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●最近のトランスフォーマーズの巻。

2010.09.30 Thu

▼ホットロッド、好きやねんな日々:

 マスターピース・ロディマスコンボイを予約したのぜ(個人的には、マスターピース・ホットロッドな認識ですが)。

 アニメの『2010』まんまなディテールは、あの大きさだと間がもつのかしらとか、マスターピース・コンボイと並べた時にスジ彫りの密度とかで、微妙なことにならないかしらとか、いらんことを考えつつ。

 しかし、ホットロッドさんと並べられる他のトランスフォーマーがいないのがなぁ。スィンドルと並べてIDW版コミックのオンゴーイング第1巻の、お馬鹿なホットロッドをスィンドルが無闇におだててるシーンとか再現してぇなぁ(バイナルテック版のスィンドルはちょっと小さいか)。

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▼IDW版の『トランスフォーマー』が面白ぇ:

 面白ぇ。

『オール・ヘイル・メガトロン』全4巻読んで、その後『トランスフォーマーズ』第1巻を読んだ(そしてさっき『ラストスタンド・オブ・レッカーズ』も読んだ)。1冊1時間くらいでサックリ読めるのがいいやね。


 なんというか、『オール・ヘイル・メガトロン』も『トランスフォーマーズ』も、「戦うため 生まれた トランスフォーマー」が、戦争に一区切りがついちゃったがためにアイデンティティを揺らがせてしまい、ドンヨリとした閉塞感の中で内輪で揉めまくったり、リーダーの立場がアレなことになったりして懊悩するのが面白かった。
 無論、派手なドンパチもあるっちゃあるけど、オイラとしてはドンパチ以外の、ドロリとしたものを感じさせる停滞したドラマが好き。ページ数の関係もあって、ドロドロとしたそれが、あまり後を引かなげなのもいい。

「戦争が終わった じゃ、俺たちはこの先何をすればいいんだ?」
「戦争は終わったんだろ? なら勝利の美酒ぐらい飲ませてくれよ!」
「戦争が終わった? なら次の戦争の準備をせんかバカモノめ!」
「戦争は終わったんだ 我々も変わらねば しかし、私がリーダーでは 皆は変わらないだろう」
「戦争は終わった ……つまり俺様がニューリーダーだ!」
「戦争は終わったんだろ? じゃ、サイバートロンに帰ろうぜ!」
「戦争が終わった? 知るかバカ、そんなことよりエネルゴンだ!」
「戦争は終わったんだ オートボッツとかディセプティコンとか、どうでもいいだろ?」
「戦争は終わった? じゃ、この状況を利用して、サギでもするか!」
「戦争は終わったとかはどうでもいい 軍規を守り違反者と犯罪者を罰し、秩序を整えるだけだ」
「戦争は終わった だが我々はこの戦場について何を知っていたのだろうか」
「戦争ハ終ワッタ シカシ私ハ命令ニ従イ ココニ留マル」

 ……等々、トランスフォーマーズってのは群像劇なのだなぁというのを、改めて認識した。


 ストーリーは以下のような具合。あんまりベラベラ語るよりも読んで欲しいので、簡潔に書く。

『オール・ヘイル・メガトロン』第1巻:ディセプティコンが地球のニューヨークに侵略を開始したよ! 一方オートボッツは身内に裏切り者が出たり、誰かが死にかけてたり、そもそも惑星サイバトロンから地球に向かう手段がなかったりで絶望的だよ! あと鬼軍曹キャラになったカップが萌えるよ!

『オール・ヘイル・メガトロン』第2巻:色々あったけど、地球を舞台にディセプティコンvs.オートボッツの最終決戦だ! 内輪でモメてる場合じゃねぇだろ! あとスタスクさんのカッコいいとこが見れるよ! 3巻収録の短編じゃヘタレるけど!

『オール・ヘイル・メガトロン』第3、4巻:短編集。第1、2巻に登場するキャラクターの過去を掘り下げてくよ! 死んじゃったキャラが走馬燈を見たり、クリフジャンパーが無体に強すぎたり、メトロプレックス何してるん? とか思ったり。

『トランスフォーマーズ』第1巻:『オール・ヘイル・メガトロン』から3年後。とある事件をきっかけにオプティマス・プライムが極端な行動に走り、置いてけぼりにされるオートボッツ。分裂したり新リーダーを決めたり突然やって来たウルトラマグナスに閉口したり。あとホットロッドのファンはニヤついたりションボリしたりできるよ!(涙)
  
  
 そんな感じで。


  
  
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タグ:今日読んだアメコミ

●最近のロボ。

2010.09.26 Sun

▼最近のロボ:

 おとつい届いた『トランスフォーマーズ』のTPBを読んだ。

 気の違ったディセプティコンの将官が、占領した惑星を己のゆがんだ願望を実現させたかのようなアミューズメント拷問パークに作り変えてキング面をする、とかいう『地獄の黙示録』か『パノラマ島』みてぇな話だった。

 毎号毎号ロボットが顔の皮をはがれたり四肢断裂したり歯医者さんごっこをされたりとかいうシーンが執拗に描写されてて、「やべぇ、アメリカ人は未来に生きてやがるぜ」とか思う。


 その後、何気なしによったコンビニで、ロボットマンガばっかり載ってる少年誌を立ち読みしたら、ロボット同士で「よいではないか よいではないか」「おやめください お代官さま」な感じのシーンが描かれていて(※本当はもっと少年誌らしからぬ描写ですが、正確に記すことに意味はないので、適当に書いてます)「ジャパニーズも未来に生きてやがるぜ」と感嘆する。


 あと、「チャンピオンRED」の『マジンガーZ』がね、いきなり他作品のキャラとかガジェットが出てきたり、某アニメの歌詞が引用されてたりで、「あらあら、他作品とのリンクをほのめかし始めたわね」とか思ってたら、後半はほのめかしどころかスーパー永井 豪大戦と化してて顎を外した。

 ていうか、あのページの左上のアズテックな人とか、最後のコマの目の周りに入れ墨入れてる人とか、チョイスが素晴らしすぎるよ! オチはよりにもよってあのネタだしよ!(三博士が用意したコスチュームという時点でウスウス嫌な予感はしてたよ!)
  
  
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●11月のプレビューズ。(はいはい、いまさらいまさら)

2010.09.21 Tue

▼最近のプレビューズ:

 ぼぉっとしてたら、そろそろ11月分のコミックの注文のシメキリだよ、おい。ていうか12月分も発表されたし(この書き出しをいつまで続ける気だ)。

 と、いうことで、11月分のプレビューズをダラリと見つつ、買うモノをメモ。いつもより簡潔に。


 まず『バットマン&ロビン』が、第17号からライターがピーター・J.トマシに替わるので、購入リストから落としてTPBで買うことにしてみた。トマシは好きなのだけど、まぁ、なんとなく。

 でー、『バットマン&ロビン』を降りたグラント・モリソンの新タイトル『バットマン・インク』を購入、と。一進一退やな。

『バットマン・オデュッセイ』買うの辞めようかしら。ニール・アダムスはライターとしては、やっぱり微妙よね。

 アーティストがライターも兼任といえば、新規タイトル『バットマン:ザ・ダークナイト』もそうなのですが。ディヴィッド・フィンチの技量はどうなんだろネー。いや、1号だからご祝儀で買ってみるけど。

 ライター兼アーティストといえば、キース・ギフェンが11月の『アウトサイダーズ』第34号のアーティストを務めるそうで。試しに買ってみよう。しかしダン・ディディオ&キース・ギフェンという今月の作家陣は、人を不安にさせる何かが含まれてるな。

 あと、11月の『ドゥーム・パトロール』は、ライターであるギフェンが、ペンシラーも担当するよ、な回。……ギフェンがライターを務めてるシリーズで……ギフェンがペンシラーをするってのは……正直……打ち切りフラグ……。

 ギフェンといえば、現在ギフェンとも組んでるジュド・ウィニックの『レッドフード』ミニシリーズが11月で完結。最近のオイラはジェイソンの資料本が作りたいかも、的な欲求が高まってて、ついにクライシス前のジェイソンの登場イシューを集め始めて、どうしよう、とかいう感じ(知るか)。
  
  
 で、ほどほどなページ数・ほどほどな価格でほどほど名作な過去作品をリプリントする「DCコミックス・プレゼンツ」が今月も出るぜ、と。

 今月は『DCコミックス・プレゼンツ:バットマン』第2号が、エド・ブルベイカー&スコット・マクダニエルの「バットマンvs.デッドショット」な回のリプリントで、個人的に注目ですね。いや、オイラはオリジナルのコミックブックを持ってるので買わないけど。

 あと『DCコミックス・プレゼンツ:ブライテスト・ディ』は、伝説の『マーシャン・マンハンター』第24号のリプリント目当てに買うべきだろう。そうしなさい。……オイラはオリジナルを持っているので買わないがな!

『DCコミックス・プレゼンツ:J.H.ウィリアムズIII』は、ウィリアムズの過去作品から、カルト人気を誇る『チェイス』の第6~8号をリプリント。……むしろ、ちょい厚めのTPBで『チェイス』全話を単行本化してくれぬモノか。……してくれないから、ここでリプリントされるんだろうけどね。ここでチェイスの特集本が出るということは、今後どっかでチェイスちゃんが再登場する予定でもあるのかしらん。そして、そう、オイラはオリジナルを持っているので買わぬ!

『DCコミックス・プレゼンツ:フラッシュ&グリーンランタン』は、1990年代後半に出た、プリスティージ・フォーマットのミニシリーズ『グリーンランタン/フラッシュ:ファーステスト・フレンズ』を丸々収録。これ、脂ののってる時期のマーク・ウェイドとロン・マーズが共著してて、個人的には好きなんだけど、割合マイナーな作品だったんで、この機会に君らも読め。内容は、1940年代にグリーンランタン&フラッシュ(アラン&ジェイ)が捕らえた謎の異星人が半世紀を経て逃走、アラン&ジェイとカイル&ウォーリーの4人が後を追うぜ、なハナシ。ラストの「SFとして強引すぎて突っ込む気すら失せるけど、感動させられるのでソレはソレでよし!」な展開は、さすがウェイドとマーズ(※両者ともにSFっぽい見かけのホラ話を得意とするタイプ。例:「月面のJLA基地を占拠した悪の火星人を倒すために、月を成層圏まで運んで摩擦熱で火をおこすぜ!」)。無論、オイラはオリジナルを(以下略)

『DCコミックス・プレゼンツ:ヤング・ジャスティス』は割とマイナーな3本の特別号をリプリント。この辺、買いのがしてるファンはマストバイ。ま、オイラはオリジ(以下略)

『DCコミックス・プレゼンツ:スーパーマン』は、ラナ・ラング絡みの話のリプリント。内容はよく覚えてないけど、この時期の『スーパーマン』関連タイトルは全部買ってたはずなので、俺は買わな以下略(だんだんナゲヤリになってきてるぞ)。むしろ、『ブルービートル』のサポーティングキャラクターのガール13ことトレーシー・サーティーンさんが初登場するエピソード、という点で買ってもいいかもしれぬような気が。


 あとは、いまさら『シャドウパクト』のスピンオフで『ナイトマスター』ワンショットが出るそうで、こいつはTPBとかに収録されそうにないので買っとこうと思った。


 TPBといえば『ヒットマン』の新装版TPB第3巻が出るね、と。この巻は、カイル君がゴッサムに来てとてもヒドイ目に遭わされる回も収録されてた気がするので、みなも買え。オイラは旧版のTPBを持ってるので(略)
  
  
Hitman Vol. 3: Local Heroes
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『ヒットマン』は、旧版では第5巻くらいまで単行本が出てたけど、新装版は第6巻以降は出るのかしら。個人的にあの「救われないけど、救われる」ラストシーンは皆に見て欲しいなぁ、と思うのですが。コミックブックを6割ほど揃えてるオイラも、TPBで買い直そうかと思ってみたり。
  
  
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タグ:プレビューズ

●適当なるリメイク、の巻。

2010.09.15 Wed

 かなり前(今年の4月頃?)に書いて、そのままボツにしてたテキストを発掘したので、適当に貼り付けてみる、そんなデッチ上げのエントリ。

(ボツにした理由は、記事の一部をヨソの掲示板にネタで書いちゃったからだが、まぁ、イマサラ覚えてる人もいないだろうから、素知らぬ顔して貼る)

 そんなわけで。


▼最近の資料:

 最近(※編註:執筆当時の「最近」ね)届いたトゥーモロー・パブリッシングの『バックイシュー!』の第39号が、「エイプリル・フールズ・イシュー」ということで、ユーモアものコミックの特集をしててな。

 でー、我らが『アンブッシュバグ』の創造者たるキース・ギフェンと、そのパートナーのロバート・ローレン・フレミングのインタビューも載ってたけど、これが実に、面白かったぜ、という。


 まず、キース・ギフェンという作家が、非常に特異なコミックの描き方をする作家なのを再確認した。

 ギフェンのコミックの書き方は、こんな感じ。

 まず「今回はアンブッシュ・バグが、殺人巨大コアラちゃんと戦うぜ」ってプロットを作る。これはまあ、他の作家と同じ(まぁ、他の作家は滅多に殺人巨大コアラの登場する話は書かないけど)。

 で、プロットができたら、「だいたいこんな感じだろ」ってオモムロにコマ割りしてネームを描き出す。普通のライターだと、脚本を書いてくわけだけど、ギフェンはアーティスト出身なんで脚本をすっ飛ばしてネームを描く。これは、ギフェンがライターのみを担当してるイシューでも同じ。

 当人曰く「脚本形式で物語を書くより、ジカにコマを割っていく方が速いだろ?」――まあ、しごく真っ当な理由ですね。ちなみに、ネームを描いてく場合は大概セリフも描いてくんだけど、ギフェンの場合、この時点ではセリフは決めてない。

 でもって次は、できあがったネームをアーティストに渡して仕上げさせる。ギフェン自身がアーティストも兼任してる場合は、まぁ、自分でネームを清書してく感じ。無論、この時点でもセリフは入ってない。

 絵ができたら、それを「別のライター」に渡す。そして「ここはこんな感じなシーンなんだ」っていうのを、ギフェンがライターに説明する。

 でー、ライターはそれを受けて、そのシーンにふさわしいダイアログ(セリフやナレーション)を考え出して、各コマに当てはめてくのさ。

 つまり、『ジャスティスリーグ・インターナショナル』の場合だと、コマの流れなどで見せるギャグ(1ページ9コマ同じカットが続いたりするアレ)は、ギフェンの発案だけど、セリフによるギャグはダイアログ担当のJ.M.デマティスの発案なのだな。ちょっと、目からウロコが落ちた。

 だもんで、ギフェンの関わってる作品では「キース・ギフェン:ブレイクダウン(ネームのことね)」「ダイアログ:J.M.デマティス」といった具合なクレジット表記になる。

 ちなみにこの体制は、昔のマーベルで人気アーティストに大体のプロットを渡し、カッコよさ優先の絵をガシガシ描かせて、ライターが後からセリフを加える、ってソレを踏襲してるのであると思うが、どうか。


 アンブッシュ・バグの初出である『DCコミックス・プレゼンツ』にしても、ギフェンがプロット、アートを担当して、それにライターのポール・クッパーバーグがダイアログを考えて載せてったそうで。

 こう、オイラ個人は今までアンブッシュ・バグというキャラクターは、「クッパーバーグがライターとして創出したキャラクター」という認識で、「その後、アーティストとして関わったギフェンが自分のものにしちゃったあげく、割と好き勝手に発展させて今に至る」的な流れだと思ってたのですが。

 実際には、上記のような「プロット自体はギフェンが考えてて、クッパーバーグはギフェンのプロットにダイアログを加える役」って分担だったので、アンブッシュ・バグは大部分ギフェンが創造しているのだなぁと、認識を新たにした。
  
  
 ちなみに、プロットはあるけど筋道などあってなきがごとしの『アンブッシュ・バグ:イヤー・ノーン』の場合、ロバート・ローレン・フレミングはダイアログを付けるのに困窮して(なにせ、『アンブッシュ・バグ』を描いてる時のギフェンは「あ、今急にゾウさんが描きたくなった」と思ったら、前後の脈絡を無視してゾウさんがバグを踏んでる絵を描き出したりするので、マトモに物語が展開できようもない)、時にはギフェンから渡された原稿のページの順番を入れ替えたりしつつ、「なんとなく、筋道らしく見えるもの」を作り出してたんだって。

 いやあ、偉いね。<その作業の苦労が大変だろうけど想像しにくいので、簡潔なコメントで逃げる。


 あとは、1980年代後半当時のDCのオフィスの話が面白かった。

 こう、当時フレミングは自分の机の脇に巨大な灰皿を置いて、そこを喫煙所にしてたのだが、これはタバコを吸いにきた他の作家や編集者と話をして、仕事を得るためのテクニックだったとか

『アンブッシュバグ』が展開されてた当時に、ファンから「アンブッシュバグが続きますように」という念を込めたワラ人形が送りつけられてきたとか

 ある日タバコを吸いに来たアラン・ムーア(当時は『スワンプシング』の連載中)にワラ人形を見せたら、さすがのムーアもビビッて後じさり、面白がったフレミングが非常階段まで追いかけ回したとか
  
  
 以上。書きかけのテキストを貼り付けたので、特にオチらしいオチはない(ヲイ)。
  
  
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タグ:豆知識 資料本

●最近のソロモン・グランディとか。

2010.09.13 Mon

 久々に、今日読んだアメコミ。

▼『ソロモン・グランディ』:
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Geoff Johns

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 2009年の『フェイセス・オブ・イビル:ソロモン・グランディ』ワンショットと、それに続く『ソロモン・グランディ』リミテッド・シリーズ全7号を収録した単行本。

 ライターは、ワンショットがジェフ・ジョーンズ+スコット・コリンズ。リミテッド・シリーズがスコット・コリンズ単独。アーティストはスコット・コリンズが全話通して担当。

 ストーリーは、「1週間以内に自分を殺した犯人を見つけ、そいつを許してやれば、お前はソロモン・グランディの呪いから解放されるよ!」とかファントム・ストレンジャーにいわれたソロモン・グランディの中の人(サイラス・ゴールド)が、とりあえず、方々をさまよいつつ、行く先々で出会う奴らをブン殴ったりする話。

 でもってなぜか、お目付役に任命されたアラン・スコットさんが自宅を破壊されたり、「え、それ破壊されちゃまずいんじゃないの?」的なソレを破壊されたりする感じ。

 ちなみに本作でのソロモン・グランディは、日光を浴びるとサイラス・ゴールドに戻るという、なんや初期のハルクっぽい設定になっています。いいのか、おい。

 あと本シリーズは、全7号という微妙に中途半端な号数なのですが、これは多分、各話のタイトルがマザー・グースの「ソロモン・グランディ」の詩(月曜に生まれて 火曜に洗礼 水曜に結婚して~の例のアレね)にちなんでるため、全7号(=一週間)にしないとネタとして成立しないからかと。


 感想としては、「やべぇ、中身がない」「でもそれがいい」とかいう感じ。

 ……そのな、本作の落としどころは「誰がサイラス・ゴールドを殺したのかをゴールドが思い出せるか」という1点しかないのですよ。
 故に、落とそうと思えば1号で終わらせることもできるし、全7号どころかオンゴーイング・シリーズとかで1年ぐらい引っ張ることもできるのよ。

 結果として、「結局この話は最後の数ページでオチが付くのが解ってるのに、それまでにこんだけのページを読まなければならないのか、俺は」ということに気付いちゃって、それ故の冗長さを感じたなぁ、と(本作の場合、通常のリミテッド・シリーズよりも丸1号ページ数が多いのも冗長さに拍車をかけてる感じ)。

 しかもオイラ自身は、ソロモン・グランディの「その後の運命」について、他のシリーズでの描写を知っちゃってるという不幸な巡り合わせがあって、余計に「オチを知っているのにまだまだ続くのか」感が増幅されるという(ていうか、プレビューズに載ってた本シリーズの最終話のアラスジが、結構なネタバレになってたのよ)。

 ただ、ソロモン・グランディvs.ビザロとか、vs.ポイゾン・アイビィとかいう対戦カードの妙とか、「グリーンランタンの身に大変なことが!」とか、「なぜグランディの前にこいつが現れる? ああ、そういや、そうか」とかいう、諸々の引きもあって、それなりに先を読みたくさせる工夫はしてるんで、オイラのようにスレたギークでなければ、楽しんで読み進められると思う。

 いや、さんざネガティブな意見書いたけど、それらはストーリー構成に対してのモンであって、「ストーリーとかいいんだよ! オレはソロモン・グランディの大暴れが読みたいんだよ!」とかいう人は、とりわけ大いに楽しめると思う。バトルについても単なるドツキあいだけじゃなく、諸々見せ方や落としどころを工夫してるし。

 そんな感じで。
  
  
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タグ:今日読んだアメコミ

●同人誌のこととか。

2010.09.11 Sat

▼同人誌な日々:

 今冬に『グリーンランタン:リバース』の邦訳が出るそうで。解説書かせてくれないかなぁ(<ヲイ)。

 んじゃ、冬のコミック・マーケットには、近年に出した2冊の『グリーンランタン』の同人誌を合本にして、ついでにオフセット化もして新規読者向けに出そうかなぁ、とか、考えてみた。とりあえず、中身的には全くいじらないで、単なる合本、という形にするので、バラで買った人も買い直さなくてOK、とかいう感じで、どうか(さすがに夏に出した新刊が原稿の半分を占める本を、数ヶ月後に増補改訂して出すのは申し訳ないし)。


 あと、同人誌のDTP作業のために店頭PCレンタルをしてる店を探してたら、こんな店を見つけた。

 クリエーターズカフェ『秋葉原制作所』

 どうも、クォークの使えるPCはなさそうなんだけど、中綴じホチキスと裁断機を無料で使える所に心引かれる。千代田区のキンコーズで刷って、ここに持ち込んで製本すれば、きれいなコピー本作れね?(まあ、コミック・マーケットの前は死ぬほど混んでるんだろうけど)

 あと、こないだ試験的にやってみた同人誌の通販が「まぁ、いけるんじゃないかしら」とかいう感じな感触を掴んだので、その内、在庫のある既刊(ボルトロン本とムーア本)に関してやってみようかと考えた。

 条件としては、
・お金はオイラの三菱東京UFJ銀行の口座に振り込んでもらう方式(なので三菱の口座をもってると、手数料がお得よ)。

・配送は「ゆうメール」。……追跡できないから、郵便事故にあってもアレなてんがあるけど。とりあえず、オイラはAmazonマーケットプレイスでの発送にずっと使い続けてるけど、今のところ事故はない(こないだの通販で遅配があって肝を冷やしたけど)ので、こいつでいきたい。送料安いし。

・割とヤクザな商売で帰宅時間の遅い人間がコツコツやってるんで、沢山注文が来ると、結構時間かかるよ。

 とかいう具合。

 まあその内に告知をしてみるので、期待せずにいるといい。


 とかなんとか。
  
  
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タグ:同人誌

●最近のどうでも良き日常的なソレ。

2010.09.10 Fri

▼適当な日々:

 マーベルのiPadアプリから無料でダウンロードできる『ウルヴァリン・サガ』(2010年版)で、近年のウルヴァリンの流れを知る。ああ、vs.ロミュラスはこういうオチなのね。

 こないだのレッドハルクの正体知っちゃったソレとかといい、最近「実際に本を読まずに二次情報だけを読んで知った気になってる」ことに対して、微妙に罪悪感とか「それでいいのか」とかいった感慨を覚えてみる。

 ……まあ、『ウルヴァリン・サガ』の場合は、マーベル側が「ロミュラス編のオチはこうなってますよ!」ってチラシをバラまいてるようなモンだけどさ。号数リセットして新規にタイトル立ち上げるからとはいえ、そこまでオープンにしちゃって良いのかしら、とか、無駄にこっちが気を使っちゃうがな。


 とりあえず、ミラーの『オールドマン・ローガン』のソフトカバーを買うので、許してください。ていうか、結構前に予約したはずなんだけどいつ出るのか。

 つか、最近のコミックのTPBは、発売の半年以上前から予約できてて、しかも、ちょくちょくソフトカバーの発売が延期される、とかいう有様なので、100パー忘れたころに届くのは何とかしていただきたい。

 そういや、「ハードカバーの売れ行きがいいのでソフトカバーの発売を延々と先送りにする」とかいう、地獄のようなテクニックは、最近使われてるのかしら。

(※『マーベル・ゾンビーズ』の第1作のソフトカバーは、延々と発売日が延期され続けて、その間、ハードカバーが重版され続けてたのよ)
  
  
▼最近の呪詛:

 ハードカバー単行本といえば、『マーシャル・ロー オムニバス』が出ない。

 一向に出ない。

 なんとなく、出版社のサイトに行ったらいつの間にか「2011年発売!」とかなってて、イラっとする。年内に出ねぇのかよ! 呪われよ!

 ちなみにAmazon.comでは、いつの間にか『オムニバス』の存在は抹消されてますが(出ることが確定するまでページが消される例の奴)、Amazon.co.jpでは、「7月に発売されたけど、一時的に在庫切れになっているんだ!」とかいう表示になってます(<紛らわしいからやめてくんないかしら)。呪われよ。

 ちなみにオイラが一番好きな『マーシャル・ロー』は、「スーパー・バビロン」な。やっぱり、マーシャル・ローとゴールデンエイジのヒーローのチームアップという(違う)シチュエーションは燃えるものがあるよね。あと実は近作の『マーシャル・ロー/マスク』と『マーシャル・ロー/サヴェッジ・ドラゴン』も好き。特に『サヴェッジ・ドラゴン』。微妙にうろ覚えなんで、今度読み返そう。ていうか、実家のいずこかに埋もれてるコレクションを掘り返すのが面倒でハードカバーを予約したのに! したのに!


 いじょう、適当に。
  
  
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●最近買ったDVD。

2010.09.02 Thu

▼Amazing Spider-Man Complete Comic Book Collection:

 コミック誌『アメージング・スパイダーマン』の、1963年~2006年6月までの期間に刊行された全イシューとアニュアル(あとスパイダーマンの初出誌である『アメージング・ファンタジー』第15号)の、実に575冊以上ものコミックブックを1枚のDVDに収録したソレ。

 内容的には、オリジナルのコミックを見開き単位でスキャニングしたものをPDFファイル化したモンが入ってます。

 かなりザックバランにスキャニングされてるので、ノドのところに影は入ってるし、広告もそのまんまコピーされてるし、時々ページが斜めにスキャンされてたりもします。……もう少しきれいにスキャンする努力はしてもいいと思う。

 ちなみにオリジナルのコミックからのスキャンですので、『アメージング・ファンタジー』第15号の「スパイダーマン」ラストページのスパイダーマンも、修正なしのオリジナルのままですね。

(※知ってる人は知ってることですが、強盗の正体を知って驚いたスパイダーマンのマスクに黒目が描かれてるのね。驚きの表現としてアリとは思うのですが、後年のリプリントでは修正されてます)


 でー、このPDFは特に暗号化もされず、年代ごとにフォルダに突っこまれてるので、自由にデスクトップなりiPadなりにコピー可能。この辺はアメリカンな大雑把さに感謝。1イシューあたりの容量は12メガ前後で、全部で6ギガ後半くらいになるかな。

 あ、ちなみに、ファイル名は1号から順に「ASM001」「ASM002」「ASM003」……ってな具合につけられてるのですが、1999年創刊の『アメージング・スパイダーマン(vol. 2)』のファイル名も、「ASM001」「ASM002」「ASM003」……って具合に同じファイル名がつけられてるので、同じフォルダに『アメージング・スパイダーマン(vol. 1)』と『アメージング・スパイダーマン(vol. 2)』のファイルを入れると上書きされちゃうので注意。オイラは「ASM001」→「ASM442」とかいう具合に、vol. 1準拠の号数にいちいちリネームしました(iPadだと、同じフォルダに入れることになるのよ)。


 とりあえず、当初の目的通りにiPad に放り込んで読んでみましたが。セリフの可読性は充分です(PDFの閲覧にはフリーソフトのCloudReadersを使用)。急いでページを送ってくと、画像が表示されなくなったり、いきなりソフトが落ちる、とかいうことはありますが、まぁそれは使い方が悪い、ということで。

 ……問題は、このDVD、『アメージング・スパイダーマン』誌「しか」収録されてないことですね。特に1990年代以降に顕著ですが、『アメージング・スパイダーマン』で始まって、『スペキュタクラー・スパイダーマン』誌や『ピーター・パーカー:スパイダーマン』に続いてたりするような話は、バッサリ話が途切れます(『マキシマム・カーネイジ』とか、「クローン・サーガ」とか、相当ヒドいことに)。

 そういや、『アメージング・スパイダーマン(vol. 1)』の最終号(第441号)って、「ザ・ファイナル・チャプター」ストーリーライン全4話の第1話目だったのね。起承転結の「起」だけ読まされても、何だかなぁ、と。

(※1990年代後半以降のマーベルのコミックブックは巻頭に「これまでのアラスジ」が記載されてるんで、収録されてないイシューの方で何があったかは、まぁなんとなく解るのですが)

 あと個人的な問題としては、俺個人が「ファイナル・チャプター」以降、『スパイダーマン』という作品についての興味が燃え尽きちまってるので、あまり読む気になれない、という致命的なソレが(ヲイ)。『アイアンマン』か『ゴーストライダー』にしとけば良かった……。

 まぁ、読んでるけどね(今はマクファーレンとかラーセンの描いてた頃を読んでます)。

 ちなみにこのDVDは、Amazon.co.jpでは取り扱っておらず、Amazon.comでは扱ってるけど、かなりの確率で海外発送してくれない、的なソレで、案外に入手困難ですね(オイラはebayで購入しました)。


 まあ、とりあえずこれで、手持ちの『アメージング・スパイダーマン』誌の蔵書、あと『エッセンシャル・スパイダーマン』、それと『ラウンド・ロビン』『アサシネーション・プロット』『カーネイジ』あたりの『アメージング・スパイダーマン』誌だけで完結してる長編ストーリーラインのTPBは処分できるなぁ、と。

 ていうかむしろ、この手のDVDを買うよりも、この辺のサービスを利用して、読みたい本を自前で電子書籍化しちまった方がいいのじゃないか、とか思った。俺的には、『ジャスティスリーグ』か『グリーンランタン』の「ショーケース・プレゼンツ」、あるいは『クライシス・オン・マルチプル・アーシズ』あたりを2、3冊電子書籍化したら、結構楽しいことになるやも、と思った。
  
  
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