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●どうでもいいアダム・ウォーレン。

2008.06.11 Wed

 っつーわけで、『エンパワード』第4巻の予約も始まってて、第3巻のレビューを書かなアカンと思いつつも、筆無精でスマン、もう少しかかる、な今日この頃。

 今回は、こないだ載せたアダム・ウォーレンの『ライブワイヤーズ』の紹介記事を書いてた時に、長くなるんで省略したネタを、さっと湯がいて適当に盛り付けてきたぜ、なエントリで。

 昨日書いた、「編集者とか、作家の周囲の環境が作品に影響するぜ」話にも関連した話題だったりもしますが。


▼『ライブワイヤーズ』誕生秘話、な話:

 少し前にdeviantartのウォーレン自身のページで紹介されてたネタですが。

 その、『ライブワイヤーズ』の担当編集者だったトム・ブレボート(いまやエグゼクティブ・エディターだ)のブログのエントリに、『ライブワイヤーズ』の企画の誕生経緯が明かされてたけど、これがとてもクダラナイ経緯だぜ、と言う話なんですが。
  
  
 なんでも、『ライブワイヤーズ』の企画が立ち上がった当時(2005年)は、『アイアンマン』の映画化のハナシが本格化してた頃でして(今年、ようやく公開されましたが)。

 でー、当時マーヴルのパブリッシャーだった、我らがビル・ジェーマスさまが、
「コレカラの時代はアイアンマンみたいな“テクノロジーもの”でキマリさ! さぁみんな、テクノロジーもののステキな企画を出しやがれ!」とか言い出して。
 年間の出版計画に「とりあえず、テクノロジーものコミック(仮)」のワクをこさえたのが、そもそもの始まりだったとか。

 でー、マーヴルの編集者ときたら、そんなジェーマスの馬鹿な思いつきステキなアイデアについてけなくて、なんも企画を出せませんで。

 一方で1人浮かれるジェーマスは、
「じゃ、君たち、過去のマーヴルの“テクノロジー”っぽいキャラを挙げたまえ。ボクのセンスにピンと来たら、そいつのコミックスを作るんだ」
 とか何とか言い出したとかで。ステキですね。

 でー、お定まりのデスロックとかが挙げられたけど、ジェーマスはお気に召さないようで。そんな中、ブレボートが適当に言ったですよ。

ブ「マナイテス、どうすか?」
ジェ「なにそれ?」
ブ「テクノロジーベースの、生命体っす」
ジェ「ピンと来た! そいつでいこう! そいつでミニシリーズを作るんだ!」

 ……いや、本当の話らしいぞ。

 マナイテスッつーのは、元々ボブ・ハラスが考案した存在で、設定上はジョン・バーン期の『アベンジャーズ』でビジョンのテクノロジーを手に入れたアメリカ政府が生み出した人造生命体、らしい。
 ハラス先生的には、人間、ミュータントに続く第3の種族としてマーヴル・ユニバースに活気を与えるぜ! とか目論んでたらしい。とりあえず、『アストニッシング・X-メン (vol. 2)』に登場したけど、誌上ではビジョン云々の設定は語られず、「変なメタヒューマン」程度の扱いで、誰にも注目されずに消えたらしい。


 でー。

 ブレボートは「マナイテス」が主役のミニシリーズを作ることになったんですが、上記のような経緯で生まれたシリーズだけに、企画書どころか、ストーリー概要も、想定している作家陣も、全くの白紙でありました。

 ……これは裏返せば、「マナイテスさえ登場すれば、後はどんな作家を集めようが、どんなストーリーを展開しようが全然OK」という、編集者にとっては夢のような(ブレボートいわく「白紙の小切手を渡されたようなもんさ」)状況でありました。

 でー、ブレボートは、こんな時でもなくばマーヴルに連れてこれないアダム・ウォーレンに、
「あのさぁ、『鉄腕アトム』『メタルメン』『ガンスリンガーガール』を足したような話、考えてよ」(ブレボート本人・談)
 とかいう乱暴なオファーをしたら、『ライブワイヤーズ』の原型企画が帰ってきて、その後ブレインストーミングを重ねてったそうで。

 が、ウォーレン的には、「マナイテスって名前がダサすぎ」ってのが正直な感想で、タイトルを変えたいと、ブレボートに願い出たそうですが。

 が、この企画ってば、上述のとおりに、『マナイテス』のタイトルありきで生まれちゃったモンでして。マナイテスにセンスがビリビリ来ちゃってるビル・ジェーマスに、「マナイテスって名前ダサいんで変えます」とか言えるワキャねぇ的に、ブレボートってば死ぬほど悩んだそうです。大変ですね。

 が、悩んでる間にビル・ジェーマスがパブリッシャーを辞めちゃって、じゃ問題ないや、ってな具合に『マナイテス』は『ライブワイヤーズ』に改題されましたとさ。

 めでたし、めでたし。


・結論1:困難は案外に時間が解決してくれる

・結論2:あなたの大好きな作品も、存外、適当なタイミングに恵まれて生まれたのかもしれないね



  
  
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タグ:編集者 アメリカのマンガ

コメント

*

……正確な時期は確認せずに書いているんでアレですが、MAXレーベルでデスロックの企画が立ち上がって、プレヴューにまで告知が載ったのに、いきなりキャンセルになったことがあったけど、企画の俎上に上がったのはこれと同時期だったのかな?

*

>Humanflyさん
MAXレーベルっつーのが時期的に怪しいですな。
個人的にはデスロックさんは主役よりも「いい感じのサブキャラ」
「バックアップで輝く男」なスタンスが似合ってる人だと思うので(ヒデェ)、
その点ではジェイマスと同意見ですが。

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