Home>2015年03月  TotalPages1

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

●別にどうでもよき日常。

2015.03.12 Thu

『有害都市』の第9話が更新されてましたね。

 こう、ブログの更新をしてなかったおかげで2回続けて『有害都市』をテーマにしたエントリになりまして、これじゃ俺が、すごく『有害都市』を気にしてる人みたいで、気恥ずかしいです。


 んで、「『有害都市』第7話のお詫び」で、作者が言及していた、

>後に作品内で言及される予定の「ある人物」

 とかいうキャラクターは、どうやら、ウィリアム・ゲインズとハーヴェイ・カーツマンの2人を合成させたキャラクターのようでしたね。

 っつーか、このキャラクターの名前が「ハーヴェイ・ゲインズ」と、ネタ元が解りやすい様、配慮されているのが素晴らしいと思いました。

 まあ、ゲインズもカーツマンも、作者いうところの

>1950年当時、有害コミック追放運動が巻き起こり、全米のメディアからコミック業界が猛バッシングを受ける中、アンダーグラウンドの舞台で風刺とパロディー精神を武器に、あらゆる権威を相手に戦い続けたクリエイターがいました。

 などと形容される人物ではないのですけどね(アンダーグラウンドじゃないし、そもそも権威を相手に戦い続けてない<何をもって「戦う」とするかにも拠るですが、まあ戦ってないと思います)。


 こう、感想としては、事実を誤認して、誤認した事実に自分勝手に思い入れを込めて、「あの時代にも規制と戦った人がいたのだ!」とかいう結論ありきなフィクションに仕立て上げてる感じが、どうにも居心地が悪く感じました。

 まあ、『有害都市』の作品世界では、そういうことになってて、ハーヴェイ・ゲインズという架空のキャラクターが、「アンダーグラウンドの舞台で風刺とパロディー精神を武器に、あらゆる権威を相手に戦い続けた」のですから、別にそれでいいとは思いますが。俺個人が居心地悪いだけのことです。はい。

 でも、作劇上の都合とか、構成上の都合とかで、コミック史の枝葉を切り飛ばして、恣意的にツギハギしてる一方で、うるさい人たちに揚げ足を取られそうなディテールは一切描いてないという、このスカスカな内容で、本話の主人公みたいに「アメリカでも規制と戦っていたクリエイターはいたのだ!」とか、心を動かされる読者はいるのかなぁ、と思いました。

 第7話があれだけ物議をかもしたのは、ディテールが描かれてたからなのだなぁ、と、今回のディテールに欠けた第9話を読んで気づきました。

 とかなんとか。


 本当は、「コミック出版社社長兼コミック作家(しかもアーティスト)って、すげぇなハーヴェイ・ゲインズさん」とか、「“小さな出版社”のはずなのに、なんで1954年の公聴会に参考人として呼ばれてるの?」とか、史実を切り張り&改変した結果、ツジツマがおかしくなってる箇所への突っ込みはあるのですが。それらの突っ込みどころを、知らない人に解りやすく説明する手間をかける程、この作品に思い入れはないので、とっとと終わります。

<完>
  
  
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。