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●続・アーカイヴスなハナシ。

2009.04.25 Sat

 っつーワケで、今日も「ここを単行本のレビューっぽいブログ」的にしようと試みてた頃に書いたテキスト再利用。

 第2弾にして既に最後のネタだったりする所にオレの飽きっぽさが見えますね。

 本当に、このブログを無軌道なゴッタ煮として走らせたのは正しい判断でした。
  
  
▼『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ・アーカイヴス』 Vol. 9:

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 DCコミックスのハードカバーのレーベル「アーカイヴス」より刊行されている『ジャスティスリーグ』全集。

 今のところ最新刊である所の第9巻(編註:このテキストは2006年3月以前に書かれたモンであるが、不幸なことに現在もこの第9巻が最新刊のままである<本当にDCはアーカイヴスを出さなくなったよな)からは、当時のDCの秘蔵っ子(っつーか、チャールトンから移籍してきた編集者ディック・ジョルダーノの秘蔵っ子)、デニス・オニールが『ジャスティスリーグ』誌の新ライターに就任している。

※パイロット版から一貫して『ジャスティスリーグ』のライティングを担当してきたガードナー・フォックスは、第8巻収録分まででライターを降板。

 オニール的には、この時期は、伝説の『グリーンランタン/グリーンアロー』を担当する直前で、なんとかDCで己の立ち位置を確保しようと気炎を吐いてた時期(だと思う)。それ故、本作のシナリオには、なんというか荒々しい勢いが横溢してて、実に面白い。

 デビューしたてのヒーローが、人気取りのために、偶然出会った善良な異星人を騙してジャスティスリーグと戦わせる話とか、自分探しの心のスキを突かれてリーグの壊滅に荷担しちゃうスナッパー・カー(ジャスティスリーグのマスコットの人ね)の話とか、フォックス期の王道なつくりとは違った、どこかにヒネリを入れたお話が面白い。

 中でも、従業員の誰もが、どんな製品を生み出してるか知らない癖に、公害は十人前にまき散らしてる化学工場の謎を探る話なんてのは、その後の『グリーンランタン』で扱う社会派ネタの片鱗も見える。

 ただし、「今時の若者」だの「公害」だのといった現代的なテーマを作品に取り込んだ反面、従来のジャスティスリーグが持っていた「おおらかなSF」成分は減少してまして、単に荒唐無稽なホラ話を「SFでしょ?」面してたりするのは、ガードナー・フォックスからの流れで読むと、ちょいと痛し痒しかな、と。

 こう、「人々のモラルを測定する機械が悪人に改良され、人々のモラルをコントロールする機械に!」とか、「人々の深層心理を読みとる機械が、謎の放射線の影響で深層心理を実体化させてしまった!」とかね。なんだろうこの、パルプSF臭さ。

 フォックスだったら、もう一歩、読者を納得させる(あるいはケムに巻く)理屈を説いて、その手のガジェットに説得力を与えるんだろなぁ、とか思いつつ。
 オニール的には、「そんな些末なディテールはどうでも良い」とばかりに話を進めてるので、コレはこういう作風として飲み込んぢまう方が、まぁベターでしょう。

 っつーか、この『ジャスティスリーグ』の後で、オニールが『グリーンランタン』を担当するんですが、その際、同誌をSFコミックから社会派な作風に大転換さしたのは、元々ジャーナリストだったオニールが、そういう物を書きたかったってのが、大きな動機だったんだろうけど、「SFを書けなかった」というのも根っこにはあったんじゃねぇか、と、この辺の作品を見てると思いますな。
  
  
っつーワケで、ジャスティスリーグ・アーカイヴス一覧。
今のトコ全9巻なので、丁度このサイズのボックスで全部紹介できるのぜ(苦笑)。


  
  
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●アーカイヴス、なハナシ。

2009.04.24 Fri

 昔書いたテキストを発掘したので、適当に載せてみよう、シリーズ。

 実はこのブログは、元々は「ブックレビューだけを載せてくブログ」な感じにする予定で、下記はそのパイロット版として書いてたものだったりする。
 何個か書きためてからブログとして始動しよう、とか考えてるうちに、原稿書くのに飽きて、ブログ自体も放置しててな。
 でー、その後、放置してたブログのアカウントを、旧アジトの日記ページ的なページとしてリサイクル、今に至る感じ。
 んむ、実にどうでも良い。
  
  
▼『バットマン・アーカイヴス』 vol. 1:
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 希少価値の高いゴールデン・エイジ、シルバー・エイジのコミックを中心に、ハードカバーの豪華愛蔵版として送り出している、DCコミックス社の「アーカイヴス」レーベル。
 その中でも、この『バットマン・アーカイヴス』第1巻は、レーベルの創設直後に出された1冊。確か、1990年に発行された第1弾『スーパーマン・アーカイヴス』に続いて、1991年に出された第2弾(のはず)。

 ちなみに、最初期のものであるが故に、「アーカイヴス」としてのフォーマットが固まっておらず(そもそも当時は続巻が出るかどうかも怪しかったのだろう)、現在のアーカイヴスのフォーマットを踏まえてみると色々といびつな所が見える。
 ていうかこの本、各話の作家名のクレジットが記載されていないのは、資料マニアとしては非常に遺憾である。
 現行のアーカイヴスのフォーマットでは、クレジットは目次にきっちりと記載されているのだが、この『バットマン・アーカイヴス』ときたら、そもそも目次自体がない。なんたることだ。

 その一方、ページ数に関するフォーマットも固まっていなかったおかげで、この『バットマン・アーカイヴス』第1巻は、実に300ページ強もの厚みがある(現行のアーカイブスは、各巻200ページ前後)。

 そんなわけで、手に持つとズシリと心地よい重みがする、この大冊には『デテクティブ・コミックス』第27~50号までの、実に2年分24話の「バットマン」のコミックスが収録されている。
 これら2年分のコミックスを通しで読んでいくと、バットマンというキャラクターが成立していく過程(バットマンの初登場→様々な路線の模索→ロビンの誕生→ダイナミック・デュオの定番化による路線の軟化)が俯瞰できてなかなか興味深い。

 毎回の連載が、10ページ前後なこともあり(※最初期は6ページ、その後人気の上昇に伴い、10ページ、12ページと増え、最終的に13ページに)、各話の展開は非常にスピーディで、しかし、クライマックスで意外な人物が犯人であったことが明かされたりと、探偵もののコミックとしても良くできている。
 この辺りは、ライターであるビル・フィンガーの非凡な才能を称えたい。

 ちなみに初期のバットマンのコミックでは、約半年の間(第29~34号)、フィンガーに代わってガードナー・フォックスが脚本を書いている。
 実はバッタラン&バットジャイロという現在にも継承されるガジェットは、この時期、フォックスのコミックにて登場したものである。またフォックスは、“ダークな探偵物語”であったフィンガー版バットマンに対し、通俗娯楽的な路線を打ち出した。
 自身の発明品で金持ちを殺し、大金をせしめようとするドクター・デス、古典的な吸血鬼ザ・モンク、あるいは巨大飛行船に搭載した殺人光線で世界征服を企むスカーレット・ホードといった、「キャラクター性を強く打ち出した悪人とバットマンとの対決」という図式は、その後フィンガーも取り入れ、バットマンの物語世界の柱となる。

 この辺の、あたりも踏まえつつ、2年分のバットマンの物語の変遷を確認してみるのも面白いだろう。


 追記:紹介しといてなんだけど、この『バットマン・アーカアイヴス』は、現在では絶版で入手難。そもそも最近のDCは「アーカイヴス」レーベルに消極的で、アーカイヴスの新刊の刊行や再版が、あんまり行われてなかったりするが。

 だもんで現在、最初期のバットマンのコミックを読むなら、この入手困難かつ値段の高い『アーカイズス』よりは、現在DCが力を入れてるソフトカバーのシリーズ『バットマン・クロニクルズ』を買うことを勧める。

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 こっちはちゃんと目次に各話のクレジットが載ってるので、資料マニアもニッコリ。

 頑張って、1950年代まで単行本の刊行を継続させて、デッドショットさんの初登場話を単行本化していただきたい……!
  
  

  
  

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●Googleブック検索が凄いね、な日々。

2009.04.23 Thu

▼Googleブック検索が凄かった、というハナシ:

「Googleブック検索がいろんな意味ですごい。」っつー記事を読んで、どれほど凄いのかを確かめに、Googleブック検索を試してみた。

 結論:凄かった。

 こう、なにげなしにコミックの資料本を出してる出版社の名前で検索かけるだけで、該当の会社の単行本がゾロゾロ出てくる&プレビューでガシガシ読めやがる。

・検索例:
・TwoMorrows Publishing
・Fantagraphics Books
・University Press of Mississippi(+Comics)

 凄ぇな、これ。特にトゥーモローは『ジャック・カービィ・コレクターズ』とか『モダン・マスターワークス』みてぇな半分画集っぽい奴すらも読めるのがイカス。

 でも、俺が前々から探してるジェラルド・ジョーンズの『コミックブック・ヒーローズ』1996年度版は見つからねぇ!(<知らん) ついでにいえば、ジェラルド・ジョーンズの名著『Men of Tomorrow: Geeks, Gangsters, and the Birth of the Comic Book』は登録されてるけど、プレビューが利用できん!(どうでもよい)

 あと、フレデリック・ワーサム博士で検索かけると、『The Brain as an Organ』なんかは読めるのに、肝心の『Seduction of the Innocent‎』と『The world of fanzines』が読めないとはなんたることか!


 ちなみにコミックの資料本なんかの場合は、書名で検索かけると、該当の本に加えて「その資料を引用してる書籍の参考資料一覧のページ」が異様に引っかかるので、こう、「あの資料について引用・言及してる資料」を見繕うのに便利かも、と思った。
  
  
 今後、どんな感じになるのかはわからんけど、今のウチに活用できるだけ活用したい、とか思った(あんまり使い道は思いつかないけど)。
  
  
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●プレビューズっぽい日々。

2009.04.22 Wed

▼最近のプレビューズ的な。

 DCの7月の新刊が発表されてるですね、と(先月と同じデダシ)。


『ファイナル・クライシス』アフターマスも完結してねぇのに『ブラッケスト・ナイト』が開始ですよ奥さん。それに合わせて『グリーンランタン』誌は、今月は第43、44号の2号発行。第44号はバリー・アレンがゲストね。

 そして『ブラッケスト・ナイト:テールズ・オブ・ザ・コーズ』ミニシリーズ全3号開始、っつーか週刊ペースで出るので今月で完結ですが。『ブラッケスト・ナイト』の外伝的な話で、各コーズの隊員が主役の短編集的なソレ。

 まぁ、買うんですが。全部。


 あと、『トリニティ』に続く週刊コミックシリーズ『ウェンズデー・コミックス』が開始。全12号。新聞マンガの「コミックスページ」を意識した14×20インチの版型で(ショップには半分に折られて14×10インチの大きさで並ぶの?)、それこそ新聞マンガ風にDCのマイナー/メジャーなヒーローのストリップが詰まった感じになる模様。

 こういう「短編をみんなに書かせようぜ!」企画の常として、執筆作家が無闇に豪華。ブライアン・アザレロ、ニール・ゲイマン、マイケル・オールレッド、ウォルター/サイモンソン、デイヴ・ギボンズ、カート・ビュシーク、カイル・ベイカー、アダム&ジョー・キューバート親子……ダン・ディディオも書くのか、おい。

 これ、多分、単行本は14×20インチで出るんだろうな……。

※念のため、1インチ=2.54cmな。


 あとレギュラー陣では、『ザ・ブレーブ&ザ・ボールド』第25号が、ブルービートルとハードウェア(マイルストーン・コミックス出身の人)という異色のチームアップ。一応、2人ともマイノリティでパワードスーツ系ヒーローという共通点はあるけど、まぁ噛み合わないだろうな。

『グリーンアロー&ブラックキャナリー』は、ビル・シンケヴィッチがインカーとして参加、グリーンアロー側のインクをビル・シンケヴィッチが、ブラックキャナリー側のインクをジョセフ・ルービンステイン(これまでの同誌のインカーの人ね)が担当するという、実験的な試みが。ちなみにペンシラーはどっちのパートもマイク・ノートンが担当。他人のペンシルだろうが自分の絵にしちゃうシンケヴィッチ先生のインクと、堅実なルービンステインの共演って、どうなるんだコレ。

『タイタンズ』第15号でテンペストが帰還。ていうか『ブラッケスト・ナイト』とのクロスオーバーの前振りらしい。

 あと、前々から予告されてたジェームス・ロビンソンによるミニシリーズ(全6話)、『ジャスティスリーグ:クライ・フォー・ジャスティス』が登場。
 ……正直、最近の『ジャスティスリーグ』オンゴーイングシリーズが、泣きたくなるほどアレな感じなので、ミニシリーズじゃなくレギュラーシリーズになってくれねぇかなぁ、とか思いつつ。
 このリーグのメンバーは、グリーンランタン、グリーンアロー、スーパーガール、アトム(レイ・パルマーだろね)、シャザム、スターマン(3代目のマイカル・トーマス)、それにコンゴリラ……だと?
 ていうか、カバーにシャザム(ビリー?)がいなくて、かわりにバットウーマンがいるのですが、どういうことですか、これは(第1号が出たら、シレッとカバーのバットウーマンがシャザムに描き替わってたりしたらヤダなぁ)。
 とりあえず、メインヴィランがプロメテウスで、ライターがロビンソンと言うことは、多分、第1号でまたマイナーなヒーローが1、2人死ぬんじゃね? とか思ってみる(ヲイ)。


『ショーケース・プレゼンツ』レーベルの今月の注目はなんといっても『エクリプソ』。『ハウス・オブ・シークレッツ』での初登場(第61号)から連載終了(第80号)までの1960年代のエクリプソのコミックを網羅と、実に手堅くまとまってます。
 ……ていうか、『ショーケース・プレゼンツ』の単行本って、今まで500ページ前後で16ドル99セントくらいだったはずですが、この『エクリプソ』、296ページ、9ドル99セントと、大幅にフォーマットが変わってるのですが。
 どうも、同月に出る『フラッシュ』のTPBは500ページ弱、16ドル99セントなので、『エクリプソ』だけが例外みたい。『エクリプソ』で500ページじゃ、持て余すのでコンパクトにまとめたってことかな。
 ……てか、個人的にはあと160ページぐらい足して、『アドベンチャー・コミックス』連載分と、『ジャスティスリーグ』『メタルメン』『グリーンランタン』あたりのゲスト出演分も足して、プレ・クライシスのエクリプソの登場するコミックを完全網羅して欲しいんですが……。
 ていうか、『アドベンチャー・コミックス』連載分なんて、たった2話(計12ページ)しかないんだから、せめてコレは収録しろよ!


 あとは、『シークレット・シックス』オンゴーイング・シリーズの第1巻が出るのぜ。

ストーリーとしては、
「リーダーであるスキャンダルさんが恋人を失ったために(『バーズ・オブ・プレイ』第109号参照)、なんかグダグダになる我らが悪人チーム、シークレット・シックス。
 とりあえず、リハビリ的に仕事しようぜ、とかいう感じで仕事を受けるてみる一同。任務はアルカトラス刑務所からとある囚人(バットマン系のマイナーなキャラだよ!)を脱獄させ、ゴッサムに運ぶというもの。
 色々あって(チームメイトが1人死亡、1人脱退)、シークレット・フォーになっちゃってる彼らは、2人の新メンバー(うち1人はバットマンの有名なヴィランだよ!)を加えつつ、この任務に挑む。
 が、ターゲットの囚人の持ってたとある品物(凄いアイテムなんだぜ!)の、元々の持ち主だったギャングのボス・ジュニア(正体は謎だ!)が3流ヴィラン軍団を100人バカシ雇ってシークレット・シックスに差し向けたモンだからあら大変。しかも、「品物」の正体が判明したことで、シークレット・シックスも内部分裂の危機を迎えてしまう……」
 とかなんとか。

 新メンバーのキャラ立ての巧さとか、とてもグダグダな3流ヴィラン軍団とか、ヒネリのある「品物」の正体とか、“自殺願望のあるツンデレ”というデッドショットさんの萌えっプリとか、色々と面白ぇので、今月のオススメに推してみる。
  
Secret Six: Unhinged
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 ラスト、3流ヴィランが山ほど登場してグダグダなバトルに流れ込むトコで、戦闘シーンの描かれ方があんまりグダグダ感とか絶望感とかの、盛り上がるようなナニカに欠けてて、なんか静的なのはちょっとどうかと思った(黒幕ともう1人の黒幕が対面するトコとか、もっと背景でドンパチングしてて欲しいねん)。アーティストの人はも少し頑張れ、とか偉そうに書いてみる。
  
  
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タグ:プレビューズ

●「じゃ、相撲で決着をつけよう」な日々。

2009.04.21 Tue

▼どうでも良いスキャン:

 実家に帰った時、なんとなく持って帰ってきた某TPBを、なんとなく読んだ。

 これが、こう、ドラッグをテーマにした話で、前半は割とシリアスだったのに、最終話でキングピン―レッドスカル間の膠着状態に陥ったギャングウォーにケリをつけるため、「両方のトップがタイマンして、負けた方が男らしく引き下がる」という番長マンガの様な展開になってアゴを外す。

 そして延々約5ページも繰り広げられる、いい年をした半裸のオッサン同士の(レッドスカルなんて60歳は優に越してるぜ!)肉弾バトル。

レッドスカルの派手な跳び技を悠然と受け止め、
実戦的な掌打でカウンターを取るキングピンさんマジパネェ


 ……レッドスカルは黒ビキニ派、キングピンはトランクス派というのは、キャラクターにマッチしてるなぁ、と思いました(どうでもよい)。

 ていうか、キャプテン・アメリカと同等の身体能力を持つはずの当時のレッドスカルを圧倒するキングピン凄ぇ(劇中のセリフによれば、スカルは直前に死にかけてたのから回復しきってなかったらしいけど)。
  
  
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●X-メンマンガ、な日々。

2009.04.19 Sun

▼『ウルヴァリン:プロディガル・サン』

Wolverine 1: Prodigal Son
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 X-メンのキャラクターを使って、マンガっぽい感じで描いてみよう、な感じのマーヴル×デル・レイ共同企画のソレの第1弾が、まぁ、ようやく出たのぜ。

 タイトルの「Prodigal Son」は「放蕩息子」のこと。

 コミックファンにとっては、「ディック・グレイソンが一時ブルースに代わってバットマンになるけどトゥーフェイスへのトラウマが再燃してどうしよう」なストーリーのタイトルが「Prodigal」だったことでおなじみの単語ですね。<おなじんでねぇ。

 この本の企画発表から発売までの期間に、OELマンガ市場が割とこう、冷え気味になってったのは、ヒーローものコミックしか読まねぇオレにすら感じられることですが。
 このマーヴル×デル・レイの路線は今後も続いていくのでしょうか、それとも来期に入ったらシレッと忘れ去られてたりするのでしょうか、などと、聞いた風な口をききつつ。

 ストーリーとしては「カナダの森林にあるドージョーで、ブジュツの鍛錬に励むローガンくん。卒業試験を間近に控える彼だけど、最近、超回復能力に目覚めちゃって、自分が他人とは違うことでお悩み中。師匠のセンセイ・エリオットや、その娘のタマラちゃん、気の良いデブチン・ジャック、何かと反目し合うライバルのヴィンセントらと、和気藹々のドージョーライフを繰り広げてるのさ!(ウソ)」
 とかいう出だし。

 ローガンくんは、数年前にドージョーの玄関に行き倒れてて、その側にウルヴァリン(クズリ)が佇んでいたことから、ウルヴァリンの渾名で呼ばれてて、でもって行き倒れる前の記憶はナシ、という感じなオリジン。

 やがてローガンは、困難な修行を達成したご褒美でセンセイ・エリオットと共にニューヨークへ。しかし、そこにて謎の女性レディ・サイレンスと出会ったことで、ウルヴァリンの人生は大きく転回していく。そして、ローガン不在のドージョーにも、魔の手が迫っていた……! とかいう具合なお話。


 こう、一般向けの感想としては、

・作画は、とても丁寧です。アナトミーの基礎を学んだ上で、マンガ的なキャラクターの描き方を足している感じで、日本の読者も、スンナリと読むことができるのではないでしょうか。特に、主人公であるローガンさんが、色気のある描線で描かれているのが良いですね(23ページの脇の下とかエロイよね<よねって言うな)。

・絵柄的に「マンガ」なだけでなく、コマ運びや集中線、背景による人物の感情表現(ドンヨリした時に背景にカケアミがかかったり、驚いた時に背景に稲妻が走ったりするソレな)など、技法としての「マンガ」を良く学んでいるなと、思います。物語的に大事なブジュツのシーンも、躍動感たっぷりに描かれています。

・物語も、ウルヴァリンというキャラクターを、少年マンガ的なフォーマットに手堅く落とし込んでいます。「大人になる過程でミュータントパワーに目覚めて、戸惑う主人公」という図式は、普遍的なものですが、それだけに感情移入しやすいですね。
 個人的には、この手の話にはつきものの「オリエンタリズム/ゼン/ブシドー/サトリ」的なソレが、あまり説教臭くなく、しかしローガンの今後の成長に不可欠な要素として提示されていたのが良かったです。

・サクッと読める、クセのない1冊、といった感じで、マーヴル、デルの2大出版社が共同で送り出すプロジェクトの1番手に相応しい手堅い作品ですね。現状のOELマンガのスタンダードを確認するのにも最適な1冊だと思いました。

 とかなんとか。
  
  
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タグ:アメリカのマンガ 今日読んだアメコミ

●しごく、どうでも良き日常。

2009.04.14 Tue

▼映画「ブレードランナー」のブラスターガンが競売に、予定落札価格は1000万円超!

 できることなら、「死蔵」するタイプのコレクターでなく、プロップレプリカとかを造ってる会社とかに落札されて頂きたく思う。

 ていうか、フォレスト・J.アッカーマンが死んでいたこと(昨年末らしい)をこの記事で知って愕然とした。


▼非常にどうでも良いつぶやき

 こう、マーヴル・スタジオの映画にカメオ出演してるスタン・リーは実は同一人物だったらと、仮定してみる。

 実は、『ハルク』でスタンがジュースを飲んで倒れたのが壮大な伏線で、将来的に『アベンジャーズ』のラスボスが「ガンマ線で大変なことになったスタン・リー ヒムセルフ」になるのだよ! とかいうのはどうか。

 どうか、じゃねぇ。


▼最近のガーバー

 ちょっと前に出た『バックイッシュー!』誌の第31号が、スティーブ・ガーバー特集でな。

 こう、『バックイシュー!』とか『アルター・エゴ』みてぇな雑誌の特集って、大概、巻頭30ページ程度で、後はまぁ、その時その時でライターらが書きたいことを(まぁ、多少は特集に絡めつつ)書く、ってなスタンスなんですガー。
 今回の特集ときたら、お便りコーナーや広告以外、ほぼ全てスティーブ・ガーバー絡みの記事で、「おまえら、ドンだけガーバー好きやねん」と、水平ツッコミ入れてみる。

 内容は。
「ハワード・ザ・ダックの歴史」
「アーティストが明かす『ハワード・ザ・ダック』創刊号秘話」
「ジーン・コーラン&ヴァル・メイエリック、ガーバーを語る」
「ガーバーの怪奇キャラクター」
「ガーバーの生んだマーヴル・キャラクター紹介」
「回顧:オメガ・ジ・アンノウン」
「ガーバー関連作品ギャラリー」
「ガーバー、『クレイジー』を担当す」
「ガーバーが(ちょっとだけ)手掛けた『メタルメン』について」
「ガーバーが(ホンの少しだけ)担当した『ミスター・ミラクル』について」
「ガーバーインタビュー(2006年)」
「小特集:サンダー・ザ・バーバリアン(※ガーバーが脚本を書いたカートゥーン)」
「回顧:スラッジ(※ガーバーが創造したマリブ・コミックスのマイナーなキャラクター)」
「『ネヴァダ』&『ハードタイム』(※ガーバーが晩年にDCで書いた2シリーズ)」
「2008年のニューヨーク・コミコンで開催されたガーバー・メモリアルのレポート」
「業界人からのガーバーへの弔辞」

 ……うむ、実に盛り沢山。

 まぁ、俺は今現在ガーバーさんについては興味を持ってないのですが、将来的に興味を抱いたら読む本がある、というのは心強いぜ、と思った。<などと言いつつ読まずにしまい込んだ資料がどれだけあると思ってんだ、お前は。


▼最近のティーン 
  
 最近出た『バックイッシュー!』誌の第33号が、ティーンヒーロー特集でな(デジャビュ)。

 これがまた、オレのツボを突くような記事ばっかで、非常に感激。

 俺的にお気に入りの記事は、
「ウルフマン担当期のティーン・タイタンズ通史(第1シリーズ末期~1994年頃まで)」
「インタビュー:マイケル・グレイ(ドラマ版『シャザム!』のビリー役の子役)」
「パワーガール」
「キティ・プライド」
「ノヴァ」
「ファイヤースター」
「インタビュー:ファビアン・ニシーザ&マーク・バーグレー(この面子でインタビュー内容が『ニュー・ウォリアーズ』だと解ったあなたに幸あれ)」
 とか言ったあたり。

 特に『ノヴァ』の記事が、
・ノヴァは元々ウルフマンが同人誌『スーパー・アドベンチャーズ』に登場させた「ブラックノヴァ」というヒーローが原型
・ブラックノヴァのコスチュームデザインはレン・ウィーン。全体のフォルムはノヴァと同じ(胸のスターボルトが5つだったり、ベルトのバックルにもスターボルトの意匠があったりするのが主な差異)。
・ブラックノヴァの「上唇から下が見える」ヘルメットのデザインはウルフマン。ドクター・ストレンジのマイナーなヴィラン、「ティボロ<Tiboro>」のヘルメットにヒントを得たらしい。
・『ザ・マン・コールド・ノヴァ』の創刊にあたり、ブラックノヴァのデザインをノヴァにアップデートしたのは、当時マーヴルの社内デザイナーだったジョン・ロミータ(シニア)。
・でもって、このタイトル『ザ・マン・コールド・ノヴァ』を考えたのはスタン・リー。
・ノヴァが飛ぶ時、彗星のような尾を引くのは『マイティ・マウス』にヒントを得て、ウルフマンが思いついた。
 等々の始めて知る事実がつるべ打ちで非常にオモチロかった。

 ていうか、次号の特集は「アダム・ウォーロック」、小特集で「ジム・シューター、ニュー・ユニバースを語る」「ディック・ジョルダーノ、クライシスを懐古」って、買うしかねぇじゃねぇか! 
  
  
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