ発電所の事故により、連邦内にミュータントが増加することを危惧したソビエト政府が、西側のセンチネルを参考に開発したもの」とかいう、無駄にリアルな設定が語られてます。

 でもって、このセンチネルは、ソビエト崩壊後に、キューバに売り飛ばされました。リアルですね(棒)。

 なお、オリジナルはハンマーと鎌が武器として付いてましたが(ソビエトですので)、それらはキューバ政府への納入後に取り外されたそうです。残念ですね(何が?)。




 物語のクライマックスで、キューバの首都、ハバナに棲むミュータントを殲滅するために出撃するセンチネル。巨体にもかかわらず、飛べるのです。ええ。

 ちなみに良く見ると両肩に星マークがついてます。ソビエト製ですからね。ええ。




 さっそうと飛ぶセンチネル。このままでは、センチネルのこうげきでハバナが火の海になってしまう! それをとめられるのはミスティークだけだ!! しかし、センチネルをとめるには、センチネルをうごかしている生体コンピューター(幼女)をころさなければならない! どうする? ミスティーク? ……とかいう、とてもチープな展開が待ち受けております。本当にこれ、ブライアン・K.ヴォーンが書いてるのかよ。

※ちなみに作中ではこのセンチネルは、サディスティックな読者が期待する様な「ハバナの街を火の海に変え、ミュータントを殺害しまくるセンチネル」的な活躍は一切しませんのでご安心ください。

※「ハバナめざして飛んでく」→「センチネルを操作するコンピューター(幼女)がアレされたので、出発した工場にまっすぐ帰還」→「爆発」と、「単なる出来のいい誘導ミサイル」程度の役割しか果たしておりません。その辺の肩透かしなガジェットも、この話が面白くない一因ですが。
  
  
 以上。

 最低限書くこと書いて、貼るもの張ったので、オワル。
  
  
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