Home>2009年05月  TotalPages1

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

●プレビューズっぽい日々@8月

2009.05.20 Wed

▼最近のプレビューズ的な:

 DCの8月の新刊が発表されてるですね、と(面倒くさいので今月もこの一文で始める)。


 今月の最も大事なソレは、DCダイレクトの「JUSTICE SOCIETY OF AMERICA SERIES 2」アクション・フィギュアですね(断言)。

 スターガールこと、コートニー・ウィットモアさんが遂に原作コミック準拠でアクション・フィギュア化ですよ、アナタ。

 肌色が成型色でなく塗りなのがちと残念ですが、とりあえず造形的にはOK。

 とりあえず2個買って、半年後にアメトイ屋の店先で投げ売りされてるのを見かけたら、あるだけ買うナリ。そして、DCダイレクトのビリー・バットソンやキャプテン・マーヴェルのフィギュアと並べたりするのさ(※俺はアル&コートニー派ではなくビリー&コートニー派やねん)

 ていうか、サイクロンさんのデキも良いなぁ。肩とか太股とか、無駄にエロくてよろしい。


 コミックスの方の今月の目玉、的なソレは、なんや余所の会社から来たJ.M.ストラジンスキーとかいう人をライターに迎えて展開する「レッドサークル」イベントでしょうか(ナゲヤリ)。

 ちょっと前のエントリでも触れたザ・シールドを筆頭とするアーチー・コミックスの古典的なヒーローを現代的にリメイクするとかいう企画で、「ザ・ハングマン」「インフェルノ」「ザ・ウェブ」「ザ・シールド」の4誌が刊行(ワンショット、だよね?)。

 ちなみにイベント名の「レッドサークル」ってのは、アーチー・コミックスが、ヒーローものコミックや怪奇コミックを送り出すレーベル、「レッド・サークル・コミックス」にちなむ。

 なんや、旧来のキャラが再登場するんじゃなく、ストラジンスキーの思うままにリメイクするっぽいのに興味を惹かれないのと、他のタイトル買ってたらこっちを買う余裕がないので、俺個人はスコット・マクダニエルが描いてる「ザ・シールド」だけを買う予定。
  
  
 DCユニバースの方は、今月もブラッケスト・ナイト祭。

『ブラッケスト・ナイト:バットマン』『ブラッケスト・ナイト:スーパーマン』『ブラッケスト・ナイト:タイタンズ』の3本のタイ・インのワンショットが出たり。本編の展開をツブして、無理くりタイ・インするより、こういうワンショットでフォローする方が、個人的には好きかな。
 ……まぁ、その分、出費がかさむのですが(今月の裏テーマは「コミックスを沢山買うと、何故かお金が減る」です)

※5/22追記:ワンショットじゃなくって、全3話のミニシリーズだった。うへぇ、来月以降も買わなアカンのか。

 個人的には『~:タイタンズ』の方で、長年の「初代テラと2代目テラは同一人物なのか?」問題にケリが付いてくれると嬉しいのですが。……まあ、9割9分スルーされそうでしょうな。

※追記:スルーされました。


 ほんでもって、『ファイナル・クライシス:リージョン・オブ・3ワールズ』の完結が延々と長引いてたせいで創刊が遅れてた『アドベンチャー・コミックス』がようやく創刊。

 豆知識:『アドベンチャー・コミックス』はDCコミックスが(つか、その前身のナショナル・アライド・パブリケーションズが)、『ニュー・ファン・コミックス』(後に『モア・ファン・コミックス』に改題)に続いて、2番目に出したコミックブックのシリーズで、まあ、由緒正しい誌名。
 ちなみに創刊時は『ニュー・コミックス』の誌名だったが、その後『ニュー・アドベンチャー・コミックス』→『アドベンチャー・コミックス』と2度改称。
 ちなみに(2)、創刊当時は「リプリントではなく、完全新作のコミックを掲載している」ということが、コミックブックのウリになる時代だったので、誌名に「ニュー」が付いてた。

 でー、まぁ『アドベンチャー・コミックス』ってのは、かつてはスーパーボーイとリージョン・オブ・スーパーヒーローズがホームグラウンドとしていた雑誌でして、その辺の伝統を受け継いで、この新オンゴーイングシリーズでも、スーパーボーイと、リージョン・オブ・スーパーヒーローズが活躍する雑誌になる、と。

 とりあえず、ライターがジェフ・ジョーンズで、将来的には「レックス・ルーサー、ブレイニアック、ウルトラー:マルチエイリアン、ワンダーガール、ブラックランタン、アレクサンダー・ルーサーその他の、おなじみの顔が登場するよ!」とか喧伝してるので定期購読します。


 そんな具合にスーパーボーイ&リージョンやニュー・クリプトン絡みで大規模な世界観の改変が行われているスーパーマン関連タイトルを整理すべく、『スーパーマン:シークレット・ファイルス2009』も刊行。

 一方、スーパーマン関連タイトル4誌(『アクション・コミックス』『スーパーマン』『スーパーガール』『ワールド・オブ・ニュー・クリプトン』)ではクロスオーバー「コードネーム:パトリオット」を展開。また今月も4誌買わざるを得ない展開に持ってきやがってくれます。いや、普通に4誌定期購読してるんで、私は一向にかまいませんが。

 てか、「DCユニバース+グリーンランタン関連タイトル」「バットマン関連タイトル」「スーパーマン関連タイトル」と、3つのブロックで平行してクロスオーバーを繰り広げてる今の展開は、クロスオーバーしてる本はとりあえず抑えときたい、俺のような「イベント好き」のギークにとっては、割合お財布に優しくなかったりしますな。
 ……とりあえず、レッドサークルに加えて、バットマン関連タイトルも切るか……。


 レギュラータイトルは、まぁいつも通りっぽいので(良い意味で安定してる感があるが、どうか)特に触れず。『JSA』でドクター・フェイトの帰還とかはちょっと気になるかな。

 あと、新創刊のオンゴーイング・シリーズが2誌。

 うち1つ、『バットガール』の新シリーズは、予告テキスト読む限りじゃ、カサンドラじゃない可能性もあるのかね。……まあ、カサンドラさんはここ数年でグダグダになってるんで、むしろ、全くの新キャラクターが新バットガールになるのもアリかもしれん(でもそんなネタだったらミニシリーズで充分な気もするけど)。

 新創刊もう1誌は、キース・ギフェンをライターに迎えて、『ドゥーム・パトロール』新オンゴーイングシリーズ。
 個人的には、むしろバックアップにギフェン&デマティス&マグワイアの『JLI』トリオによる『メタルメン』が連載されるというトコに惹かれてますが。
 ……ていうか、近年はオンゴーイングシリーズを出しては年内に打ち切られる人と化してるキース・ギフェン大先生にドゥーム・パトロールの新生を任せて大丈夫なのか。
 ジョン・バーン版の二の舞になりはしないか。


 小ネタだけど、『ザ・フラッシュ:リバース』第5号のカバーが、『ザ・フラッシュ』第123号のダークなパロディになってて、ちょいと苦笑い。
 手前の人が鉄骨に潰されてんのはどうかと思うよ。

 以上、今月もトリトメなく。
  
  
関連記事
スポンサーサイト

タグ:プレビューズ 豆知識

●ポーラボーラ、な日々。

2009.05.19 Tue

▼今日読んだアメコミ:

・『ファイナル・クライシス:リージョン・オブ・3ワールズ』第4号

 あの人が生き返ったり、あの人が生きてたりと、まぁそっち方面の話題で割と注目されてる本シリーズですが。

 今号読んでて、ポーラーボーイの生き様に涙を流した。カッコいいよポーラーボーイ ポーラーボーイカッコいいよ。

 そんな感じの衝動に突き動かされるままに、エントリを書いてみる、とかいう感じなソレ。


 以下ネタバレ含むんで、「続きを読む」で。
  
  
関連記事

タグ:今日読んだアメコミ

●面白いけど人には勧めづらい本、とか。その2

2009.05.18 Mon

▼っつーワケでようやく本題:

 っつーわけで仕切り直し。

 そんな訳で、謎の男ハートフル軍曹によって、謎の手品師・村岡が射殺された、という話の続きですが(続きません)。


 でー、まあ、「その1」に貼り付けたテキストの裏なんかを取る上で、ゴールデンエイジ期の資料を色々と漁ったり、英語版wikipediaを読んだりして、俺的に微妙にゴールデンエイジ・ブームが再燃してたりしたですよ。

 したら、先日Amazonから、『Supermen!: the First Wave of Comic Book Heroes 1936-1941』とかいう本が届いてな(てか、結構前に予約注文した後、微妙に発売日が延びたりしててすっかり忘れてたのですが)。
  
  
Supermen!: the First Wave of Comic-book Heroes 1939-1941
Supermen!: The First Wave of Comic-book Heroes 1939-1941Greg Sadowski

Fantagraphics Books 2009-04-20
売り上げランキング : 55086


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

  
  
 でー、この本がな。まあタイトル通り、コミックブックの最初期に登場したコスチューム・ヒーロー20人のコミックを再録してるって本で。丁度俺のブームに合致した感じで、非常に渡りに船で面白かったぜ、と(ようやく本題らしくなってきましたね)。


 で、この20本の作品のチョイスがね、良いのですよ。なんというか、選者の明確な意志というものが感じられる。

 ゴールデンエイジのヒーローといえば、ナショナルのスーパーマン&バットマン、オールアメリカンのフラッシュやグリーンランタン、MLJのザ・シールド、フォックスのブルービートル等々の有名所のヒーローが思い出されますが、それらのヒーローはあえて収録していないのが、まずポイント高し。
(てか、この本はパブリック・ドメイン化した作品を収録してるんですがー。現在も露出してる有名ヒーローだと、パブリック・ドメインになってても、版権元に許諾を取る必要があったりするだろうから、その辺の事情で収録してないのかしら、とか推測してみる<確証ないので注意な)

 代わりに、前回のエントリで紹介したザ・クロックとか、ザ・コメットあたりの、まあ割合マイナーだけど、コミック史的に意義のあるヒーローの登場する作品をフォローしてるので、こう、これまで文字情報だけで知ってたヒーローの活躍をきちんとマルっと読めるのはいいなぁ、と。
 ていうか、“アメリカン・コミックス初のマスクを着けたヒーロー”ことザ・クロックですが、俺の頭の中では、いわゆるドミノマスク的なソレをつけてるモンだと思ってたですがね。これが、実際には、さながら浅草ノリを顔面に貼り付けたような、現在の目からすると洗練されてない(けどインパクトの強い)顔をしてて、やはりこういうモンはきちんと実物を確認しなければアカンなと、思った。

Clock01
Google画像検索で適当に拾ってきたザ・クロックさんの画像。
ワイルドキャッツのグリフターみたいに、幅広の布をマスクにしてる、ということなのかしら。


 あと、この本に収録されてるザ・コメットの話が、「コメットがギャングに催眠術で操られ、銀行強盗&警察官殺害しまくり→もの凄い偶然で犯人がコメットに殺されて催眠術解除→コメットは重犯罪者として指名手配」とかいう救いのなさで。能天気な外観に見合わず、恐ろしくダークな話を展開してやがったのだなぁと感心してみる(作者は「プラスチックマン」のジャック・コール)。

 加えて、シーゲル&シャスター、ビル・エベレット、カービィ&サイモン、ウィル・アイズナー、ジャック・コール、ガードナー・フォックスといった当時の人気作家の作品も収録されているですが、これが大手出版社の割合メジャーなヒーローでなく、小規模な出版社に変名で描いてたマイナーな作品をチョイスしてるあたりが、「解ってる」感じですね。

 個人的に嬉しかったのが、ジャック・コールの初期作品「ザ・クロー対デアデビル」が丸々収録されてるトコね。こいつはジャック・コールの伝記とかで、必ず紹介されてる有名な作品なんですが、大概、1ページ目のスプラッシュ・ページが紹介されてる程度で、実際にどんな話なのかは解らなかったんですが。今回初めて通して読めましたよ。
 ザ・クローさんてば、キングコングほどもある巨大な体躯で中国人を沢山奴隷にしてる「バーバリアンな黄禍系ヴィラン」のくせに、ジェットモグラみたいなマシーンで中国からアメリカまで穴を掘って攻め込むわ、巨大なジェネレーターで地震を起こすわの大活躍ブリで、実に俺好みのヴィランでした。大変面白いので、皆も機会があれば読むよろしね。

 更に、この当時のシーゲル&シャスターの作品でも、マイナー&いわくアリな「ドクター・ミスティック:オカルト・デテクティブ」を収録してるのが素敵です。
 ……いやね、シーゲル&シャスターは、「スーパーマン」でブレイクする以前に、『モア・ファン・コミックス』誌で「ドクター・オカルト:ミスティック・デテクティブ」って作品を連載してたですが、この「ドクター・オカルト」、1回だけDCじゃない出版社から、タイトルを変えて出ててね。それが上記の「ドクター・ミスティック」なんですが。
 しかもこのドクター・ミスティック、別にドクター・オカルトのリメイクじゃなく、既に完成してたドクター・オカルトの原稿をタイトルだけ変えて出してるんで、普通にドクター・オカルトから話が続いてるという、いい加減さでね。実に味わい深い。

 あと、ヴィンセント・スリヴァンがDCから移籍したマクナウト・ニュースペーパー・シンジケートで手がけた『ビッグショット・コミックス』のヒーロー、マーヴェロ:モナーク・オブ・マジシャンズ(スリヴァンの縁でガードナー・フォックスがライティングしてる)とかね、「ああ、この手の割と“流行りに乗っかってみました”系の作品を作ってたのね」とか、感想を抱いてみたり。


 その他、作者の名前は知られてないけど、どこか光る所のある佳作を収録してたりとか。コミックの他にはカバーとか広告なんかも収録してて、そいつら読むのも楽しいな、と。


 結論としては、個人的には、もう大満足な本。

 けど、あんまり人には勧めづらい本かなぁ、と。

 こう、たまたま俺は、この辺のゴールデン・エイジのコミックに対して、ある程度能動的に興味を持ってたから楽しめたけど、その他の人がどういう動機でこの本を読むのか、ちょっと想像できんな、と。

 コミックの再録が主眼な本で、もう、使えるページは全部コミックの再録に費やしてて、解説は巻末にサラリと載ってる程度なので(要点が簡潔にまとめてあって、いいテキストですが)、これ1冊で完結してる資料というよりは、他の資料読んでから参考にする副読本的な位置づけだよなぁ、とか思ったりもするし。

 まあなんだ、「たけうちの野郎は、なんか『誰に勧めたらいいかわからん』とか言ってたけど、俺個人は惹かれるものがあったので買ってみるよ」とか感想抱いた人にオススメ(<それはオススメと言えるのか)。

 以上。

 この本、ヨソのアメコミ系ブログでも紹介してたけど、アチラの方はどのあたりに興味を持って購入/紹介したのかしら、とか、書かなくて良いことを書きつつオワル。
  
  
関連記事

タグ:資料本 今日読んだアメコミ

●面白いけど人には勧めづらい本、とか。その1

2009.05.15 Fri

▼前書き、っぽいナニカ:

 こう、メモリーカード内のフォルダを整理してたら、またぞろ「昔書きかけて忘れかけてたテキスト」を発掘。

 今回のは「はじめてのXX」とかいう課題が付いてて、まあ、ゴールデンエイジあたりのアメリカン・コミックスの「はじめて」についてのトリビアルなソレ。

 こう、適当に手を入れて仕上げようとしたんだけど、このトリビアの引用元を忘れてる上に、「現在の定説でこれらの“はじめて”は覆っているのではないか?」という疑念がフツフツと沸いてきて、手が止まる。

 とりあえず、信頼性の高そうなモンだけ貼り付けてみる。


・史上初の“アメリカン・コミックス”は、1842年にニューヨークの地方紙「ブラザー・ジョナサン<Brother Jonathan>」の9月14日号の付録として付けられた、ロドルフ・テプフェール<Rodolphe Töpffer>作の『オバディア・オールドバック氏の冒険<the Adventures of Mr. Obadiah Oldbuck>』英語版。版型は8インチ半×11インチで、針金綴じ40ページ。
「ブラザー・ジョナサン」のパブリッシャーにして、19世紀初頭の著名な小説家であったジョン・ニール<John Neal>は、この作品が国際的に通用する新たな言語であると、高く評価していたとか。
※これが一番「もっともらしいけど怪しい」ネタではある。

・“愛国的な”コスチュームをまとった史上初のスーパーヒーローは、キャプテン・アメリカ……ではなく、MLJコミックス社の『ペップ・コミックス<Pep Comics>』創刊号に登場したザ・シールド<the Shield>[1940/1]。ちなみに2番目はその翌月くらいにフォックス・コミックス<Fox Comics>の『サイエンス・コミックス<Science Comics>』 創刊号に登場したザ・イーグル<the Eagle>。

・キャプテン・アメリカの初登場はザ・シールドに遅れること約1年、1940年12月20日に創刊された『キャプテン・アメリカ・コミックス<Captain America Comics>』[1941/3]。で、その同月にクオリティ・コミックス社<Quality Comics>から出た『フューチャー・コミックス<Feature Comics>』第42号[1941/3]には、既に初の女性の愛国的ヒーロー、USA:ザ・スピリット・オブ・オールド・グローリー<USA, the Spirit of Old Glory>が登場している(ちなみにワンダーウーマンの初出は半年以上後の『オールスター・コミックス<All Star Comics>』第8号[1941/12])。

・スーパーヒーローもののコミックで、初めて死亡したヒーローはザ・コメット<the Comet>。彼はその名の通りに彗星のように空を飛び(設定上は薬品の効果で凄く体重が軽くなってるだけなんで、「空を飛ぶ」ってよりは「跳躍」だけどな)、目から破壊光線を出すという超人で、MLJコミックス社の『ペップ・コミックス』の創刊号[1940/1]が初出。彼の連載は同誌の第16号まで約1年半続いた。
 そして翌17号 [1941/7]、新連載作品「ハングマン<Hangman>」の冒頭でコメットはギャングに撃たれて死亡する。これを受けてコメットの弟が、兄の敵を討つべく新ヒーロー・ハングマンとして活動を開始するのだった。……要するに、新ヒーロー誕生の踏み台として、以前からいるヒーローが殺されるというギミックは、ゴールデンエイジの時点で確立していたのである。

・史上初のコスチュームを着たヒーローは、リー・フォーク<Lee Falk>の新聞マンガ、「ザ・ファントム<the Phantom>」の主人公、ザ・ファントム。キング・フューチャー・シンジケート<King Features syndicate>の新聞マンガを掲載している各新聞の1936年2月17日発行号に登場した。
 また(新聞マンガではなく)コミックブックで初めてマスクを付けたヒーローは、1936年にクオリティ・コミックスから刊行された『ファニー・ページズ<Funny Pages>』第6号[1936/11]に初登場したザ・クロック<the Clock>。

・史上初の単一テーマのコミックブックは、DCコミックス社の探偵ものコミック専門誌『デテクティブ・コミックス』……になる予定だったが、同社の当時のオーナー、マルコム・ウィーラー=ニコルソンが資金繰りに苦心したために、刊行が数ヵ月ほど延びた。
 その間に、セントール・パブリケーションズ社<Centuar Publications>が、探偵ものコミック専門誌『デテクティブ・ピクチャー・ストーリーズ<Detective Picture Stories>』[1936/12]を刊行して一番乗りとなる。

・さて、史上2番目の探偵ものコミック専門誌となった『デテクティブ・コミックス』だが、その創刊号[1937/3]は、始めて「悪人」がカバーでメインを張ったコミックブックになった。
 この号の表紙には、当時の人気悪役ドクター・フー・マンチュー(イギリスの小説家サックス・ローマーの創造した、世界征服を企む中国人。この当時、映画化されて非常な人気を博していた)風のヒゲを生やした中国人の顔がデカデカと描かれていた。……ただし、この顔つきの中国人の悪人は、創刊号のコミック中には登場していない。
 ちなみにこの表紙イラストを描いたのは、同誌の編集者ビンセント・スリヴァン<Vincent Sullivan>。彼は元々はコミック・アーティスト志望で、『デテクティブ・コミックス』誌掲載の読み物の挿絵なども描いていた。
 ちなみにその後、DCコミックス社はフー・マンチューのライセンスを取得して、『デテクティブ・コミックス』第17号[1938/7]から、彼が主役のコミックを連載している(第18号では表紙も飾った)。これは“悪人”が主役となった初めてのコミックであった。

・アメリカン・コミック史上初の「イベント限定コミック」は、1939年にDCコミックスが発行した『ニューヨーク・ワールズ・フェア・コミックス<New York World's Fair Comics>』。その名の通りニューヨーク万国博覧会のみで発売された。また同誌は初めて25セントもの価格を付けて売られたコミックブックでもある(当時のコミックブックの一般的な価格は10セント)。
 が、その値段故に、このコミックの売り上げは芳しくなく、後に15セントに値下げされた。更にDCは、返品されたコミックを博覧会以外でも売り飛ばした(イベント限定を謳った品が余って、ヨソでも売られるのはこの頃からの伝統だったのだなぁ)。
 ちなみに同誌はDCコミックスの古参キャラの1人、サンドマンの初出号でもある。

 こんな感じ。


 でー、ですな。このテキストをまとめる上で、ゴールデンエイジ期のヒーローについて調べてたですが、

 ……なんか長くなったし、これからも長々と書くんで、一旦オワルか(<拾い食いの多いフリートークで本題に行き損なってCMに入る伊集院光か、お前は)。
  
  
 っつーわけで「その2」へ続く。
  
  
関連記事

タグ:豆知識 資料本

●アメコミでおこずかい稼ぎ、の巻。

2009.05.13 Wed

▼Amazonマーケットプレイスはええよ、というハナシ:

 部屋にウズタカく積まれるTPBを処分しようと、思った。

 そこで「お手軽に出品できて、手続きもスムーズ」と評判のAmazonマーケットプレイスを利用してみた。


 結論からいうと、非常に手軽でよい。俺は今まで何故このサービスを利用しなかったのか、と後悔したりも。

 こう、この手の「お手軽お店屋さんゴッコ」は「お金」のやり取りがネックになるですが、Amazonマーケットプレイスの場合、Amazon.co.jpが購入者のカードから引き落として、俺の口座に振り込んでくれる=俺と出品者間での金に関するやり取り一切ナシで取引が済むねん。これが、実にスマートでよろしい。

 こう、ネットオークションみたいに、相手の「入金したよ」メールを待ちぼうけたり、入金確認のために銀行に日参したり、とかいう面倒が一切ないのは、実に楽。

 俺のすることはAmazonから「注文があったのでこの住所に発送しなさい」メールが来たら、注文書をプリントアウトして、TPBに挟みこんで、郵便局に行くだけ(書籍は「ゆうメール」サービスで送るとええよ)。

※追記:その後色々模索した結果としては、発送する品の「厚み」などにもよりますが、「ゆうメール」よりもヤマト運輸とかの「メール便」サービスの方が安いです。


 てぇか、アメリカン・コミックスのTPBなんぞは、古本屋に持ち込んでも、良くて50円、悪くて買い取り拒否とかいうアシライをされてしまうジャパンにおいて、「自分の言い値でTPBを処分できる」という点は、非常に素晴らしいことだと思う(無論、その言い値で買おうというお客がいればの話ですが)。


 あとこう、マーケットプレイスに出品した後で、ネット上のアメリカン・コミックスのファンの集まる場所なりに「TPBを処分したいと思って、Amazonマーケットプレイスに、以下のTPBを各XXX円で出品してるのですが、だれか買ってくれませんか?」とか書き込む、みてぇな活用方法もあるんじゃないかと思った。
  
  
関連記事

●スーがスーっと消えて、なハナシ。

2009.05.10 Sun

▼あったかいふとんはうれしいな、の巻:

 藤子・F・不二雄大全集に『ジャングル黒べえ』が収録されると言うことで話題になってるですが。

 むしろ個人的には第1期にして既に『パーマン』が全8巻で刊行されることを喜ばしく思ってみる。


 こう、いい年して、ヒーローもののアメリカン・コミックスなぞに血道をアゲてるオイラですが。そのヒーローもの好きの嗜好の原点は、やはり幼少期に「コロコロコミック」で再録を読んだ『パーマン』が大きかったりしまして。

 その意味で、別に作中にマズい描写があるわけでもなく(クルクルパーはまぁアレですが)、権利関係的にもドーということもないのに(スーパーマンはまぁアレですが)、手軽に全話読めない作品であった『パーマン』が、まとまった形で読めるという点に強く感謝したく(涙)。


 まあ、セリフの改変とか、コピーロボットの鼻の色とか、最終回とかのバージョン違いとか、気になる所はありますが、まぁこちらの脳内で補完すればいいだけなので。
 ……いや、最終回だけはオリジナル版も収録して欲しいかなぁ。上記の「コロコロ」で読んだのが、オリジナル版だったので、やはり俺的にパーマン最終回といえば「あっち」やねん。


 以上、毎度トリトメなく。


 ちなみに、個人的にパーマンのベストは「パーマンはつらいよ」と「鉄の棺おけ突破せよ」。ベタなチョイスでスマン。

 自己分析すると、
・真面目にヒーローやってる系の話:「生き埋めパーマン」「水爆とお月さま」「ゆうれい船」とか
・パーマンであるが故にミツ夫が苦悩する系の話:「かなしい勝利」「にせ者パーマン」「パーマンやめたい」とか
 が好きなのだな、俺は。

 ていうか後者の話のバリエーションの多さは、『パーマン』という作品を語る上で見逃してはならない点であるなと、今気付いた(<じゃ、今まで見逃してたんじゃねぇか)。
  
  
関連記事

●トラックバックと唐沢俊一の巻。

2009.05.06 Wed

▼前置き:

 もう、このブログもそれなりに長いことやってますが、「トラックバック」っつーもんが良く解らない。

 こないだ、Google書籍検索の記事を書いた時に、引用元の記事にトラックバックとやらをしてみたつもりが、どうもできてないっぽい。

 今回の記事も試しにトラックバックをしてみてるのだが、送れてるのかしら。
  
  
▼本題っぽいソレ

 えーと、4月の頭ですか。ウチのブログに珍しくもトラックバックがあったですよ。

 こちらのブログの、この記事から。

 まぁリンク先の記事を要約すれば、唐沢俊一が日記で、カート・ビュシークとスーパーマンについてのウンチクらしきものを書いてる、と。そのビュシークが挙げているとされる「スーパーマンは思春期のメタファーだ」的な論の引用がどうもアヤシゲだという感じで。
 でー、「スーパーボーイ」の設定について検索したらウチの昔の記事が出てきたんで引用&トラックバックをなされたようです。

 記事の結びとしては、色々ツッコみたいトコはあるけど、結局はカート・ビュシークの原文に当たりたい、けど出典元が書いてないので解らない、とかそういう具合。

 その後、続編の記事では、海外のコミックニュースサイトに掲載されたビュシークへのインタビュー(むろん英語)を引用して、この辺の発言を元に唐沢が日記を書いたんじゃないか的に、考察を進めてますが。
  
  
 でー。

 その、このトラックバック先の記事を読んだ時点でね、俺自身は、唐沢俊一が引用した原文がね、解ったんですよ。

 ブッチャケ、カート・ビュシーク作の『アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』の序文だよな、と。

『アストロシティ』なら、日本語版も出てているんで唐沢俊一でも容易に読むことができるし(※筆者は、唐沢俊一の語学力についてかなり過小評価しております)、多分ここから引用して、そしらぬ顔をしてるんだろう、と。

 これが1ヵ月前、クダンのトラックバック元の記事を読んだ時に思ったことでな。


 でー、その序文を確認しようと、邦訳版『アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』を探してたんだけど、手元になくてな。ようやく先日、実家に帰った折に本棚から『ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』を回収して来たんですが。

 結論から言えば、ありましたよ。クダンの序文に、唐沢俊一が引用したとおぼしきブロックが。諸事情により引用はしませんが。


 ……が、『アストロシティ』を小脇に抱えて戻り、ブログを更新しようと思った俺さんは、とある事実に気付いたのですよ。

 クダンの唐沢俊一の日記が書かれたのは、2004年 12月 23日

『アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』の邦訳版が出版されたのが、2005年1月下旬(奥付は2005年2月6日)。

 『アストロシティ』の方が、唐沢俊一の日記の発言よりも後に出ている。

 これはどうしたことか。

「まさか唐沢俊一が時空を超えて引用を……!?」とかいうしょうもないことを一瞬考えたりもした筆者でしたが、真相は非常に単純で、単に「この邦訳版が原典ではなかった」っつー、ただそれだけですが。

 ……1ヶ月間、邦訳版『アストロシティ』を探した努力は無駄でしたね。ブッチャケ(涙)。


 でー、ですな。

 その、ちょっと古参のアメリカン・コミックスのファンの方なら覚えてるでしょうが、この『アストロシティ』のビュシークの序文(のみ)はね、邦訳版『アストロシティ』が刊行されるよりも前に、小田切博さんが翻訳して、自身のホームページ上にアップしてたですよ。

 オリジナルのホームページのキャッシュはちょいと見つからなかったんで、代わりに小田切さんがこれまた昔やっていた はてなブログの「箱男」に再録されたバージョンのウェブ・アーカイブ キャッシュへのリンクを張ってみる。


 クダンのトラックバック先の記事で突っ込まれてた「スーパーマンは思春期の擬人化」という特徴的な表現は、実は唐沢俊一発ではなく、小田切さんの訳したテキストにある言葉なのですな、これが。

 ていうか、この「思春期の擬人化」っていう表現を、唐沢俊一も使ってる時点で、唐沢が小田切さんのテキストを参考にしてる証拠になってる気もするが、どうか。

 ちなみに邦訳版『アストロシティ』では該当箇所は「スーパーマンは思春期の具現化」と訳されてますね。個人的には、こっちのニュアンスの方が好きかな。

 以上、どうでも良い発見をタラタラと書きたらしてみた。


 ……ていうか、クダンの唐沢俊一の日記の文章さ、わざわざカート・ビュシークの名前を出さずに、単なる一般論として「スーパーマンは思春期の具現化である」ってハナシをすればすむと思うねん。

 そもそも、あの日記の本題は『ミスター・インクレディブル』の感想っぽいんだから、別にビュシークの名前を出す必要ないし。

 まぁ、「僕は海外コミックにも詳しいのですよ」的な風を装いたくて、わざわざビュシークの名前を出したんでしょうが。――てか、ビュシークの名を出したおかげで「『アストロシティ』はマーベル・コミックス社から出てた」とかいう、恥ずかしい間違いを書いちゃってるですが(苦笑)
  
  
っつーワケで、カート・ビュシーク作品へのリンク

  
  
関連記事

●最近のデッドプールさん。

2009.05.01 Fri

▼ついに ねんがんの 10インチ デッドプールを てにいれたぞ:

 っつーわけで、最近こう、個人的にデッドプールさんブームでな。

 その一環として、トイビズのフィギュアがイマサラ欲しくなったんで、こう、オークションをチェックして、捨て値で売ってたトイビズ10インチデッドプールと5インチデッドプール2種(計700円)を購入したのぜ。

 このっ このツヤツヤな赤色がいいのだっ 大雑把な一体成型の手榴弾だのポーチだのがいいのだっ 使い回しのアクセサリがっ 大味なモールドがっ ヌルいギミックがっ はあはあはあはあ(唐沢なをき風の愛で方)

 あまりに嬉しいので、ウチのブログ恒例、「デッドプールさん集合写真」なども撮ってみた。


あぁ……カッコ良いぜ10インチ……

 ちなみに右から

・イーグルモス「マーヴル・フィギュリーン・コレクション」版デッドプール
 これのみアクションフィギュアではなく、メタルフィギュア。サイズ的には一番小さいけど、1体1体ハンドペイントなんで、クオリティ高し。割とお気に入り。

・トイビズ:「デッドプールII」5インチ
 トイビズの「X-フォース」ラインで、2番目に出されたデッドプール(1番目は左端の「デッドプールI」な)。ただし、写真のフィギュアは後に「マーヴル・ホール・オブ・フェーム」シリーズで再版されたもの。オリジナルのデッドプールIIが黒&赤のツートンカラーだったのに対して、この再版版は銀&赤のツートンカラーで、しかも上から非常に汚い黒のスミ入れが施されてるのが特徴。マスクが外せて、デッドプールさんのおなじみ「トム・クルーズ面」が拝めるのがステキ。
 更に左手首パーツを付け替えることで「通常(手袋)」「左手首切断状態」「生の左手首」の3種の状態にできるが、これは、『デッドプール:シンズ・オブ・パースト』ミニシリーズで、左手首を切断されたシーン&その後左手首を再生させたシーンを再現したもの。なぜトイビズの企画者がこのシーンを再現しようと思ったのかは謎だ。
 あと、背中に2本カタナをさせるようになってるんだけど、斜めにさせず、真っ直ぐ2本差すことになるので、非常にカッコ悪い。

・トイビズ:マーヴル・レジェンズ シリーズ6:「デッドプール」6インチ
 トイビズのフル可動アクションフィギュア「マーヴル・レジェンズ」シリーズで出されたもの。関節がワキワキ動くし、武器のオプションパーツがやたら付いてくるし、背中の鞘にカタナを収められるし、デッドプールさんの素顔も付いてくるしで、非常に満足度の高い逸品。
 まぁ、今やヒドイプレミアついてて入手困難ですが。ちなみにオレは海外通販で60ドル出して買いました。後悔はしてません。
 ……ハズブロから再版されないかなぁ。

・トイビズ:マーヴル・ユニバース「デッドプール」10インチ
 トイビズの10インチライン「マーヴル・ユニバース」シリーズで出されてたデッドプールさん。他のシリーズでも出てたかは未確認。多分、パニッシャーの使い回しの胴体に、スパイダーマンあたりの頭部をくっつけた(<文字通り接着してるんで、首が回らないんだよ、このフィギュア)、非常にお手軽な一品。
 しかしこの大味さがむしろ良い。アクセサリは、これも多分使い回しなんだろう剣が2本のみ。なお、左足首のナイフはガッチリ接着してあるので取れません。この適当さがいいのだ。

・ハズブロ:ウルヴァリン・オリジンズ 「デッドプール」3.5インチ
 今のトコ、最新版のデッドプールさんフィギュア(映画版デッドプール? そんな人いません)。必要充分以上に動いてくれる関節可動がステキ。股関節が微妙にポーズをつけづらい構造だけどね。
 現在ハスブロから出てるGIジョーの3.5インチと大体おなじ大きさなので、一緒に並べて「俺様も今日からリアル・アメリカン・ヒーローだぜ!」ゴッコをしたり、武器パーツを流用したりすると楽しい(画像の人はスネークアイズのサブマシンガンを持たせてます)。胸のベルトは、気を抜くと微妙に浮き気味になってカッコ悪い。いっそ接着しちまおうかな。

・トイビズ:「デッドプールI」5インチ
 トイビズの「X-フォース」ラインで始めてリリースされたデッドプールさん。10年ほど前はその辺のオシャレなフィギュアショップの壁にかかって、ベラボウな値段が付けられてたモンですね(遠い目)。ちなみに写真のブツはこれまた「ホール・オブ・フェイム」シリーズでの再販版。
 左手のナイフは、敵を突くと刃が引っ込むという、実に味わい深いギミックを内蔵。別にバネとか仕込まれてないので、引っ込んだ刃は指の先でつまんで引っ張り出さなければならないのがチープでよろしい。どう頑張っても間抜けなポーズしか取れない関節の取りつけ位置も味わい深い。
  
 ……な、感じ。

 沢山解説テキストを書いて満足したので寝る。<ナゲヤリにも程があるぞ、おい。
  
  
関連記事

タグ:デッドプール アメリカン・トイ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。