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●DCユニバース講座:デッドショットさんの歴史・その1

2008.08.22 Fri

▼ゴールデン・エイジ デッドショットさんのハナシ:

 うぃす。

 っつーわけで、こないだ予告したように、「祝・『ダークナイト』公開」および「『シークレット・シックス』オンゴーイング・シリーズもうすぐ創刊」記念とか、適当に銘打ちまして、DCユニバースの微妙にマイナー、けど根強いファンの多いヴィラン、我らがデッドショットさんの歴史についてひとくさり語ってこう、という次第で。

 とりあえず第1回目(語り出したら長くなるのはウチのブログの常ですんで、数回に分けます)は、ゴールデン・エイジのデッドショットさんのお話から。

 えー、そもそも、デッドショットというキャラクターが登場したのは、これが実に半世紀以上も前、1950年の春頃に発行された『バットマン』第59号(カバーデート・1950/6-7)にさかのぼります。
 この号の巻頭に掲載された12ページの作品、「The Man Who Replaced Batman!」こそが、デッドショットの初登場話になります。

 こちらがギークの強い味方、GCDのホームページの該当号のデータへのリンク。

 巻頭に掲載されたってこたぁ、この号の表紙も飾ってるかと思いきや、リンク先を見れば解る通り、この号の表紙は巻末掲載の「Batman In the Future! 」を題材にしてまして、残念ながらデッドショットさんは表紙には登場しません。ウヌレ。

 で、この話のアラスジはこんな感じ。

 バットマン&ロビンが休暇でゴッサムを離れていた間に、デッドショットなるクライム・ファイターが登場。卓越した銃の腕前で悪人たちを倒し、ゴードン本部長の信頼も徐々に得ていく(ついには、「バット・シグナル」ならぬ、「ブルズアイ・シグナル」まで市警の屋上に設置される)。
 やがてゴッサムに戻ったバットマン&ロビンは、デッドショットの正体が億万長者のフロイド・ロートンであること、そして彼の目的が、クライム・ファイターとしてバットマンを追い落とした後、ゴッサムのギャングたちの頂点に君臨する、というものであることを突き止める。
 程なくしてバットマンは、デッドショットに挑むが、あらかじめデッドショットの銃の照準を狂わせていた(<卑怯ナリ)バットマンに軍配が上がるのだった……とかなんとか。

 ちなみに、この時点でのデッドショットさんは、「ドミノマスク+燕尾服」で「リボルバーの2丁拳銃」という、実にジェントルメンなスタイルをしておりました。
 その彼の勇姿は、

 こちらのページの

 この記事で参照できるので、見るがいいです。

 俺の書いたソレよりも詳細なアラスジも載ってるので、気になる方は読めばいいかと。

 ちなみに、この話の作者はおなじみボブ・ケーン。おなじみじゃない方に向けて付け加えれば、バットマンの創造者とされてる人ですね(※個人的にはバットマンはボブ・ケーンとビル・フィンガーの創造物だと断じたいですが、まぁ、ここで語るべきことじゃないので以下略)。

 バットマンの作者自らが創造者なんて、デッドショットさんも実は以外に格の高いキャラクターだったのですね。

 ……ま、この時期ボブ・ケーンは、脚本はゴースト任せ、絵にしてもバットマンとロビン以外は全部アシスタントに描かせてたことは、有名なおハナシでして。

 後年の調査により、この号に関わった作家はだいたい下記のような具合だったことが判明しています(まぁ、前述のGCDホームページのデータの転載ですが)。

 スクリプト:デーヴィッド・バーン・リード<David Vern Reed>
 アート:ボブ・ケーン<Bob Kane>(※バットマンとロビンのみ)
 ペンシル(※バットマンとロビン以外):ルー・シュワルツ<Lew Schwartz>
 インク(※バットマンとロビン以外):チャールズ・パリス<Charles Paris>
 レタラー:イラ・シュナップ<Ira Schnapp>
 カラリスト:不明

 てな感じで、現在、デッドショットを創造した作家は、ケーンとバーン・リード、シュワルツの3人とされています。

 
▼この時期のデッドショットさんを読むには:

 残念ながら、この『バットマン』第59号は、2008年8月現在、1度もリプリントされておりません。これが。

 ……ゴールデン・エイジ期の『バットマン』誌のコミックを年代順にリプリントしているハードカバー『バットマン:ダークナイト・アーカイヴス』の、最新第5巻の時点で、『バットマン』第20号までを収録してますから、このシリーズが15巻ぐらいまで出続ければ、多分、第59号の収録が果たされるんじゃないでしょうか。
 ……つってもこのアーカイヴスの刊行、2年前で止まってますけど。

 同様に、ゴールデン・エイジ期の「バットマン」のコミックを年代順に収録してくソフトカバー『バットマン・クロニクルズ』は、第5巻の時点で『バットマン』第9号までを収録してるので、こっちのシリーズが30巻ぐらいまで続けば……もういいですか、すいません。

 てなわけで、このデッドショットさんの初登場話を読むには、現状、「現物を買って読む」しか手段はありません。
 ま、買おうとしても、モノが半世紀前のコミックですんで、どこのコミックショップにも在庫はないですが。
 e-bayを丹念にチェックしたり、コミックショップに1000ドルほど投げつけたりすれば、多分、手に入るかと思いますが。
 時間も金もない人は、ゲイル・シモーネ先生の『シークレット・シックス』のオンゴーイング・シリーズが大ヒットして、登場キャラクターの過去の話を特集したリプリント誌なり単行本なりが出るのに期待しましょう。俺もしてます。


 さて、バットマンに取って代わろうというドテラい野望をもって初登場を飾りました我らがデッドショットさんですが、その後、しごくアッサリと忘れ去られます。
 ブッチャケ、ゴールデン・エイジのデッドショットさんの出番は、この初登場回だけで、以降、彼はコミック忘却界(※リンボとルビを振るとムアコックっぽいぞ)に送られます。南無。

 ……俺個人の勝手な推測になりますが、この時期、バットマンのヴィランはジョーカー、ペンギン、トゥーフェイスといった、アクの強いレギュラー・キャラクターがローテーションで登場してるような感じで、その中に分け入ってレギュラーの悪人の座を得るには、デッドショットさんは「微妙に地味」だったんじゃないですかね。燕尾服にドミノマスクって風貌にしろ、「銃がすごくうまい」って技能にしろ。

 で、デッドショットの「バットマンの向こうをはる実力者」というキャラクター像に「派手な外観」を与えてリメイクしたのが、翌1951年に登場したキラー・モスじゃねぇかと思うですが(こっちは「ブルズアイ・シグナル」ならぬ「モス・シグナル」で出動)。

 ま、コイツにしても、1951年に3度登場しただけで、その後15年間忘れ去られますけどね。
 ホントにバットマンのヴィランてば、層が厚くて新人は苦労するよなぁ。
 ……もはやデッドショットさんとは何も関係ないハナシになってますね、すみません。

 っつーわけで、いつものように無駄話で長くなりましたので、今回はこの辺で。
  
  

  
  
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