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●どうでもよいムーアっぽい何か・2

2009.02.12 Thu

▼最近の日常的な。

 うぃす。

 まぁその、今やってる仕事が色々キナ臭くなってきたので、現実逃避に久々に更新。

 っつーわけで、前回のエントリにおきましては、「突発的にアクセス数増やすぜ!」的な目的は果たせまして。方々でリンクしていただいたりブックマークしてもらったりしていただきまして、あんがとね、と。

 っつーわけで、味をシめて、もとい、前回載せ忘れてた文章を貼り付けてみる。

 やはり、前回と同じく、トゥーモロー・パブリッシングのホームページのアラン・ムーアへのインタビュー記事からの引用。

 内容的には、『ウォッチメン』の各キャラクターの元ネタについて。


──ロールシャッハの原型はザ・クエスチョンですね?
アラン・ムーア:ザ・クエスチョンはロールシャッハだ、無論な。ドクター・マンハッタンとキャプテン・アトムも明白に対応している。
 そしてナイトオウルは新ブルービートル――ああ、テッド・コード版ブルービートルだ――に対応している。チャールトンの作品世界には初代ブルービートルがいたから、初代ナイトオウルってのも、きっと面白いだろうと思ったんだ。

 一方で、実はナイトシェードが(シルクスペクターの)元ネタだとは言いがたい。俺はナイトシェードが特に強力、あるいは興味深い女性キャラクターだと思ったことはないんだ。だからシルクスペクターは(元ネタのない)単なる女性キャラクターだ。とりあえずヒロインを入れておきたかったんでね。
 チャールトン・キャラクターを扱わなくなったことで、俺がナイトシェードにこだわる理由はなく、異なる類のスーパーヒロインにすることができたよ。まあ多少はファントムレディ、ブラックキャナリー――およそ俺の好きな類のコスチュームヒロインだ――には似たがな。
 シルクスペクターは、グループの紅一点という点ではナイトシェードに相当する。しかし実のところ、それ以上の相似点はない。

 コメディアンはピースメーカーだ。俺たちはより一層自由に発想し、彼をやや右翼的、愛国的にした。そして少しばかりのニック・フューリーと、おそらく多少のスタンダードなキャプテン・アメリカ式の愛国的ヒーローとをピースメーカーの外観に混ぜ込んだ。

 そうさ、あれらのキャラクターはこの様な具合にして始まった。元はチャールトンのヒーローらが抜けた穴を埋めるためだが、チャールトン式のキャラクターにこだわる必要はなかった。所によっては近づけたが、別の所では全く近づけなかった。

 アドリアン・ヴェイト(オジマンディアス)はピーター・キャノン:サンダーボルトだ。俺は常にピート・モリシ<Pete Morisi>の『サンダーボルト』が大好きだった……。そのアートスタイルは、“アレックス・トス様式”とでも言うべきものだった。まあ、けしてトス程にはうまくなかったが。しかしその絵には俺を強く引きつける、ある種の心地よい繊細さと優れたデザインセンスがあった。
 そして俺はこのキャラクターのアイデア――彼の頭脳の100%を用い、自身の肉体、精神の完全なコントロールができている――が非常に気に入っていた。アドリアン・ヴェイトはまさしくピーター・キャノン:サンダーボルトのキャラクターから直接発生したものだ。

──子供の頃の私は、どちらかというと左翼的な環境で育ちました。その頃、ピースメーカーとそのスローガン“彼は平和を愛するあまり、それを戦い取ることも辞さない<He loves peace so much he's willing to fight for it>”を見た時のことを覚えています。私は「ウゲ。反動的過ぎるや」と思い、放り投げました。
ムーア:俺が最初に読んだ時はこう思ったよ「ふむ、こいつは馬鹿げてる!」(笑) 。
 俺はわずか10歳かそこらで、まあ左翼の家族で育ったってワケじゃなかった――うちの家族は労働党に投票していた、そしてそれは労働党が社会主義政党だった頃だ――。ともあれうちは労働者階級の一家で、おそらくは良く教育を受けられた方じゃなかったし、両親の政治的信条も別に深くは浸透してはいなかった。
 だとしてもだ、“彼は平和を愛するあまり、それを戦い取ることも辞さない”なんてのはな(笑)。 この一文にゃ、無数に突っ込みどころがあった。

(中略)

 まあ俺らはピースメーカーやザ・クエスチョン当人を書いてるわけじゃなかった。どころか俺らはそうしたキャラクターをより極端にできた。俺らはおそらくザ・クエスチョンを不潔な部屋に住む情緒不安定でひどい体臭の持ち主の醜い小男(=ロールシャッハ)になんかできない――(『ウォッチメン』にチャールトンのキャラクターが出ることになっていたら)ヴィク・セージは成功したTVコメンテーターになってただろう。

 あと俺は10代の頃に気付いたんだ、ディッコは「K」って字に何らかの執着があるって。多分それは彼自身の名前に起因するのかもしれない。そして、多くのディッコのキャラクターは、目立つ「K」を持っているように見える……。テッド・コード<Kord>とかな……。俺には、ディッコはそうした響きが非常に気に入ってるかに思えた。ま、そうした適当な理由ではあるが、その影響でロールシャッハにはウォルター・コヴァックス<Kovacs>という本名を付けたんだ。

 我々のピースメーカー的キャラクターに対し、デイヴと俺は言った“こいつはコメディアン的な野郎なんだ”。確か俺はこの名前をグラハム・グリーンの著作『コメディアンズ』から取ってきたと思う。
 当時の俺はCIAなどの諜報機関の汚い手管のあれこれについてかなりのリサーチをしていた。だもんでデイヴと俺は彼を一種のゴードン・リディ(Gordon Liddy:ウォーターゲート事件で、ニクソン大統領の不正工作に関与した人物)的なキャラクターとした。彼よりちょっぴりデカくてタフな奴にしたが。(笑)

──(笑)。ゴードン・リディは“デカくてタフな”人間ですか? (笑)
ムーア:ああ、ゴードン・リディーはタフガイだ。まあ、肉体的にはそれほど大きく、たくましくはないが。しかしもしもリディがマンガ的な筋肉を持ってたなら……? そしてリディがニーチェの哲学のみを信奉し、彼の手をロウソクの炎の中に入れ、たとえ手が焼け付こうとも苦痛を感じないような猛牛だったら? そんな具合にして、少しばかりのリディー――イカれた右翼的な冒険主義者的な部分――が、コメディアンに取り入れられた。


 以上。

 ピーター・キャノン:サンダーボルトへの愛情から、割と「俗世間で成功したサンダーボルト」的なカッコいいキャラクターになったオジマンディアスと、クエスチョンが好き過ぎて(むしろ、ディッコが好き過ぎて)、逆にクエスチョンから遠く離れたキャラクターになったロールシャッハ、というキャラクターの対比は面白ぇなぁ、と思った。

  
  

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