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●どうでもよきモーニング。

2008.10.17 Fri

▼ビリーバットな日々:

 こないだ擬人化動物マンガのエントリを書いて以降、ファーリーな世界に何となく興味が沸いて、ハロルド作石の『サバンナのハイエナ』とかジョージ秋山の『ラブリン・モンロー』とかが読みたくなったりする日々を送ってましたが(<滅多なことじゃ読めねぇよ、どっちも)。

 したら、日本のマンガ界の大御所であらせられる浦沢直樹先生が、擬人化動物が登場するっぽいマンガ『ビリーバット』を新連載するとかいうニュースが流れてきて、「やべぇ、世の中俺さんの望むとおりに回ってやがらぁ」とか思ってみる。

 でー、『ビリーバット』の掲載誌である「モーニング」(講談社・刊)を久々に買ったけど、今週は『へうげもの』が載ってない週なので少しションボリ。トニー・スタークとマブダチの『社長 島耕作』も載ってねぇし。


 あらすじ:コウモリな私立探偵のビリーバットは金持ちのブルドック、エドワード・コステロから奥さんの浮気調査を依頼された。情報屋のフレディの助けもあって、アッサリとカタがついたかと思った依頼だが、コステロの屋敷に報告に向かって以降、ビリーの前途に暗雲が垂れ込めだす。
 一方その頃、草加の策略によって、海水で満たされた予備倉庫に突入してしまった角松らは、原爆の眠る主倉庫への決死の突入を試みる……。

 感想としては、まだ『ジパング』続いてたのかもとい、「まぁ、第1回だし、様子見」とかいう感じですか。

 現状では、モノローグ主体なストーリー進行、アメリカ映画っぽい台詞回し、ザーとらしい英語の擬音とかいう具合な技法を駆使した「日本人が描いてみたアメリカン・コミックスっぽいもの」しか提示されてねぇで、話がどこへ転がってくか見えねぇので、まぁ、なんとも。


 とりあえず、今後の流れとしては、

1)このまま本気で擬人化動物のハードボイルド話を描き続ける:実は浦沢先生も熱心なファーリーズだったのだ!<無ぇよ。

2)現実世界に舞台が移る:『ビリーバット』の作者ケヴィン・ヤマガタ。出版社にキャラクターの権利を買い取られ貧乏暮らしを送る彼は、ふとしたことから再起を志したり、なんかこう、コミック界にかかわる大事件(盗作とか著作権とかでいいんじゃね?)に巻き込まれたりとかそんな感じ。

3)メタな方に走る その1:『ビリーバット』の作者ケヴィン・ヤマガタの前にコミックブックを抜け出したビリーバットが現れ、ヤマガタは虚構と現実が入り混じった殺人事件に巻き込まれていく……とかいう具合な現実世界にフィクションが流れ込んでくるヤツ。

4)メタな方に走る その2:“忘れ去られたキャラクターの世界”に落とされ、薄汚れた生活を送るビリーが、新たに忘却界に落ちてきた元超人気コミックのヒロインとともに冒険に……とかなんとかいう感じの「自分がコミックのキャラだ」って自覚のあるキャラが活躍するヤツ。とりあえず、クライマックスでは創造主=作者と出会う。

5)浦沢大先生のことであるからには、上記のどれとも異なる、実に斬新極まりない物語を展開してくれて、数年後には講談社漫画賞も受賞。


 さてどれか(個人的には2)。


 とりあえず、1ページ目のアオリで『フィリックス・ザ・キャット』『ミッキーマウス』『ディック・トレイシー』『スーパーマン』『スパイダーマン』といった具合に、媒体も発表年代も全く異なる作品を列挙して「あのころ輝いていたアメリカンコミックスの主役たち」とか、無神経にひとくくりしちまう(「あのころ」って何時だよ!)時点で、俺ら(<「俺ら」でひとくくりにするな、お前も)コアなアメリカン・コミックスのファンがニヤリとできるようなモチーフ、みてぇなのは期待しちゃダメっぽい気がするので、

「っつーか、ゴールデンエイジ頃のコミックブックっぽい体裁なのに、2ページ目にビリーバットのペーパーバックのフェイク広告が載ってるのは、どうかと思うんだ」(※新聞マンガならともかく、コミックブックの作品が単行本化されることなんて、まずないと思うんだ、あの時代は)

「この広告の下段の“...AND THIS IS ONLY THE BEGINNING OF THE MOST COMICS SERIES!”ってアオリは、俺の語学力が乏しいせいか、何がMOSTなんだか、サッパリ意味がわからねぇ」

 とかいった、無粋な突っ込みは控えて、「まぁ、そういうマンガ」として見てこう、と思った。
  
  
▼余談っぽい何か。

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 今回の『ビリーバット』の「カラーページの隅がまるで昔のコミックブックのように酸化して黄ばんでる」っていう表現を見て思い出したのがこの『スプリーム』。
 1990年代に創刊された『スプリーム』誌を、「実は『スプリーム』はゴールデンエイジから連綿と続くコミックブックのシリーズだったのだ」ということに(設定上)して、今までのストーリー展開が「なかったこと」にされる(※正確にはなかったことにはされてないが、面倒くさいので説明は略)という力技の導入に始まり、折々で回想シーンとして「シルバーエイジの頃のスプリームのコミック(※紙が黄ばんでる上、カラーリングもCG塗りでなく4色分解っぽくなってる)」が挿入されつつ、現代を舞台にしたスプリームの物語が展開してくというメタなお話。
 物語にはタイムトラベルも絡んでて、回想シーンに散りばめられたネタがきっちりとラストで収束しちゃうのがイカス。

 まぁ、回想シーンで突然画風や色使いが昔のアメコミ風に変わったり、紙の四隅を黄ばませたり、ウソ広告を載せるって手法は、現在のメインストリームのヒーローものコミックでは割と「お約束」なギャグだったりするけどな(『デッドプール』11号とかな)。
  
  
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コメント

*

こんにちは!初コメです!モーニングは ディア ポリス 目当てで読んでますが、ビリー読みましたが、確かに様子見な感じで 面白いかは微妙でした、最近 マーブルゾンビーズ3をブリスターで購入しましたが デットプール氏 ゾンビになってましたよ(笑) では!

*

>グリフターさん
初めまして、どうも。仏頂面の人間がブッキラボウに書いてるブログですが、
まあ、気兼ねせずにコメントを残して頂ければ幸いです。
ビリーバットは、まあ、今の所は今後の転がり具合を見守ってくのが正解でしょうね。

デッドプールさんもついにマーヴルゾンビに登場してましたか。
『3』を待つ楽しみが1つ増えました(<海外通阪南で、まだ入手できてないんです)。

それでは。

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