スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

●『AVP』な日々。

2008.01.13 Sun

▼コミック版『プレデターファン』の主張:

「コミック版『プレデター』は、映画版を否定してたりしないんだって!」


※お詫び:今回、割と発作的にエントリを書いたので、いつものようにキチンと裏を取って記事を書いてません(できる範囲で確認はしたけど)。とりあえず、眉に唾でもつけつつ、情報の真偽はご自身で判断していただければ幸いです。

 うぃす。

 こう、『AVP2』公開以降、エリプレ関連のキーワードで検索かけて、ウチのブログにたどり着く人が増えてるようで。

 とりあえず、例の「『AVP』の起源は『プレデター2』でない」説が、流布してくれると良いなぁ、と、思いつつ。

 一方でオイラと言えば、2ちゃんの『AVP2』スレッドを見たりして、世のエリプレ同志の反応なぞを見てたりするのですが。


 でー。

 あすこでタマに話題に挙がるのが、「『プレデター』&『プレデター2』に登場するプレデターは、成人してないって聞いたけど本当?」とか言う話題。

 これは、DVD版『AVP』のコメンタリーで、同作の監督ポール・アンダーソンが、「前2作のプレデターは未成年だと思う」旨の発言をしてたことが、微妙な形で伝わってることに端を発するようですが(『AVP』の他のスタッフも言ってるみたいだけど未確認)。

 で、その辺のネタが振られるとね、「そいつは、アンダーソンが勝手にコミック版の設定を取り入れてるだけだぜ! コミック版ときたら厨設定で困るぜ!」的なツッコミのレスが入ることが、ままあるのですが。

 ……えー、コミック版『プレデター』のファンとして言っておきたいのですが。

 確かに、アンダーソンが『AVP』で採用した、
「プレデターは成人の儀式としてエイリアンを狩り、倒した獲物の血で額に紋章を刻み、成人の証とする」
 って設定は、コミック版『エイリアンズvs.プレデター』第1作が元ネタですよ。

 で、多分アンダーソンは、『プレデター』、『プレデター2』の奴らが額に紋章を刻んでない理由付けとして、クダンの「奴らは未成年だ」設定を考案したんだと思うのですが(違ってたらスマン)。

 でも、これらの映画版の設定とか「こう思う」発言は、設定を取り入れ、かつ「こう思う」発言をした張本人であるアンダーソンに責任の所在はあるわけで、コミック版が「厨設定だぜ!」とかソシられるいわれはないと思うのですが、いかがでしょうか。

 ──こう、アマチュアの野球の一部では「透明ランナー」が認められてるから、プロ野球でも「透明ランナー」をやりたいなぁとか、口にしちゃった奴がいたら、突っ込まれるべきは、「透明ランナー」のルールじゃなくて、そのルールを何でかプロ野球に取り入れようと思った奴でしょ? ……すいません、あまり良い例えじゃないですね。

 つか、そもそも、コミック版でも、この「成人は額に紋章」設定を採用している作品は、そんなに多くないんですが。

 えー、この「額に血で紋章」設定が登場した作品は、俺の知ってる限りは(映画『AVP』に多大な影響を与えた)コミック版『エイリアンズvs.プレデター』第1作と、同作のライター、ランディ・ストラドリー<Randy Stradley>が書いた、数作程度(『AVP: Blood Time』、『AVP: Duel』、『AVP: War』くらい)ですよ。
 いや、他にもっとあるかもしれませんが、少なくともこの設定はコミック版『プレデター』の主流ではないことは確かですわ。

 ていうかそもそも、コミック版『プレデター』、『エイリアンvs.プレデター』は、作家やシリーズが異なれば、全く別の世界が舞台となる物語、いわば無数のパラレルワールドが偏在してるわけで、統一された世界観(DCユニバースや、マーヴル・ユニバースのような)が存在するわけじゃないんですがね(※)

(※)まぁ、ランディ・ストラドリーの『エイリアンズvs.プレデター:ウォー』に、ジョン・ワグナー<John Wagner>作の『エイリアンズ:バーサーカー』のキャラクターが登場するとか、クリス・クレアモントの『AVP:デッドライエスト・スピーシーズ』が、設定上はコミック版『エイリアンズ』3部作の後日談らしい、とか言うリンクはある。けどそれは、あくまで、特定の作品同士が連結してるだけで、綿密に設定が決まってるわけじゃないねん。
 ……ファンが勝手に作ったコミック版『AVP』年表とか、鵜呑みにしちゃ駄目よ。


 で、統一された世界観が存在しない、ということは、すなわち、特定のシリーズで登場した設定(例えば「額に血で紋章」)が、他のシリーズに影響を与えること(例えば「この作品のプレデターは紋章がないから未成年だ」とかいう干渉)は、ありえないんです。
 いわんや、それらの設定が、映画版の『プレデター』『プレデター2』に影響を与えるわけなぞないのです。

 故に、「コミック版『プレデター』の設定(この表現だとコミック版全体がその設定を取り入れてるように読める点にも留意)のせいで、映画版『プレデター』、『プレデター2』のプレデターは未成年だとされた」という指摘は、いわれがないんです。
(っつーか、コミック版『プレデター』は、映画版『プレデター』『プレデター2』を原作にした物語であり、映画版が「主」で、コミック版が「従」の関係だというのに、なんで、コミック版の設定が原作の設定を上書きできるのか、と)

 てなわけで、繰り返しになりますが、この一件の責任の所在はコミック版ではなく、コミック版の(割と少数派な)設定を映画版『AVP』に取り入れ、しかも他作品の設定を「僕らの中ではそういうことになってる」とか発言したアンダーソンにのみあるかと。

 で、そのアンダーソンにしても、結局は「僕の中ではそういうことになってる」というだけで、これをオフィシャルな設定にする気はないので、「アンダーソンは『プレデター』、『プレデター2』をおとしめた」とかいう指摘も、いわれがないといえばいわれがないのですが。

 ……てかまぁ、個人的には、『AVP』シリーズと、『プレデター』シリーズもまた、パラレルな存在であり、「『AVP』の設定が、『プレデター』シリーズに影響する」とかは考えない方が精神衛生上、よろしいと思いますが、いかがでしょうか。

(1/30追記)
 更に言うなら、同じ『AVP2』というタイトルの冠された作品であっても、映画版『AVP2』と、小説版『AVP2』などの「同タイトル別メディア」な作品も分けて考えた方が良い、とも思う。
 確かに、『AVP2』は、映画の方で描写不足だったシーンが小説版の描写で補完できるトコもあるけどさ。そこは同一視せず、あくまで、「小説版ではこういう風に説明されている」とかいった具合に、距離を取るべきだと思う。
 ……だって、『プレデター』第1作の小説版の記述を、映画版の『プレデター』に当てはめるの、ヤでしょ?(<どうしてそう例えが極端なんだ)
(追記ここまで)

 結論としては、一種のリップサービスに過剰に反応するファン自重しろ、とかそんな感じの結論で、どうでしょうか(無論、過剰に反応したファンには、こんなエントリを書いた俺自身も含めますが)。




参考:DVD版『AVP』に収録されてる、「クダンの」アンダーソンのコメント。

アンダーソン:
 僕の考えでは彼らの寿命はとてつもなく長い
 我々の時間に換算すると数千年だから──
 10代は我々の時間の数百歳になる

 このプレデターたちが10代だったら──
 前2作に出てきた連中は10代ですらない
 幼い子供ってことになる

 人間を狩るほうが──
 エイリアンを狩るより簡単だ
 大勢を殺し 頭蓋骨を集めて……
 通過儀礼で次のレベルに進むチャンスを与えられる


 以上、斜線部はDVD『エイリアンvs.プレデター』音声解説01:05:15以降のアンダーソンの発言(の日本語字幕)より引用。

 この発言は、監督の個人的な発言であり、映画版の公式設定ではないことに注意。
  
  
関連記事

タグ:AVP アメコミ映画

コメント

コメント投稿

Private

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ironjoe.blog7.fc2.com/tb.php/110-cc547fce
この記事にトラックバックする(FC2ユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。