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●最近のプレビューズ@6月(久々)。

2011.03.29 Tue

▼6月のDC新刊とか:

 特に意味もなく、例の「最新のプレビューズ見てダラリとひとくさり」なアレを復活させてみる。来月もやるかは知らぬ。

 とりあえず、DCの6月の新刊について。

 まあ、6月っつーと、今年のDCの大型クロスオーバー『フラッシュ・ポイント』の第2号(全5号)が出てる頃なのですが。今回のクロスオーバー本体のアーティストはアンディ・キューバートなのね。ふむ。

 とりあえず、「なんか時空改変で大変なことになったよ!」とかいう以上の情報は知らぬのですが、まぁ、DCファンなんで、一通り買うツモリ。『ブラッケスト・ナイト』ん時も全話買ったしねー(<知るか)。

 本誌の方で唯一(?)「フラッシュ・ポイント」とタイインしてる『ブースターゴールド』第45号は、ダン・ジャーゲンスが帰還して作・画を担当。「なぜかフラッシュポイントの改変世界に紛れ込んじゃった、元の世界のブースターゴールドが頑張るよ! でもどうやって?」な話。まあ、別にいいのですが、も少しアラスジを具体的に書いて頂けませんでしょうかね。

 でー、6月からは「フラッシュ・ポイント」のタイインで、「フラッシュポイント」の舞台となる改変世界のヒーローたちの活躍を描いた全3話のミニシリーズが刊行開始。……要は、『ハウス・オブ・M』のタイインタイトルで「ハウス・オブ・M」世界のヒーローらの話が書かれるアレみたいなもんでしょうな。

 スタイルとしては、『フラッシュ・ポイント』第2~4号を出すのと平行して全3話のミニシリーズを出し、怒濤の勢いで『フラッシュ・ポイント』最終第5号につなげる、って感じですね。オイちゃんのような古い世代の人間だと『エイジズ・オブ・アポカリプス』を思い出しますが。


 でー、ミニシリーズのタイトルはこんな感じ。

『バットマン:ナイト・オブ・ヴェンジャンス』:まぁ、バットマンの改変された存在、でいいんじゃないかと思います(そこを捻ってくる可能性はありますが<身構えつつ)。「彼は日中はウェイン・カジノを切り盛りしてるよ!」とかいう一言だけのアラスジで何を語れというのか。

『シークレット・セブン』:おそらくは、シークレット・シックスの改変版なんでしょうが、表紙に描かれてるキャラがシェイド・ザ・チェンジングマンとエンチャントレスと、全くシークレット・シックスと関係ないのは何故だ。ていうか残りの5人はどうした。……つか、シェイドのコスチュームが、ピーター・ミリガンが書いてた頃、わかりやすくいえばヴァーティゴの頃のそれなんですが……って、ライターがピーター・ミリガン当人かよ! 
 アラスジ:「7人のうち誰かが裏切るよ!(いつものことじゃねぇか!) ……ていうか、改変ものの『シークレット・セブン』出てる間も『シークレット・シックス』は普通に出るのね。いいけど。

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すかさず、ミリガン版『シェイド・ザ・チェンジングマン』を貼ってみるテスト。

※編注:ここからしばし話を横に逸らせて、「シェイド・ザ・チェンジングマン」と、8月に出るハードカバー、『スティーブ・ディッコ・オムニバス』の話をしようと思ったのですが、長くなったので、別エントリにします。

 閑話休題。

『アビン・サー:ザ・グリーンランタン』:アラスジによると「彼は不時着を生き延びたよ!」だそうで、この世界のアビン・サー(ハル・ジョーダンの前任のグリーンランタン)は、地球に不時着したけど、死ななかったようですね。……ていうか『アビン・サー』が出るのに『グリーンランタン』も普通に出て(以下略)。

『エンペラー・アクアマン』:「世界を沈めた彼が、今や世界を支配してるぜ!」とかなんとか。アクアマンが皇帝ですか。大海軍は世界最強ですか。こう、この手の改変世界ものって、元の世界の地味キャラが無駄に出世してることがあるよね(地味キャラゆーな)。

『デスストローク&ザ・カース・オブ・ラヴェイジャー』:「失われた宝を見つけるまでは何者にも止められないぜ!」とかなんとか。表紙を見るに、デスストロークさんは海賊で、「ラヴェイジャー号」とかいう船を率いてるっぽいので、お宝を求めるスレイドさんの海洋大冒険が見られそうですね(棒読み)。

『フランケンシュタイン&ザ・クリーチャーズ・オブ・ジ・アンノウン』:最近そこかしこで見かけるフランケンシュタインさんと、クリーチャーズ・コマンドーがチームを組んだ感じでしょうか。なぜかチーム名にチャレンジャーズ・オブ・ジ・アンノウンも混じってますが。「彼らの創造主を見つけなければ死んじゃうぜ!」とかなんとか。表紙で戦ってる敵がナチスなんですが、なんか意味はあるんでしょうか。

『シチズン・コールド』:「ヤツは愛すべきでない人を愛してるぜ!」……だって。キャプテン・コールド(この世界じゃ名前違うけど)さんが、まさかの単独ミニシリーズ獲得。表紙を見る限りは、コールドさんは人々のヒーローで、他のローグスと戦うっぽいですね。

『ワンダーウーマン&ザ・フューリーズ』:「彼女が世界を手に入れなければ、誰も手に入れられないだろう!」と。フューリーズは、アマゾン族とかスーパーヒロインとかからなる軍勢っぽいですね。

『ワールド・オブ・フラッシュポイント』:まぁ、複数のキャラを登場させつつ、世界観の背景の説明とかをする話かしら(適当)。表紙でアクアマンとワンダーウーマンが戦ってるところをみると、この世界の勢力図的には「エンペラー・アクアマン」vs.「ワンダーウーマン」な感じなのかしら。

『デッドマン&ザ・フライング・グレイソン』:「彼らの最後の興業、それは大脱出だ!」とかなんとか。表紙を見る限りは、デッドマンとナイトウイングのペア+αが活躍する話っぽいですね。……っつーか、今回「ヒーロー名&何とか」って具合なタイトルが多いですね。

『リージョン・オブ・ドゥーム スターリング・ヒートウェーブ』:「大統領を殺さなければならないんだ!」とかなんとか。リージョン・オブ・ドゥームは、アニメ『スーパーフレンズ』に登場した悪人軍団の名前(※DCユニバースにも『エクストリーム・ジャスティス』にブレインウェーブ・ジュニア率いる悪人軍団として登場したけど、忘れていい設定です)。ってことは、ヒートウェーブもその悪人軍団に所属してんじゃないでしょうか。

『ロイス・レーン&ザ・レジスタンス』:まぁ、現実改変物にはつきものの、「権力者に対して抵抗活動を続けてる有名サブキャラ」な話ですな。「アマゾン族の秘密が暴かれようとしているぜ!」とかいう感じですか。表紙にはなぜか、エトリガンや新キャラっぽい姿も描かれてますが。

『アウトサイダー』:「彼は戦争には加わらないよ!(服が汚れちゃうからね!)」とかいうナメたアラスジ。表紙を見るからに、主人公はメタモルフォさんな模様。バットマン、サイボーグ、アビン・サーらが周囲にぶっ倒れてるとこからして、まぁ、「権力者」側の人間なのかしら。……っつーか、このバットマンの中身って、誰かしら。

『キッドフラッシュ・ロスト スターリング・バート・アレン』:「彼はどこにいる? っていうか“いつにいる?”って聞くべき?」とか。まあ、AoAのビショップとか、HoMのウルヴァリン的な、「元の世界についての記憶を持ってるキャラの奮闘」な感じの話じゃないでしょうか。

『プロジェクト・スーパーマン』:「彼らは彼を研究所で何年も実験してたよ!」とか。……カンサスに落ちたカル・エルが、実験動物として捕らえられてた、とかいう話かしら。表紙はメトロポリスらしき都市にミサイルかなんか(クリプトナイトの隕石とカル・エルの宇宙船?)が降り注いでる感じの絵で、内容はサッパリわかりませんが。

『ハル・ジョーダン』:「彼はリングを得てないよ!」<『アビン・サー』が出る時点で想像つくよ!

『グロッド・オブ・ウォー』:フラッシュの仇敵、ゴリラ・グロッドもミニシリーズを獲得。「アフリカは彼のものだ!」だ、そうです(そろそろ飽きてきた)。

『リバース・フラッシュ』:「これまでになく強力だよ!」。左様ですか(ナゲヤリ)。

『グリーンアロー・インダストリーズ』:「ヤツは戦争で金儲けしてるぜ!」。表紙のオリバーさん(多分)の邪悪な微笑みがスゲェイカス。っつーか、オリバーさん、スコープつきのショットガンとか持ってるんですが、アンタは大門さん(※『西部警察』の人)か。

『カンタベリー・クリケット』:なんか良くわかんない、虫っぽい外観の新キャラ。カンタベリー・クリケットってのは、名前でいいんでしょうか。「彼のパワー、それは彼の呪いでもあるのさ!」とか。
 色物キャラとみせかけて、実はその正体は元のユニバースにおける意外な人物……とかいう感じでしょうか。
 っつーか、カンタベリー・クリケットって名前とか、背景にビッグベンが描かれてるところからして、舞台はイギリスなんでしょうか。こう、他のイシューの表紙にもビッグベンが描かれてたし、こう、アメリカはアクアマンに水没させられてて、レジスタンスの最後の拠点がイギリス、とかいう感じなのかしらん?


 その他のコミックについて俺用メモ:

・完結した『ブライテストディ』のアフターマス(後日談)なミニシリーズ(全3号)が出るね、と。ネタバレが嫌なんでアラスジ読みません。

『グリーンランタン』第67号:「ウォー・オブ・ザ・グリーンランタンズ」が完結。「ぼくらにいえることは、全部が変わっちゃうってことだけさ!」とかいうアオリが、なんというか、「あらすじになってねぇな!」って感じでスバラシーですね。

『グリーンランタン・コァ』第61号:「ウォー・オブ・ザ・グリーンランタンズ」のアフターマス。「ジョンさんとカイルくんの世界は完璧に砕かれちゃったよ!」とか言う感じで、まぁ、再生のドラマの始まりですね。……いや、ここんとこ毎年毎年コァが壊滅的なダメージを受けて、「また1からやり直すぜ!」とかいうアフターマスを何度も何度も見せられてる気がするですが、どうなのか、それは。

『エメラルド・ウォリアーズ』第11号:「ウォー・オブ・ザ・グリーンランタンズは終わった! けど、ガイたちの戦いは始まったばかりだ!」だそうで。……いや、ですから、もう少し具体的にアラスジを書いてもらえませんでしょうか。

『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』第58号:こないだ始まった「エクリプソ」編の続き。「前号でスペクターと戦った結果、エクリプソは月をも割るパワーを手に入れたよ!」って、また負けたのかスペクター。

『アクション・コミックス』第902号:「レイン・オブ・ドゥームズディ」続き。『アクション・コミックス』第900号にて現れた新たな敵とスーパーマンが戦うっぽい感じ。スティール、スーパーボーイ、スーパーガール、エラディケイターが応援するよ! とかなんとか。
 新しい敵ってのは、多分、ドゥームズディが何らかのパワーアップを果たしたか、ドゥームズディの意識を乗っ取った何者か、みたいな感じじゃないでしょうか(適当な予想)。
 しかし、スティール、スーパーボーイ、エラディケイター、スーパーガールっていう「チーム・スーパーマン」が揃うのも久しぶりやね(でも、“今の”スーパーガールはチーム・スーパーマン初参加というこの矛盾)。

『スーパーマン』第712号:ロサンゼルスの新ヒーロー、シャリフが登場だよ! でも彼にどっかにいって欲しい人もいるようだね! スーパーマンは人々の先入観を払拭できるのかな? とかなんとか。こう、オイラは実はライターがストラジンスキーになって以来の『スーパーマン』誌は、「買ってはいるけど読んでない」状態なので、そろそろ気合い入れて読みたいと思います。


 でー、個人的に今回のプレビューズで一番驚愕したのが『ショーケース・プレゼンツ:トライアル・オブ・ザ・フラッシュ』。

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 フラッシュ(バリー)の個人誌の再末期に、実に2年もかけて延々と展開された「トライアル・オブ・ザ・フラッシュ」が、「無闇なボリュームなら俺に任せろ」でおなじみ、「ショーケース・プレゼンツ」レーベルでまさかの単行本化。

 うん、この企画を考えた編集者に2011年度の「俺アワード」をさし上げよう。

 あらすじ:数年前、フラッシュの奥さん(アイリス)を殺したリバース・フラッシュが、フラッシュの新たな恋人をも手にかけようとする。それを制止するため、リバース・フラッシュと壮絶なチェイスを繰り広げたフラッシュは、誤ってリバース・フラッシュを殺害してしまう。殺人犯として逮捕されたフラッシュは、裁判にかけられるが……。

 とかなんとか。

 当時低調だった『ザ・フラッシュ』誌を、「主人公が殺人容疑で裁判に!」とかいう大ネタでテコ入れを計った感じのソレですが、延々2年近くも引っ張った割には読者人気は微妙で、結局「トライアル~」の完結をもって『ザ・フラッシュ』を休刊させることになった、というイワク付きのエピソードですね。

 っつーか、最終号の出た翌月の『クライシス・オン・インフィニット・アーシズ』第8号で、フラッシュは死にますしね。
(「トライアル~」完結のかなり前から、『クライシス』でフラッシュを死なせることは編集会議で決定してて、最終号の刊行と『クライシス』第8号を接近させることは計画通りだったのでしょうが、それにしてもキレイすぎですな)

 っつーワケで、『ザ・フラッシュ』第323-327、329-336、340-350号を収録。全592ページ。

 オイラ個人は「トライアル・オブ・フラッシュ」は、最終回(第350号)を含む数冊しか持ってないんで、この際買っちゃおうかなぁ、とか思ってますが。

 しかしまぁ、アイリス、バリー、リパース・フラッシュの3人が復活をとげちゃってる現状、「トライアル・オブ・フラッシュ」ストーリーラインの意味合いとかストーリーの重さとかが、数年前とは様変わりしてしまっているよなぁ、とも思ったみたり。
  
  
 余談:「トライアル・オブ・ザ・フラッシュ」が出たことで、「マイルストーンではあるけれども、無闇に話が長くて、しかも全編に渡ってテンション高いかっていうと、微妙なんで、全話フルカラーで単行本化するのはちょっとなぁ……」な感じな「ちょっとアレ」な感じのストーリーラインを「ショーケース・プレゼンツ」で出すという筋道が出きたわけで。

 この勢いに乗じて『ショーケース・プレゼンツ:タイタンズ・ハント』とか『ショーケース・プレゼンツ:トータル・カオス』とかを出していただきたく。……ま、たとえ出たとしても、買うけど読まないけどな!(ヲイ)

 そしてマーベルもマーベルで、オムニバス・レーベルで出せないような微妙なクロスオーバーを「エッセンシャル」レーベルで出してください。『エッセンシャル シージ・オブ・ダークネス』とか『エッセンシャル スーサイド・ラン』とか。無論、出ても買うけど読まないですが!
  
  
 今回のオチ:「『エッセンシャル ブラッド&サンダー』とか!」って書こうとしたら、今年の6月にフルカラーのTPB(336ページ)で出ることを知って、驚愕したよ!
 劇場版『ソー』の便乗で、出したいものを出そうというその意気やよし。この単行本の担当編集者にも、今年度の「俺アワード」をさし上げましょう。……ま、買わないですが!(最悪だ)
  
  
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タグ:プレビューズ

●『X-ファクター』とピーター・デイヴィッド、の巻。

2011.03.26 Sat

▼『X-ファクター』について思うことなど:

 こう、部屋の掃除をして、コミックブックの整理をしたのさ。

 したら、「部屋のあちこちに散ってるので通して読めない」状態にあった『X-ファクター』がきちんと揃ったのよ。

 ので、ここ8ヶ月分くらいを一気に読んだ。大雑把にいえば、ラトヴェリアでグダグダやってた話が終わった後から、ラスベガスでの一件が終わるまで(それ以降の号は……多分、玄関の靴箱の上あたりに置かれてるコミックの山を整理したら出てくると思う<ヲイ)。

 感想としては、「ピーター・デイヴィッドのクオリティは安心できるなぁ」という感じ。

 基本となるストーリーを適切に進行させつつ、サブプロットでその他のキャラクターの関係を掘り下げつつ、新たな伏線を張る……っていう「言うは易く行うは難し」なソレを、毎号毎号、水準以上のクオリティを保ちつつ、着実にこなしてくソレがね、実にちゃんとしてて、安心して買い続けられるよなぁ、と思う。

 最近は、ドクター・ドゥームとか、バロン・モルドーとか、ヘラみたいな、Xタイトルとはあんま接点のないヴィランを絡ましてるのもいいね、と(そういや、みんなコスチュームが緑色だけど、なんか意図してるのかしら)。

 あと5年くらい前に張られっぱなしだった「マドロックスは、ミュータントじゃない?」って伏線が、「セカンド・カミング」クロスオーバーの際に「あ、ちゃんと覚えてますんでご安心ください」的にサラリと言及されてて、「おおう」と思うと共に、「……まだ当分、この伏線を解消する気ねぇな!?」とも思う。
  
 この辺の長短様々なスパンの伏線をちりばめてって、50号くらい後にそれらが集約、読者が「おぉ」と膝を叩くような、「腰をすえたストーリー展開」は、正にピーター・デイヴィッドというライターの真骨頂であり、アメリカン・コミックスというものを毎月毎月読み進める醍醐味の一つであるなぁと、思うのね。

 こう、今やマーベル、DCの大手2社は、自社の大概の連載作品を、キチン、キチンと単行本化するようになってさ。『X-ファクター』みてぇな5年以上も続いてる長期シリーズであっても、1号から手軽に追えるようになってるのでさ。

「興味のある方は、ミニシリーズ『マドロックス』→『X-ファクター』第1巻って順番で単行本を読んでね!」とか、手軽にすすめられるのがいいですね。

 ……『Madrox: Multiple Choice』のTPBが品切れで、マーケットプレイスでプレ値が付けられてて、手軽には買えない? それはマーベルに文句いえ!

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ソフトカバー版よりハードカバー版のほうが安い……だと……?


 でー、ここまで書いてきて、ふと、俺がデイヴィッドに寄せている「彼ならどんなに引っ張った伏線でも、きちんと着地させてくれるだろうから、安心して毎号追っていこう」という、この信頼感は、「仮にデイヴィッドが『X-ファクター』を降りることになっても、彼なら降板までの数号を使って、主要な伏線にそれなりにケリをつけてくれるだろう」という、「マイナスな方にころんだ場合の信頼感」も含まれてることに気づいた。

 ……これは多分、デイヴィッドがライターをしてた『スーパーガール』の打ち切り騒動での経験によるモンだな。


 あと、これは印象論だけどさ、『X-ファクター』の読者って、「X-メン関連タイトルだから読む」的な「キャラ萌え」的な部分よりも、「ピーター・デイヴィッドが書いてるから読む」的な「作家萌え」が読む動機の「割と大きめな部分」を成してると思うのね。

 でー、そうした「作家萌え」な読者が本誌を支持してて、編集サイドもその辺を理解した上で、デイヴィッドが書きやすいような体制を作ってて(※)、でもってデイヴィッド自身もそうした期待に応えて、安定したクオリティの作品を送り出してるっつー感じで、よい具合に回ってやがるなぁ、と思う。

(※)X-ファクター探偵社をユートピア入りさせなかったり、『X-ファクター』をクロスオーバーの本筋に絡ませないようにしたり、とかいうあたりは、「他のX-メン・ファミリーと足並みをそろえるために、色々と制約が課せられる」状態を回避させるための措置だと思うさ。
 まあ、デイヴィッド自身は、クロスオーバーに合わせてそれまでのストーリーラインを変更することができる器用さを持ってるけど、読者的には「メシア・コンプレックス」の時みてぇに、「なんで『X-ファクター』でヨソの知らない話を展開してやがる、つか俺のライラがぁ!」とかいうアレを年1回くらいのペースで挟まれるのは、勘弁して欲しいさ。


 ……こう、クリス・クレアモント御大とは異なる意味で、X-メン・フランチャイズの中で独立した立場を確立してる感じというか(<御大に失敬だ)。

 願わくば、もう数年は、この“よい具合”が続きますように。
  
  
っつーわけで、デイヴィッドの『X-ファクター』を読みたまエ。

・今回のオチ:こう、ピーター・デイヴィッドの『X-ファクター』を散々ほめときながら、実はオイラの一番心に残ってる『X-ファクター』のエピソードは、J.M.デマティスが書いてた『X-ファクター』第100号前後のアレ、だという。
  
  
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タグ:今日読んだアメコミ

●どうでも良きDP。

2011.03.25 Fri

▼どうでも良きドゥーム・パトロール:

『シークレット・シックス』第30号とクロスオーバーしているので、久々に『ドゥーム・パトロール』(第19号)を買った。

 ……アンブッシュバグさんがいつの間にかパトロールに参加していて驚愕する。いつから? ……え? 第9号以来、セミレギュラーで登場してんの? アンブッシュバグのファンを自認している俺さん的に、なんたる不覚か!!(血涙)

 お詫びとして今後『ドゥーム・パトロール』誌を断固として定期購読することをここに誓うものである!(<もうすぐ休刊するのを知ってていってやがる、コイツ)

 ……とりあえず、TPBで揃えるので、堪忍してください。
  
  
 あ、『シークレット・シックス』とのクロスオーバーは、「どうでもいい理由で力を得たギークの小僧が、実にどうでもいい動機で悪事を働き、それに主人公らが巻き込まれてアレな感じに」という、ギフェン先生のいつものヤツでした。

 登場人物の中の比較的常識人が苦労を背負い込んでる間に、なんかグダグダな雰囲気になって、敵味方双方が体育座りでボケっとしてる感じなオチも、いつものギフェン先生ですね。

 つか、せっかく他誌とのクロスオーバーだというのに、全くノーガードで読者をケムに巻くギフェン先生のブレなさは清々しいですね。ていうかゲイル・シモーネ(『シークレット・シックス』側のライターね)も、ギフェンのノリに嬉々として付き合ってやがるな?
  
  
 こう、ギフェン先生の『ドゥーム・パトロール』の最終回は、「ウーロン島の砂浜で体育座りしてるパトロールのメンバーが、延々とどうでもいいことをダベる」「合間にサブキャラが天を仰いで長台詞を絶叫」「くだらないことをいったアンブッシュバグさんがロボットマンに海に叩き込まれるオチ」とか予想してますが、どうか(<いつものことじゃねぇか)。

  


  
  
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●『バットマン』新作映画情報に「ちょっと、それはどうなのか」と思う日々。

2011.03.24 Thu

▼「どうなのか」な今日この頃:

 こう、「『バットマン』の新作映画でジョセフ・ゴードン=レヴィットがアルベルト・ファルコーネを演じるらしい」とかいうニュースが流れてますが。

 このニュースを報じた『ヴァラエティ』の記事がアルベルト・ファルコーネを「a.k.a.ホリディキラー」って紹介してるのは、どうなのか。『バットマン:ロングハロウィーン』の致命的なネタバレじゃないのかと。

 というかそもそも、この『ヴァラエティ』の記事は、事情通が「ジョセフ・ゴードン=レヴィットがアルベルト・ファルコーネを演じるらしい」って言った、ってだけで、映画にホリディが登場するわけじゃないと思うのですが。どうか。

※元記事中の「アルベルト・ファルコーネはまたの名をホリディといい~」といったくだりは、記事の筆者によるコミック版のアルベルトの説明である点に注意。

 そして、この記事を引用してる日本語の記事が、割合に「ジョセフ・ゴードン=レヴィットが連続殺人鬼を演じるよ!」って、伝えてて。

 それも含めて、どうなのかと思う今日この頃。


 あと、こっちのブログの記事では「ゴードン=レヴィットはリドラーではなくデッドショットを演じる!」とか書いてありますが。

 その記事が引用元として挙げてる(らしい)この記事には「ゴードン=レヴィットはリドラーかデッドショットを演じるらしい」としか書いてないのね。

 ……引用元はその記事ではない、のか?(じゃ、なぜ記事中でわざわざリンクしてるのだろうか)


 あとこの記事は、うちのブログの「デッドショット講座」のエントリにリンクを張っていて、それはありがたいのですが。

 でもこの記事、貼ってる画像がゴールデン・エイジ版のデッドショットの画像だったり、「バットマンに取って代わろうと暗躍するというキャラクターみたいですね」とかいう記述を読むだに、この執筆者さんは「デッドショット講座」の「その1」だけを読んで記事を書いてて、「その2」以降の記述は参考にしてないのでは? といった疑念がね、わいてきてね。

 どうなのか、と(いや、「その1」の記事から「その2」以降にリンクを張ってない俺が悪い、といえばそれまでなんですが)。


 とどのつまり、どうなのか、と。
  
  
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●最近の日常。

2011.03.22 Tue

▼三連休とわたくし:

 まあ、三連休でヒマなので、アレな感じになってる家を掃除した。

 ちなみにオイラん家は、震災当時は、たまたま蔵書の整理とか無線LANの導入とかで、色々積み上げてたものを床に置いてたこともあり、あんまダメージなしだった。なんたる僥倖か。

 12インチ前後の玩具を並べてた棚が一番の懸念だったんだけど、これも案外に被害軽微で。11インチ・ボルトロン(トレンドマスターズ版・プラスチック製)が棚から落ちてた程度。1メートルくらい落下しても両足の合体が解除された程度で破損してないというのは、実にアメリカ製品らしい丈夫さであるなぁ、と思った。

 こないだ買ったパイレート・スポーン(まあ、フィギュアね)の海賊帽がどっかにいったのが、一番の被害やも知れぬ。
  
  
 っつーわけで、震災前に買ってたけど、組み立ててなかったカラーボックス×2を組み立てて、床に散乱してるTPBを突っ込んでみた。あと、震災前に買ってたけど箱から出してなかったプリンタを、パソコンデスクに設置したり、さらには近所のヤマダ電機でUSBハブ買ってきて、無線LAN導入によってグダグダになった配線回りを整理したり……って、震災前から持ち越しの「やっておくべきこと」ばっかじゃね?


 でー。カラーボックスにTPBを突っ込んでる最中に「この本棚を『この本棚の持ち主の読書傾向はこんな感じです』的な、嗜好が読みとれるような本の並べ方にしたら、痛々しくて“イケてる”(苦笑)んじゃね?」とか思いつく。

 その、本棚に並べてる本が、「ジャンプの単行本たくさん+電撃系の萌えマンガ少々」とか、「チャンピオンの単行本+漫画ゴラクの単行本」とかで、その人のマンガの読み方の傾向って解るじゃないですか。この際、それを「私はこういう傾向でコミックを読んでるんですよ」というのをむしろ匂いに匂わせる方向で、本棚を作ってしまうのはどうだろう、と。

 なんつーか、盆栽やアクアリウムみてぇな感じというか、「自己表現としての景色」を作る感じなソレ。

 な、訳で「この辺に『デッドプール・クラシック』を置いて、こっちには『アンブッシュ・バグ』と『グレート・ダークネス・サガ』を置いて……この辺は、『クライシス』関連で固めつつ、その隣を『グリーンランタン』関連で固めて……このブロックには邦訳アメコミも置いて……」的に、「俺らしい本棚の景色」を模索中。案外楽しいやもしれん。

 こういうことをすると、「本棚」としての実用には欠けるんだけど、オイラにとって本棚ってのは「普段読まない本を何となく系統だてておいとく場所」に過ぎないんで、ええねん。


 掃除しながらPCで『続・夕陽のガンマン』見てたら(昔、「新作DVDを何枚か買ったら名作DVD何枚かプレゼント」キャンペーンでもらったきり放ってた)、「セルジオ・レオーネ コレクターズボックス」が欲しくなってきた。マーケットプレイスで新品4000円台か……買うかな。
  
  
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●ひどく、どうでもよい日常。

2011.03.12 Sat

 地震前に、書きかけだった日記を、とりあえず発表するだけ発表しちまうテスト。

 下書き状態で残してたので、エントリのナンバーが若いのだが、多分そんなのを気にするのは、このブログの管理人たるオイラだけなので、どうでもいいですね。
  
  
▼最近の海外通販:

 うっかり、3月分のコミックのアドバンスド・オーダーを忘れてたんだ。

 しょうがねぇから、久々にローンスター・コミックスのバックナンバー通販を利用して、3月分の新刊を買うことにした。

 3月いっぱい、毎週水曜日にローンスターの「今週の新刊」のページを見にいって、G-MARTの注文票と見比べながら、ヌケをカートに放り込んでいく簡単なお仕事です。

 ついでに、ここ最近のイシューで買い逃してたモンを買ってみようか、とも思うが、それをするには部屋にウズ高く積まれたバックイシューを整理して、何が抜けてるのかを確認せねばならぬ。3月中にできるのか、それが。

 でー、今週の新刊のページを見てたら、フレッド・ペリーとベン・ダンが、頭の悪いパロディを描いてやがるので、思わず注文しちまった。ウヌレ。

 余談:この頭の悪いヤツの姉妹作「Sarah Palin Rogue Warrior」についてググって、2番目に出てきたブログ(日本語)の、一連のコミックスのレビューが、「ヒーローものコミックのお約束を全く気にせず、目の前にあるコミックの内容について思うところを真摯に語る」というスタイルで面白かった。
  
  
▼最近のマンガ:

「ビッグコミック」で星野之宣の『星を継ぐもの』が始まったけど、なんだろう、「池上遼一に『グリーンランタン&グリーンアロー』を描かせる」とかいうくらいに「誰でも思いつくけど、誰もあえてやろうと思ってなかった」作品だなぁ、と。いや、読みたいけど。でもオチは一緒なんだろうな。


※ここまで、地震前の日記。こっから、地震後の近況。


▼千葉に帰りたい:

 千葉の家に帰りたいが、向こうはまだ余震とかあったり(しかも震源地千葉)、断水とかしてたりと、いろいろ大変そうなので、このまま都内にとどまることにする。ていうか、千葉に戻ったとして、月曜に都内に出勤できるか、微妙な気がするゆえに。

 とりあえず、ふたばちゃんねるの「千葉スレ」見て、県民の安全を祈る。

 実家のネット環境が復活したので、知り合いのTwitterを検索して、健在を確認したり、あとヤフオクで入札中のソレを確認したり(……どさくさにまぎれて、現状の落札価格で終了しないかなぁ<火事場泥棒か!)。

 まさかと思って、Amazonマーケット・プレイスのアカウントを確認したら、TPBの注文が入ってたよ! ていうか、地震の1時間後に都内から! 色々あっても、フィクションを求めるその意気やよし、と思うも、オイラが家に帰れないので、発送は遅延する。口惜しい。
  
  
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●地震メモ・3

2011.03.12 Sat

▼前回のあとのわたくし:


昭和通りを歩いてて見かけた、窓ガラスの割れているビル。
都内でも建物によっては被害が出てるのね。


・その後:

 まあ、世田谷区目指して国道を延々と歩いてただけですが。

 こんな日でも、営業を続けてたラーメン二郎 神保町店と、こんな日でも行列を作って二郎を喰おうとするジロリアンに、なにかこう、言い知れぬ感動を覚える。

 っつーか、国道沿いの有名ラーメン屋にゃ結構人が並んでたけどな。

 かく言うオイラも、千駄ヶ谷のホープ軒が開いてるのを見て、「ラーメン食ってこうかなぁ」と、心を揺らしましたが(でも、ホープ軒は立ち食い形式だったのでやめた。メシ食うなら座りたかったねん)。

 あとトイレ借りるために入ったパチンコ屋が、4割くらいの客の入りで、「いいのか、おまいら」と思うも、まぁ、こんな状況下で、顔見知りのいる店に集うのは、精神衛生上よいのやもしれぬので、良しとする(何様だ)。

 どーでもいいけど、どこでガスとか漏れてるやもわからん状況下で歩きタバコをしてる人は、その勇気は認めるけど、俺に近づくな。


 とりあえず、世田谷方面の東急バスが動いていることを期待して、恵比寿駅に向かう。動いてたぜ! 俺さん大勝利! もう歩かなくていいんだ!

 しかし、道が混んでるので、発車しても全然前に進まねぇ。したら、運転手さんが「東急線が復帰しました」とかアナウンスして「ここでおろせ」とバス停でもないのに途中下車する乗客続出。オイラは意地で乗り続ける。

 結局、普段3、40分くらいでつく終点に、2時間かけて到着。

 しかし、オイラはその2時間を退屈せずに過ごせたのだぜ! なぜならオイラは、トートバック一杯のアメコミを所持していたからだ!(最初の地震メモ参照だ!) なんたる伏線回収! フィクションは退屈なる現実に勝利したのだ! でも『ワットイフ・デッドプール・ポゼスド・バイ・ベノム』、オメェは負けだ!(ていうか、なんだあのヒデェ絵は) 

 とりあえず、実家に着くも、ネットが死んでたので、ブログの更新は諦めて寝る。

 起きて、することがないので、歯医者に行ったり。

 マンガ喫茶で、ブログ更新。<いまここ。

 とりあえず、いろいろなことを、なんとなく天のジーザスに祈りつつ、オワル。
  
  
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●地震メモ・2

2011.03.11 Fri

▼その後のわたくし:

18:40

 日本橋本町から昭和通りを延々と歩き秋葉原に到着。

 ここで一休みした後、上野まで歩いて電車の復旧を待つ心算。

 ヨドバシ閉まってる。

 ヨドバシの近所のマクドナルドでメシ。ブログの更新しようと試みるもMobilepointにつながらない……だと?

 店内アナウンス「JRも私鉄各社も今日いっぱい動かない」……だと?

 さらに追い討ちの店内アナウンス。「お客様の安全が確保できないので7時15分で客席閉める」……だと?


19:00

 電車の復旧は見切って、オイラの家(千葉の山奥)に帰るのを諦め、世田谷の実家へ向かうことに決定。

 とりあえず、靖国通りを歩いていく。


19:30

 神保町のマクドナルドでコーヒー飲みつつブログ更新。ついでに地図を確認中。<いまここ

 じゃ、数時間後にまたお会いしましょう。


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●地震メモ。

2011.03.11 Fri

 地震に遭われた地域の方々、いかがお過ごしでしょうか、俺です。

 会社が閉められて、電車も止まってて、ヒマなのでブログ更新してみるテスト。

 つか、mobilepoint経由でネットに繋ごうと、マクドナルドに行ったねんけど、店閉まってるがな!

 しょうがないので、お店の軒先を借りて接続。風が寒い。

 っつーか、なんで俺は1ヶ月半分の新刊アメコミ(トートバッグ1つ分)を持ってきちまったのか。重くてしょうがねぇ。

 さて、これからどうしよ。

 電車が動いてねぇので、家に帰れないし、アキバでも行こうかしら。

 お、また微震。


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●最近のデアデボー。

2011.03.09 Wed

▼「ボーン・アゲイン」前後のデアデビルのハナシ:

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『デアデビル:ボーン・アゲイン』の邦訳版を買うた。読んだ。泣いた(最近、涙もろくてイカン)。

 でー、特に意味もなく(と、いうことにしといてください)、「ボーン・アゲイン」前後の『デアデビル』の流れについて、何となく書き留めておこうと思ったので、そのようにするエントリ。

 きちんとした文章を書くのはメンドいので以下、箇条書き。


・本作を担当したフランク・ミラーが、レギュラーで『デアデビル』のライターを務めていた時期(いわゆる「フランク・ミラー担当期」)は、同誌の第168~191号[1981/1-1983/2]の約2年間(実際にはミラーは第158号[1979/5]からペンシラーとして『デアデビル』に参加しているが、本稿ではライターとしてのミラーの話をしてるので、第168号からとしておく)。

・今回翻訳された「ボーン・アゲイン」のストーリーラインは、『デアデビル』第227~233号[1986/2-1986/8]に掲載されたものであり、上記の「ミラー担当期」には該当しないことに注意。

・ちなみに、「ミラー担当期」の後から「ボーン・アゲイン」の直前までの期間は、デニス・オニールがライターを担当していた。オニールは、ミラー担当期の『デアデビル』誌の担当編集者でもある。

・ぶっちゃけ、オニール担当期の売上げは、ミラー担当期ほどには芳しくなかったようであった。「ボーン・アゲイン」の企画は、デニス・オニールをレギュラーから下ろすと同時に、ミラーに短期間『デアデビル』誌を書かせることで、シリーズのテコ入れを計る……といった営業上の要請もあったのではないかと思われる(筆者の推測なので、そのまま鵜呑みにはしないように)。

・なおミラーはこの時期、ビル・シンケビッチと組んで、『デアデビル:ラブ&ウォー』や、『エレクトラ:アサシン』といったアート色の強い作品(&『デアデビル』関連作品)を手がけていた。ミラーの『デアデビル』オンゴーイング・シリーズへの参加は、それらのシリーズへのプロモーションも兼ねてたのだろうと思う(推測ばかりですね)。

※『ラブ&ウォー』の刊行月は不明だが、『エレクトラ:アサシン』は、「ボーン・アゲイン」最終回と同月に出ている[1986/8]。……多分、タイミングを合わせて出してると思う。

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『エレクトラ:アサシン』は個人的にはミラー作品で1、2を争うくらい好きな作品なのに、
単行本が在庫なしでマーケットプレイスで無駄なプレミアがつけられてるだと? 
呪われよ!


・なお、今回の邦訳版にも収録されている「ボーン・アゲイン」直前の『デアデビル』第226号は、前任のオニールとミラーの共著になる。ミラーが「ボーン・アゲイン」を書く上で、それまでのオニールによるストーリーラインの引き継ぎなんかは、この時点でなされたのではないかと思う。

・邦訳本の解説にも書かれているが、この以前の『デアデビル』(オニール期)では、マットの恋人の自殺だの、マットとフォギーの弁護士事務所がツブれるだのといった鬱展開が続いていた。

・オニール的には、「さあ、マットをどん底まで突き落として、そこからはい上がるドラマを書くぜ!」的な展開を志向してたのだろうが、まあ、その辺のはい上がりのドラマは「ボーン・アゲイン」にてミラーが引き継ぐこととなる。

・ちなみに、同時期のデニス・オニールは『アイアンマン』誌の方で、「トニー・スタークの転落&アイアンマン引退」という、「どん底からはい上がるドラマ」を手がけていた。「どん底からのはい上がり」展開大好きだな、オニール(ていうか、グリーンアローの焼き直……)

・こう、オニールが降板せず、『デアデビル』を書き続けてたら、多分、『アイアンマン』みたいに、1、2年かけて「はい上がり」を書いてたのではないかと、個人的には思う(どうでもよいですね)。

・あとミラーは「ボーン・アゲイン」の半年前の『デアデビル』第219号で、ゲストとして1話だけライティングをしてた(表紙も描いてる)。でもって翌号の第220号からデビット・マツケリーが『デアデビル』誌のレギュラー・アーティストに就任している。ニアミス。

・なおマツケリーは「ボーン・アゲイン」ストーリーラインをもって、『デアデビル』のレギュラー・アーティストを降板した。

・で、「ボーン・アゲイン」ストーリーラインの後の『デアデビル』誌のライターは、数人のゲストをはさみつつ、第238号から新たにアン・ノセンティが担当することとなる。彼女は『デアデビル』第291号までの4年強の期間に渡り連載を続けた。

・ノセンティ期は、ジョン・ロミータ・ジュニアがレギュラー・アーティストとして参加したり、ブラックハート、タイフォイド・メアリーといった新キャラクターが登場したことで知られている(……すいません、この時期の『デアデビル』は、飛び飛びでしか読んでないので、ノセンティ期のストーリーラインがどのような流れだったかは把握してません)。

・ともあれ、4年間も連載を続けられた、という事実と、ネットの評判などを読む限りは、それなりに高評価を受けていたのであろう事は推測できる(※なんか上から目線っぽい書き方になっていることを、この時期の『デアデビル』ファンにお詫びします)。

・ノセンティ期は、「ボーン・アゲイン」の流れを受けて、「デアデビルvs.キングピン」の構図のストーリーは続いていた模様。ただし直接的な対決ではなく、キングピンの支援してる会社とマットが法廷で対決したり、キングピンがタイフォイド・メアリーやブルズアイといった暗殺者を送り込む、とかいう「間接的な対決」がメインだった様だ。

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これも在庫なしかよ! 
呪われよ! 呪われよ! 呪われよ!



・キングピンとデアデビルとの「直接対決」は、ノセンティがライターを降りた後の『デアデビル』第297~300号にかけて展開された「ラスト・ライツ」ストーリーラインにておこなわれた。この話は、「ボーン・アゲイン」で言及されてたとある品物が、意外な形で再登場したり、キングピンの転落の様が「ボーン・アゲイン」の裏返しであったりするところが、個人的に好き(コイツは読んでるのだぜ<いばるな)。

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これも在庫(中略)われよ!


 まあ、そんな感じ。
  
  
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●近況、ていうか同人誌通販・その後。

2011.03.07 Mon

▼同人誌のハナシ:

 同人誌の通販は、まぁ、受けつけ期間は終了しまして。一段落。

 まあ、「期間内にメールを送っていただいたけど、現時点で振り込みはなされていない」な方も残っているですが。


 で。

 到着後に感想メール、お礼メールを送っていただきました方々へ、どうもありがとうございました。そして返信をいたしませんで、申し訳ない。

 こう、個別に返信しようかと思って、でもオイラ手紙書くの苦手で(<いい年をしてコミュニケーションの初歩から駄目なのな)、なんとなしに放置してて、「ずいぶん間が空いちゃったし、ブログの方で返信的なものを書こう」と思いつつ、また放置して。……で、ようやく今、こうして文字を綴ってるわけですが。


 こう、皆さんからは割と「本が届きました。想像以上にページ数がありますね」という感想を頂きまして。筆者としては、「がんばって読んでください」と、汗をかきつつ思う次第であります。

 ……実際、オフセットの本(グリーンランタン&ボルトロン本)は、原稿用紙の枚数でいえばその辺のライトノベル並はあるのでなー。

 ま、資料本なんてのは頭っから通しで読んだりせずに、まず自分の読みたい箇所を拾い読みして、あとは気が向いた時にめくる、とかいう具合のほうが、よろしいかと思います。


 あと、「製本がちゃんとしてる」「案外に読みやすい」等の感想、ありがとうございます。こう、「まあ、普通に読める本」を目指して作っている身としては、ありがたいお言葉であります。

「今後も新刊が出るごとに通販をして頂ければ」というご希望には添いたく思っております。

 その方がワシも儲かるからのぉ、ゲヒヒ(<偽悪を装ってると見せかけて単なる本音)。


 あとあれだ、某掲示板に『ザ・フラッシュ』第123号の1ページ目(オリジナルとリプリントの2種)を貼ったのはオイラです。はい(私信)。

 ウチのブログで記事にするのもなんかイヤミなので、あっちの掲示板経由でそちらに投げてしまいましたが、記事にして頂いてありがとうございました。

 まあ、そんな感じで。

 とりあえず、次回以降のエントリは、ここ2週間くらいの近況とかの適当なる雑記になる予定。
  
  
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タグ:同人誌

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