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●今週のマーベル・グローバル・コミックス。

2014.02.26 Wed

▼今週のマーベル・グローバル・コミックスとか:

 今週、新規にアップロードされたコミックブックは、『アメイジング・スパイダーマン』9~10巻、『ファンタスティック・フォー』583~588巻、『シビル・ウォー:フロントライン』1~11巻(要するに全話)、『ハルク:グレイ』1~6巻(これも全話)、以上25冊。今週も、きっちり25冊(明らかに『アメイジング・スパイダーマン』2冊は数合わせでアップされてるよね)。

 ラインナップ的には、例の「ヒューマントーチ死ぬ死ぬ詐欺」で話題になった『ファンタスティック・フォー』最終回を持ってきてるのが、マーベル的に売れ線を狙っているのかしら、とか。

 でも、583巻のあらすじ紹介で「ファンタスティック・フォーのメンバーの一人は息を引き取ることになるだろう!」とか意味深に書いてるのに、588巻(最終回)のあらすじで、アッサリ「ジョニー・ストームの死後、残されたファンタスティック・フォーのメンバーたち」って書いてるのは、ちょいと、いやまあ、しょうがないけど。うむ。なんか。

 あとマーベル・グローバル・コミックスって、結構『ハルク』を推してるよね。キャプテン・アメリカの個人誌がまだ1冊も出てないのに、ハルク系は既に近作の『ハルク』とオリジナルの『インクレディブル・ハルク』の2つのオンゴーイング・シリーズに、ミニシリーズ『アルティメット・ウルヴァリンVSハルク』と3作も訳されてて、さらに今回『ハルク:グレイ』全話と。

 日本じゃハルクは「そこそこの人気」程度な印象があるけど、グローバルな視点で見てみると、推すべきタイトルなのかしらね。


 サンプルをざっと見たところでは、今回更新分は、「まあ、いつものマーベル・グローバル・コミックスの水準」という感じでしょうか。具体的にいうと、「短い文章の訳は普通、文章が長くなって来ると、なんか意味の取りづらい箇所が出てくる」「時々デザイナーがへんな文字組みしてる(『ハルク:グレイ』の冒頭1ページのサブタイトルの文字組みはもう少しやりようがあると思う)」な、感じ。要は『デッドプール・コルプス』ほどではないけど、まあ、ちょっと、と。

 この現状の、もうあえていうけど「安かろう悪かろう」な翻訳と文字組みは、現時点でマーベルがストックしてる「翻訳済みでアップロード待ちのコミックブック」を使い切るまでは改善されないでしょうが、多分、数ヶ月以上先までのストックは既にしてると思うので、まあ、仮に改善されるにしても、当分先だろうな、と。正直、購買意欲は萎えかけております。


 結論としては、なんとなくマーベル・グローバル・コミックスの翻訳の平均的なレベルがつかめてきたところで、「各イシューに翻訳者と担当編集者のクレジットを入れていただきたい」と思うのですが、駄目ですかね。


 あとこう、せっかく日本オリジナルの『アベンジャーズ』のTVアニメシリーズをやるんだから、子供向け作品とかを増やしても……とか、5秒ほど考えたけど、12ヶ国語で同じイシューを足並みそろえて出さねばならない、という「グローバル縛り」のおかげで、そういう「ローカルなチューニング」は無理よね。

 ……そもそも現行の訳文を、小中学生が読んで理解できるとは思えないしね(ヲイ)。いや、正直、ラインアップが充実して「99セントセール」みてぇなのも出来るようになったら、小中学生も視野に入れた商売とか出来そうな気もしないでもないかも、とか思うのですけどね。

 それを考えると、値段というネックはあるけれど、がんばれば小学生でも読めてしまう程度には日本語がこなれている紙媒体の邦訳アメリカン・コミックスは偉大であることだなぁ、と。


 オワル(続かないかもしれない)。
  
  
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●その後のマーベル・グローバル・コミックスの巻 その2。

2014.02.22 Sat

▼それからのグローバル・コルプス:

『デッドプール・コルプス』5巻まで読んで、もろもろ感想を書こうかと思ってましたが、お仕事のほうが立て込んでて、気付けば1週間経ってたぜ、という日々。

 でー、「マーベル・グローバル・コミックス」の2月19日の更新では、『デッドプール・コルプス』7~12巻まで追加されてて、こちらも早く買わねばならぬ。ウヌレ。

 チナミニ『デッドプール・コルプス』は全12巻であるので、これで全話邦訳されたことになるのよね。ジャパンでオンゴーイング・シリーズが全話邦訳されるって、割と快挙よね。さすがはライフェルド先生であることだなぁ(感情のこもってない詠嘆)。

 ……オイラが先週買った『デッドプール・コルプス』4巻は、まだダウンロードできてないんですけどね、ええ(2014年2月21日現在)。誰かエラー報告してー。オイラまだアカウント作ってないので、エラー報告できんのよ。


 アカウントといえば、一応、報告しとくと、アメリカ版の「マーベル・デジタル・コミックス」の方のアカウントで、「マーベル・グローバル・コミックス」にログインできるか試してみました。

 結果:「ユーザー名に半角スペースは使えません」とか言われて、ログインを試すことすらすらできなかった。

 まあ、マーベル・デジタル・コミックスはコミクソロジーの供給してるアプリをマーベル用にチューンしたもので、対してマーベル・グローバル・コミックスはマーベル本社が供給してるアプリであって、そもそも全然異なるアプリであるので、アカウントの共有とか、できるわけないのですが。一応。


 あと、重大な更新として、『マーベル・ゾンビーズ』と『フィアーズ・イットセルフ』の1巻が無料コミックに追加されてた(両目を$マークに光らせつつ)。無料バンザイ。

 そういや、この2冊が追加されたのに伴って、今まで無料で読めてた3冊は有料に戻った感じですかね(購入履歴が残ってるので確認できぬのよ)。


 とりあえず、2月19日の更新では、『アメイジング・スパイダーマン』3~8巻、『アストニッシング・X-メン(2004)』31~35巻、『デッドプール・コルプス』7~12巻、『インクレディブル・ハルク』1~4巻、『ソー・ザ・マイティ・アベンジャーズ』1~4巻と、実に25冊も翻訳されてますが。

 週に25冊ってさ、要するにTPBにして3~5冊分くらいの分量の邦訳版コミックが「週刊ペース」で出てるってことよね。なにその、物量攻撃。

 なんつーか、月に2、3冊も邦訳アメリカン・コミックスの単行本がコンスタントに出てる現状を「アメコミ・バブル」などと形容したりもしましたが、マーベルの野郎は1週間に出す分でそのペースを凌駕しているワケで。さすが第2次世界大戦当時に週刊ペースで空母作れてた国は違いますな。

 でー、仮にこの週25冊ってペースがキープされ続けたとすると、1年後、要するに52週後には、25×52=1300号分のコミックブックが日本語で読めるということになりますね。

 仮にTPB1冊=8号分とかいう大雑把な計算で行くと、1300÷8=162.5冊ですか。……あなた、年間何冊TPB買ってます?

 こう、こないだまでの「アメコミバブル」で「頑張ってヒーローものコミックの邦訳は全部買うよ!」とかいってましたが、マーベル・グローバル・コミックスのおかげでもはやヒーローものコミックスの邦訳版を全部買うことは不可能になりましたな。

 ……いや、週25冊×200円=5000円、すなわち月2万円、年26万円だから、社会人だと買って買えない金額ではないのか。

 まあ、問題は、現時点のマーベル・グローバル・コミックスの邦訳コミックブックが「それだけの金額を費やすに値するものなのか」という点ですがね(ヲイ)。


 と、いうわけで、『デッドプール・コルプス』4冊(何度も言うけど1~5巻まで買ったけど4巻だけダウンロードできない)と、無料で配布されてたコミックス5冊分を読んだ、「現時点での結論」だと、マーベル・グローバル・コミックスのコミックブックのクオリティに』関しては、

・『デッドプール・コルプス』が飛びぬけて邦訳のレベルがヒドい。ていうか、『コルプス』1~5巻に関しては邦訳がマズい、というレベルでなく、校閲がしっかりしてないおかげで、誤字脱字ポコポコあるし、表記統一が統一されてないしで、割と商品として問題があるレベルだと思う。

・無料で配布されているコミックブック(=人気作品とマーベルが認識してるだろうもの)に関しては、割と読める翻訳はしている、と思う(ただ、セリフ量が長くなると、日本語として意味が取りづらい箇所ボチボチ出てくる)。

・現時点での印象では「訳に当たりはずれがある」と感ずる次第であり、プレビューとかで各巻ごとの翻訳の質を確認して買うべきであるかも。

 とかいう感じですかね。

 いや、『デッドプール・コルプス』はね、本当にヒドいよ。マーベル・グローバル・コミックスの悪い見本の集大成になってる感がある。

 まず、誤植が頻発する。割と適当に読んだ範囲でも、

(正)お偉い人 → (誤)尾偉い人

(正)離して → (誤)話して

(正)先頭にたつ → (誤)戦闘にたつ

 みたいなのが、まあ、4冊読んで11個ぐらい見つかった。


チャンピオンさんのセリフの変換ミスに突っ込みを入れるキッドプールの図。

※サムネイルをクリックすると大きい画像が見られるヨ!
(以下同。ていうか、サムネイルのサイズ設定ミスった。申し訳ない)
 
 それから、「普通こういうミスしないよなぁ」という誤訳も2つほど見つかったり。



 左:「ストローを書く」という日本語の意味が解りかねたのですが、1分ほど考えて「draw a straw(くじを引く)」という成語を直訳してるのだと気づきました。

 右:これは牢獄に放り込まれたデッドプールのセリフですが、「細胞」というのは多分、「cell」の訳し間違いと思われ。

 あと、訳者の人が「後で訳そう」と後回しにしたのか知りませんが、要所で英単語がそのまま日本語のセリフに交じっている箇所があって、これは編集者はゲラぐらい見とけよ、と思いました。



 ていうかですね、このストーリーアークのラスボスが、「アウェアネス(Awareness)」って奴なんだけど、1~3巻までは、こいつの名前が直訳で「意識」って表記になってるのね。

 それが5巻の冒頭でいきなり表記が「Awareness」になるの。カナ表記ですらなく、英文表記。


 画像の左が5巻冒頭の「あらすじ」、右が本編のセリフからの引用。5巻は本編全部「Awareness」表記なのね、これが。


 それから読んでて気になるのは、「長いセリフになると、口調や人称が途中で変わる」というケースが結構多いトコですかね。


具体的にはこういうの(※どっちもレディデッドプールのセリフです)。


 あと、デッドプールとフラッシュ・トンプソンの一人称が「私」なのは、どうなのかとか、ドクター・オクトパスの名前が『デッドプール・コルプス』1巻で「タコ博士」、『シビル・ウォー』1巻では「タコ」と邦訳されてて、不安になって『アメイジング・スパイダーマン』3巻(ドクター・オクトパス初登場号)のプレビューを確認したら、幸いこっちは「ドクター・オクトパス」名義だったとか、あと表記統一関連(1つのコマで「馬鹿」と「バカ」が混在してるのはどうかと思う)とか、もう少々突っ込み入れられる箇所はあるけど、そろそろ指摘するのが嫌になってきたので、今日はこの辺で。
  
  
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●その後のマーベル・グローバル・コミックスの巻。

2014.02.13 Thu

▼最近のグローバル・コルプス:

 昼メシ食いながら、マーベル・グローバル・コミックスの新着を見てたら、ロブ・ライフェルドがアーティストを務めていた、『Deadpool Corps』の第1~6号までが追加されていたので、とりあえず、最初のストーリーアークであるところの、第1~5号までを購入してみた。

『Deadpool Corps』のカナ表記が『デッドプール・コルプス』だったのは、この際ノーコメントで。

※このブログの筆者は、「Corps」のカナ表記をこの10数年の間に「コープス」(<割と短期でアヤマチに気付く)、「コーズ」(<正規な表記でないことを自認しつつ、結構長いこと使ってた)、「コァ」(<現行の表記。邦訳アメリカン・コミックスでグリーンランタン・コァの表記が広まったあたりでこの表記に統一したような)と、その折々で変えてきた歴史を持ち、周囲に被害も及ぼしてきたので、この表記に関してもはや何かを語る資格はないのである。

※ちなみに「コープス」表記が誤りであることに気づいたのは、ウチの昔のホームページのテキストを自分のホームページに転載なさってた方が、ご丁寧に原文の「コープス」表記だけ別のカナ表記に訂正してたから的な経緯だった(確か)のを、このテキストを書きながら思い出した(どうでもいい)。


 考えてみれば、ロブ・ライフェルド先生がメインでアーティストを勤めておられるオンゴーイング・シリーズを、このようにまとまった分量、邦訳するというのは、このグローバル・コミックスが初であるなぁ。ほむ。

 過去には小学館プロダクション(現・小学館集英社プロダクション)の刊行していた『X-メン』のクロスオーバー「エクスティンション・アジェンダ」の数話とか、昨年の『デッドプール:マーク・ウィズ・マウス』の一部とかで、ライフェルドの担当話は翻訳されてきてましたが。

 実に5話分(※第6号はライフェルドは描いてないのね)もの、ちょいと薄めの単行本くらいの分量のロブ・ライフェルド作画のコミックスが一挙に(しかも12ヶ国語同時配信で)翻訳されるというこれは、グローバル化の偉大なる恩恵であると思った。

 多分、『デッドプール・コルプス』を買うことで、ライフェルド先生に直接何セントか印税が入ると思うので、ライフェルドファンはマストバイですね。


 ……いやまあ、ネタ抜きに正直にいうと、その、マーベル・グローバル・コミックスの初期のラインナップとしてデッドプールさんが並ぶのは、いまやデッドプールさんの人気は国際的なものであるのだなぁと、喜ばしく思うわけですが、でもデッドプールの12ヶ国語同時翻訳作品の第1弾が、よりにもよってライフェルドの『デッドプール・コルプス』というのは、編集者は何を考えているのだろうかと、思わないでもないでもないこともなむなむ。

 ていうかそもそも、『デッドプール・コルプス』に登場するデッドプール隊(※『コルプス』本編ではチーム名は「デッドプール・コルプス」ではなく「デッドプール隊」表記なのです。なぜか)の結成秘話であるところのミニシリーズ『プレリュード・トゥ・デッドプール・コァ』(全5号)から訳すべきだろうと思うのですが。

『デッドプール・コルプス』1巻の1ページ目で、全く前置きなしにコンテンプレーターさんがデッドプール隊に語りかけてるシーンから始められても、読者ついてこれないがな。欄外に「デッドプール隊 #1-5-序章を参照」って注釈付けられても困るがな(ていうか「『デッドプール・コルプス-序章』#1-5を参照」って書くべきだろうに)。


 正直、長期的な伏線とか引かずに、数話完結の話が続いてくダニウェル・ウェイ期の『デッドプール』でも訳せば良かったのではないか、とか思うのね。なんなら最初のストーリーアークはすっ飛ばして、ヒットモンキー&スパイダーマンの出る辺りからいきなり訳してもいいかと。

 いやもしかすると、ライフェルド先生の人気は12ヶ国に轟くソレであるのかもしれ……いやいや。

 ちなみに『デッドプール・コルプス』の中国語表記『死侍兵団』ってのが、なんかカッコいいです。デッドプールは「死侍」なのね。


 まあ、ともあれ、購入した。



 ……ダウンロード待機中のタイトル表記が「デッドプール軍団 #1」で、ダウンロードが開始されるとタイトルが「デッドプール・コルプス 1巻」に変化するのはどうなのか。表記統一っつーか、ファイルネームの管理はちゃんとしとくべきだと思います。

 ちなみに200円払ってダウンロードできるのは、「日本語版の『デッドプール・コルプス』1巻」のみであり、コイツの購入履歴があるからといって「中国語版の『死侍兵団』第1集」がダウンロードできるようにはならないのである。中国語版が欲しければ、再度200円払わなければならないのである。……まあ、当然ですね。


 ……そしてトラブル発生。なんか「ダウンロードを承認できません」メッセージが出て、『コルプス』4巻だけダウンロードできず。

「再試行するか、設定画面で購入済アイテムを復元をタップしてください」とかいわれたので、ストアに戻って4巻のダウンロードを再試行してみる。

 ボタン押したら「デッドプール軍団 #4を\200で購入しますか?」とか聞かれる。

 いや、さっき払ったって! とか思いながらヤケッパチで「購入する」ボタンを押したら、「このアイテムは購入済です。無料で再入手しますか?」とかいわれたので一安心。

 でも「OK」ボタン押した5秒後に、またも「ダウンロードを承認できません」メッセージが出たけどな! 「設定画面で購入済アイテムを復元をタップ」しても、やっぱり「ダウンロードを承認できません」だったけどな!


 そんな訳で、4巻だけ歯抜けのわが書棚。



……各巻が巻数順に並んでないのは、多分、『デッドプール・コルプス』2巻だけ、タイトルと巻数の間が「全角スペース」になってるからだと思います(何度もいいますが表記統一の徹底を望みます)。

 と、いうところで力尽きたので、本日のエントリはここまで。


 本日の感想:アカウント登録しないと不具合の報告が送れないのは、ちょい不便だと思います。


 えー、ちなみに前回のエントリで

「翻訳は、いいと思う」

「中身の翻訳はきちんとしてる」

 とか書きましたが、現時点では(『デッドプール・コルプス』1巻と、他の巻のプレビューをざっと読んだところでは)、

「きちんとしている翻訳もあるけど、きちんとしていない翻訳もあるようですね」

「現時点での印象では、『デッドプール・コルプス』の訳は、きちんとしていないと感じました」

 ……という感じになりました。


 ブッチャケ、前回のエントリではちょいとグローバル・コミックスさんを持ち上げすぎたやも知れぬ(ヲイ)。

 いや、タマタマ『デッドプール・コルプス』の訳だけがヒドかった、ということかも知れないのですけどね(フォロー)。

 もちっと他の本の訳もチェックして、サンプル数を増やした上で、結論を出したく思いました。

 検証のためにも、無料でダウンロードできるコミックの点数を増やしていただきたく(本気で金だす気ねぇな)。


 とりあえず次回は、『デッドプール・コルプス』1~5号までを読んだ感想を書くのではないかと思います。


<つづく>
  
  
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タグ:マーベル・グローバル・コミックス

●最近のマーベル・グローバル・コミックスの巻。

2014.02.10 Mon

▼最近のグローバル:

 先週あたり、日本のアメリカン・コミックスのファンの間で話題になってた、マーベル・コミックス社の始めた日本語対応のインターナショナルな電子書籍サービスであるところの「マーベル・グローバル・コミックス」を、いまさらダウンロードしてみたぜ、というハナシ。


 とりあえず、無料で配布されてる『インビンシブル・アイアンマン』『シビル・ウォー』『シークレット・インベーション』をダウンロードして読んだ。

 ……『インビンシブル・アイアンマン』第1号の表紙のカナ表記が『インビシブル・アイアンマン』になってて、「ふむ、珍しいカナ表記じゃの」とか思ったら、第2号以降は普通に『インビンシブル・アイアンマン』になってて吹いた(中学生レベルの揚げ足取り)。

 あと、『シークレット・インベーション』なのね(※ヴィレッジ・ブックスの邦訳版は『シークレット・インベージョン』表記)。

 なんかサノスの表記が揺らいでるとかいう話も聞いたし、とりあえず、マーベルは表記統一表を作ってスタッフに撒くべきだと思う。

 ……個人的には、ナレーションとか、フキダシの中のセリフの文末に「。」をつけるのは好きじゃないかな、とか(※ちなみに日本のマンガ出版社の中では、大手の小学館が文末に「。」を付けてますが、他の出版社は大概「。」は付けてません)。

 まあ、「!」「?」の後には全角スペースを入れてないとか、三点リーダーが欧米式(「・・・」ではなく「...」)とか、表記に関して突っ込みたいことは他にもありますが。

 個人的に一番気になるのはね、イシュー単品を「1巻」と表記してるのがね、後々デジタルTPBを出すときにどうする気だろ、コレ、と、思うのね。あと、『ニュー・アベンジャーズ』とか同タイトルが複数でてるシリーズとかは、本家みたいに「vol. 1」「vol. 2」表記をつけなくて大丈夫? とか。


 それとビューワーの機能がなんか、必要最低限というか、「見開き」に対応してなくて、1ページ単位でしか読めないのは、ブライアン・マイケル・ベンディス作品(単なる会話シーンでも、結構見開き使う)とかを読むとき不便かもなぁ、と思う(見開きの左ページ読み終わって、ページ送ったら「あ、ここ見開きだったのか!」ってことは初見だと割とある気はする)。

 あと、読んでる途中で日本語から英語に言語の切り替えができたらいいな、と思った(どっかで誰かが「言語の切り替えができる」といってた気もするので、オイラの操作が間違えてるだけかも知れぬ。あるいは、オイラのiPadが第一世代なんで、機能が限定されてるとかあるやもしれぬ)。


 でもって、ストアページも、まあ、本家マーベル・デジタル・コミックスの構成をシンプルにした感じなので、も少し機能を盛り盛りして欲しいかなぁ、と。

 つーか、本家マーベル・デジタル・コミックスと同様に、ストアのトップページからボタン一発で「無料作品」のページに直接行けるようにして欲しいなぁ、と(<金出す気ねぇな、お前)。

 ま、システム周りの結論としては、「今後のアップデートに期待」とかいう感じでしょうか。「マーベル・グローバル・コミックス」という1個のアプリだけで複数の言語に対応させてるんで、日本向けのチューニングとかは、期待薄かなぁと思いつつ。

 つか、フォントをも少しマンガっぽくして欲しい(アンチゴシックとかにはしなくていいですが)。


 でー、肝心の翻訳自体は、いいと思う。

 各タイトルの説明文が、「ものっそい機械翻訳っぽい」というのは指摘されて、ネタにもされてるけど、中身の翻訳はきちんとしてることは強くいっておきたい。

 ちなみに翻訳のアプローチは、多くの既存の邦訳版アメリカン・コミックスが「原文と同じ意味合いで翻訳しているが、コマ内に程よい感じでセリフが収まるように、必要に応じて要所を省略している」というスタイルを採っているのに対し、グローバル・コミックスの方は、「原文に忠実に翻訳し、必要に応じてコマ一杯にセリフをレイアウトしたり、フォントの級数を下げたりすることでコマ内に収めている」感じですね。


 具体的にいうと、オリジナルの『シークレット・インベージョン』第1号の、フキダシの大きさに対してセリフの量がキチキチなこのコマですが、



 邦訳版『シークレット・インベージョン』では、こんな具合に、原文のニュアンスを汲みつつ、フキダシ内に余裕を持ってレイアウトできるよう、多少、意味を刈り込んだセリフになっております。



 で、マーベル・グローバル・コミックス版はといえば、こう。原文に忠実な訳で、原文並にフキダシ一杯にギッチリ入っております。



(このギチギチぶりは、多分、訳者の人に原文のテキストだけ渡して、原文どおりのニュアンスで訳してもらったのを、デザイナーが現場合わせで流し込んでるんじゃないかなぁ。<個人の妄想です)


 ……個人的には、一般的な邦訳アメリカン・コミックスと、このマーベル・グローバル・コミックス双方のアプローチは一長一短かなぁ、とかいってみる。

 そのね、割とアメリカン・コミックスの邦訳というのは、コマという物理的な制約に対して、いかにしてそこから逸脱せず、かつ、きれいにフキダシに収められるよう、適切な長さのセリフに翻案するという、映画字幕にも似た水面下の戦いをしてるのですが。

 それは訳文の読みやすさ、理解しやすさに繋がる一方で、訳文には多少の省略なども出てしまう訳で。

(こう、例えば「君なら…どう思うだろうか、ディック?」的なセリフの、最後の「ディック」って語りかけが、オイラ個人としては“キャラクター間の近しさ”を端的に示す表現として好きなのですが、翻訳アメリカン・コミックスのセリフだと、この名前の語りかけってのは、割かし真っ先に削られる部分なのよね。人名のカナ表記って文字数喰うから)


 一方で、フキダシの大きさを気にしないで、原文に忠実なニュアンスで訳すってのは、オリジナルのコミックブックのライターがテキストに込めたニュアンスを、それなりに汲めたものが読めるじゃないですか。

 ……ただ、フキダシの見た目が、時々「さすがにこれは……」的になりはするし、軽い気持ちでコミックス読んでみた読者とかヒクかも知れぬし。

 あとこう、

俺はどうし
たって

 的な改行されると「“俺は”以降で改行しても良くね!?」とか、ちょっと思うじゃん。あと「ウルトラマンコスモス」的なヒーローの名前の改行位置についてはちょっと気を使いたいじゃん、とか。


 ま、結論としては、どっちも良いところはあるから、それを選択できる現状を喜ぶべきじゃね、とかいう、とりあえず前向きに捉える感じでどうか。


 そんなにオリジナルのニュアンスを気にするなら、原書読めって話ですし(ミもフタもない)。


 つかまあ、個人的にこういう直球の訳し方は目からウロコというか、むしろ邦訳のフォーマットとか文字組みとかに無頓着なアメリカ人だからこそできたアプローチかも知れぬな、と思った。

 正直、グローバル・コミックスの訳し方、思ったよりも好きかも(※一読者としての感想です)。

 などと、毎度まとまりなく。
  
  
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●最近のどうでもよき日常。

2014.02.06 Thu

▼最近のどうでもいい話:

 2月になったのでそろそろブログを更新せねば、とか思っている。

 けど、このブログ用の小ネタとかを書き留めたファイルを保存してるSDカードをなくした。

 まあ、なくしたのがオレの家のオレの部屋なので、掃除をすれば出てくるのではないかと思いつつ。

 でも既にざっと部屋の掃除をしてるけど出てきてないので駄目かも知れぬ。今週末にお仕事で部屋にこもる予定なので(=更に部屋が散らかるので)、もはや生存は絶望的かも知れぬ。

 などとやる気なく、さりとて更新はしときたいので、適当にいくぜー(ナゲヤリ)。


▼最近の不発:

 お仕事の資料を買いに、久々に神保町に行った。

 昔は仕事場が小川町とか竹橋にあったんで、毎週のように神保町に行ってましたが、現在は日本橋に仕事場が移ったので、神保町は半年に1度も行けばいい感じであります。ショボリ。

 とまれ、ツイッターでアメリカン・コミックスが沢山入荷したぜ、とかいってたアットワンダーに行った。

 確かに、沢山入荷してたぜ。うむ。

 とりあえず、『X-フォース』創刊号×5冊(トレーディングカード全5種そろい・未開封)が、2100円という破格な値段で売ってたので、ライフェルドファンはマストバイですね。さあ。


 ……ただオイラ個人としては、アットワンダーさんは、値付けが適正過ぎて、「この値段だったらAmazonで新品を買うか、海外のコミックショップで買います」とかいう結論になっちゃって、あまり財布の紐がユルまぬのよね。スマヌ。

 つか、現時点でオイラ個人がバックナンバーを集めたいぜ、とか思っているコミックブックがないという、コレクターとしては停滞した状況にあるのが悪いのですが。もはやコレクターでなく、リーダーだよなぁ、俺。

 てかまあ、アットワンダーさんは、TPBの在庫が豊富かつ、適切な値段で、かつジャンルごとに固まってたりもするので、嗜好が合致した方が行くと、「うぉぉ、適切な値段でこんなにいい本が沢山!」とかいうジャックポット状態になると思いますのでレッツ性癖チェック(とかフォローしてみる)。

 ……ちなみに今のオレの嗜好は「1990年代イメージ(ヒーローもの)とヴァリアント、あとアクレイム・ヴァリアント」とかいう、合致させる気ない感じなのでどうにもなりませんが(近年出た『アヴェンジェリン』のハードカバーがあったけど、アレは買っときゃ良かったかも知れぬ)。


 結局、捨て値で置かれてた「COMBO」(「WIZARD」のヒットを受けて1990年代に登場したコミック情報誌。むしろ最近のオイラはコミックブックよりこういうの集める方が楽しい)1冊と、『ティーン・タイタンズ』第50号(タイタンズ・ウェスト初登場回ね)、あと『DCコミックス・プレゼンツ』(号数忘れたけど、レディ・クォークとパリアーがゲストで、「ポスト・クライシス」という文言が始めてDCの雑誌に登場したイシュー)、そっから1979年秋頃の「スターログ」なぞを買う。

「『タイタンズ』第50号なんて、多分、『ショーケース・プレゼンツ』で出てるよなぁ」とか、オリジナル全否定なことを考えながら買っちゃうあたりが、今のオイラのアカンところであるなぁ、とか思いつつ。


 でー、買った本が面白かったら、停滞してるブログのネタになるのぜ、とか思いましたが、特筆することもなかった。不発(ナゲヤリ)。

「COMBO」には「ライフェルドがイメージを訴える、あとシルベストリがイメージに帰還」とか「チャート1位の超ヒット作『ダークチャイルド』のアーティスト、ランディ・クイーン特集!」とか、あの時代の空気を感じさせる記事があったけど、多分これオレしか面白くないので、ネタにはせぬ。


 その後、靖国通りを歩いてって「食い物屋が増えたのう」とか思いつつ、結局いつもの丸香で釜揚げ3玉にゲソ天、という、変わり映えのしない注文をたいらげて帰る。

 そういや半年前に来た時も、やはり丸香で冷やかけ3玉とゲソ天喰って帰ったのだよなぁ(どうでもいい)。

 今度行く時は、も少し神保町らしい食い物(カレーとか天丼とか)食おうかしら(実にもってどうでもいい)。

 とりあえず、週末に「のあ」でも行って「脂そば」でも喰おうと思った(「のあ」は神保町から神田に移転したので、日本橋からも行きやすいのだ<ひたすらどうでもいい)。

 まあ、どうでもいいことを書き連ねてたら、存外に行が稼げたので、オワル(ナゲヤリ)。
  
  
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