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●編集者な日々。

2008.06.21 Sat

▼相変わらず無責任に書き飛ばす:

 そういや、いわゆるメインストリームのアメリカン・コミックスの出版社ってのは、文芸部門とかなくて「コミック部門」しかねぇから、必然、「俺はコミック編集者になる!」ってなヤル気のある人材しかこないのだろうなぁ、と、フト思った。

 まあ、「マニアックな人材しか来ない」という弊害は無論あるだろうけど。

 極論としては、集英社、講談社、小学館の3大大手はコミック部門を子会社化して、マンガ編集しかしたくない人材を集めればいいじゃん、とか思った(秋田書店? あそこはマンガ部門を独立させたら、何も残らないだろうが!)。

 あと、アメコミは編集者・作家の距離が、マンガとはまた違った距離感を持ってるよなぁ、と思った。こう、作家が編集者を兼務したり、編集者が作家に転身したりって、(メインストリームの)アメコミでは割とあることだし。
(「インディーズの出版社に至っては、作家自身が編集者とパブリッシャーを兼任してるしな」とか、書こうと思ったが、焦点がボケるので辞めた<書いてるじゃねぇか)

 こないだのエントリで紹介した「キング」ジャック・カービィに至っては、1970年代後半にマーヴルからDCに移籍した際、編集者兼、ライター兼、アーティストとして『ニュー・ゴッズ』『ミスター・ミラクル』『フォーエバー・ピープル』の3誌を切り盛りするという、1人出版社状態でしたが。
 っつーか、1人で1から10までやる、というのが美徳とされる日本のマンガ家だけど、作家が編集者も兼任するってのは、多分、かなり珍しいんじゃないかと(同人誌は別な)。
 ま、これはカービィが1950年代にジョー・サイモンと共にメインライン・コミックス<Mainline Comics>社という出版社を短命ながらも経営してた――編集者兼、作家兼、デザイナー兼、出版者だよ――経験があったからできたことだろうけど。

 その一方で、重役連と編集者・作家の距離も案外に近いので、実作家が出版者の社員としてキャリアを積んで、ついには重役・社長に上り詰める(カーマイン・インファンティーノやディック・ジョルダーノや、ポール・レーヴィッツら)、なんてぇことは日本のマンガ界ではあまりないよなぁ、と(編集者兼劇作家からマンガ原作者、小説家もやりだして、気付けば『クレヨンしんちゃん』プロデューサーに、とかいう常軌を逸した人もいるけどな<焦点がボケるから思いついたことをとりあえず書くのはよせ。伊集院光か、お前は)。
 ま、逆にビル・ジェイマスみてぇな、「コミック読んだことないけど、僕には溢れる才能があるので『アルティメット・スパイダーマン』のライターになるよ!」みてぇな、迷惑なエグゼクティブも出るけどな。

 ……「アメコミの制作体制はマンガよりもアニメ業界の構造に似てる」って指摘があるけど、この辺の「作家から編集者、そして重役へ」みてぇなキャリアの構造もアニメ業界に似てるかも。
 アニメの場合、編集者的な立場の「制作進行」から作家側(監督とか演出とか)に行ったり、アニメーターが作画監督→各話監督→監督って具合にステップアップしてくのは、珍しくないし。アニメ作家がアニメ会社の重役に、ってのもあるしな。
 あと、「マニア上がりの人材ばっかくる」構造も似てるな。

 と、相変わらずトリトメなく書きタラしてオワル。
  
  

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タグ:俺メモ 編集者

コメント

*

マーヴルの話がメインになって申し訳ないですけど、営業と製造に回されていたファビアン・ニシエザががんばってライターの座を射止めたとか、カラリストだったグレッグ・ライトがライターの座を射止めたとか、インカーだったカール・ケセルがライターの座を(以下略)とか見てると、やっぱりどのポジションの連中も最終目標がライターなのかな~と思います。

*

>Humanflyさん
>やっぱりどのポジションの連中も最終目標がライターなのかな~と思います。
でしょうなぁ。
ミもフタもないことを言えば、「絵」ってのは「オレ、才能ないなぁ」ってのが、
割合見えやすいのに対して、ライティングは才能の差異が見えにくいと言うか、
「絵は描けないけど、書くのなら俺にもできそう」とか、思っちゃうモンだったりしますし……。
Humanflyさんが挙げてる「ライターとしての才能があった」作家の影に、
無数の「才能がなかった/チャンスを生かせなかった」ライター志望者が
いる/いたんだろうなぁ、と、遠い目をしつつ。

どうでもいいですが、
編集者としての手腕はいいのに、ライターとしてはヒドいにも程がある人が
懸命にライターとして活動してるのを見ると、
「申し訳ないのですが、あなたはあなたの天職をわきまえるべきです」
とかいう哀しい感慨が胸に湧きますね。
……ブッチャケ、C.B.セブルスキーのことですが。
(『マンガヴァース』ミニシリーズのご都合主義はガチ)

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