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●面白いけど人には勧めづらい本、とか。その1

2009.05.15 Fri

▼前書き、っぽいナニカ:

 こう、メモリーカード内のフォルダを整理してたら、またぞろ「昔書きかけて忘れかけてたテキスト」を発掘。

 今回のは「はじめてのXX」とかいう課題が付いてて、まあ、ゴールデンエイジあたりのアメリカン・コミックスの「はじめて」についてのトリビアルなソレ。

 こう、適当に手を入れて仕上げようとしたんだけど、このトリビアの引用元を忘れてる上に、「現在の定説でこれらの“はじめて”は覆っているのではないか?」という疑念がフツフツと沸いてきて、手が止まる。

 とりあえず、信頼性の高そうなモンだけ貼り付けてみる。


・史上初の“アメリカン・コミックス”は、1842年にニューヨークの地方紙「ブラザー・ジョナサン<Brother Jonathan>」の9月14日号の付録として付けられた、ロドルフ・テプフェール<Rodolphe Töpffer>作の『オバディア・オールドバック氏の冒険<the Adventures of Mr. Obadiah Oldbuck>』英語版。版型は8インチ半×11インチで、針金綴じ40ページ。
「ブラザー・ジョナサン」のパブリッシャーにして、19世紀初頭の著名な小説家であったジョン・ニール<John Neal>は、この作品が国際的に通用する新たな言語であると、高く評価していたとか。
※これが一番「もっともらしいけど怪しい」ネタではある。

・“愛国的な”コスチュームをまとった史上初のスーパーヒーローは、キャプテン・アメリカ……ではなく、MLJコミックス社の『ペップ・コミックス<Pep Comics>』創刊号に登場したザ・シールド<the Shield>[1940/1]。ちなみに2番目はその翌月くらいにフォックス・コミックス<Fox Comics>の『サイエンス・コミックス<Science Comics>』 創刊号に登場したザ・イーグル<the Eagle>。

・キャプテン・アメリカの初登場はザ・シールドに遅れること約1年、1940年12月20日に創刊された『キャプテン・アメリカ・コミックス<Captain America Comics>』[1941/3]。で、その同月にクオリティ・コミックス社<Quality Comics>から出た『フューチャー・コミックス<Feature Comics>』第42号[1941/3]には、既に初の女性の愛国的ヒーロー、USA:ザ・スピリット・オブ・オールド・グローリー<USA, the Spirit of Old Glory>が登場している(ちなみにワンダーウーマンの初出は半年以上後の『オールスター・コミックス<All Star Comics>』第8号[1941/12])。

・スーパーヒーローもののコミックで、初めて死亡したヒーローはザ・コメット<the Comet>。彼はその名の通りに彗星のように空を飛び(設定上は薬品の効果で凄く体重が軽くなってるだけなんで、「空を飛ぶ」ってよりは「跳躍」だけどな)、目から破壊光線を出すという超人で、MLJコミックス社の『ペップ・コミックス』の創刊号[1940/1]が初出。彼の連載は同誌の第16号まで約1年半続いた。
 そして翌17号 [1941/7]、新連載作品「ハングマン<Hangman>」の冒頭でコメットはギャングに撃たれて死亡する。これを受けてコメットの弟が、兄の敵を討つべく新ヒーロー・ハングマンとして活動を開始するのだった。……要するに、新ヒーロー誕生の踏み台として、以前からいるヒーローが殺されるというギミックは、ゴールデンエイジの時点で確立していたのである。

・史上初のコスチュームを着たヒーローは、リー・フォーク<Lee Falk>の新聞マンガ、「ザ・ファントム<the Phantom>」の主人公、ザ・ファントム。キング・フューチャー・シンジケート<King Features syndicate>の新聞マンガを掲載している各新聞の1936年2月17日発行号に登場した。
 また(新聞マンガではなく)コミックブックで初めてマスクを付けたヒーローは、1936年にクオリティ・コミックスから刊行された『ファニー・ページズ<Funny Pages>』第6号[1936/11]に初登場したザ・クロック<the Clock>。

・史上初の単一テーマのコミックブックは、DCコミックス社の探偵ものコミック専門誌『デテクティブ・コミックス』……になる予定だったが、同社の当時のオーナー、マルコム・ウィーラー=ニコルソンが資金繰りに苦心したために、刊行が数ヵ月ほど延びた。
 その間に、セントール・パブリケーションズ社<Centuar Publications>が、探偵ものコミック専門誌『デテクティブ・ピクチャー・ストーリーズ<Detective Picture Stories>』[1936/12]を刊行して一番乗りとなる。

・さて、史上2番目の探偵ものコミック専門誌となった『デテクティブ・コミックス』だが、その創刊号[1937/3]は、始めて「悪人」がカバーでメインを張ったコミックブックになった。
 この号の表紙には、当時の人気悪役ドクター・フー・マンチュー(イギリスの小説家サックス・ローマーの創造した、世界征服を企む中国人。この当時、映画化されて非常な人気を博していた)風のヒゲを生やした中国人の顔がデカデカと描かれていた。……ただし、この顔つきの中国人の悪人は、創刊号のコミック中には登場していない。
 ちなみにこの表紙イラストを描いたのは、同誌の編集者ビンセント・スリヴァン<Vincent Sullivan>。彼は元々はコミック・アーティスト志望で、『デテクティブ・コミックス』誌掲載の読み物の挿絵なども描いていた。
 ちなみにその後、DCコミックス社はフー・マンチューのライセンスを取得して、『デテクティブ・コミックス』第17号[1938/7]から、彼が主役のコミックを連載している(第18号では表紙も飾った)。これは“悪人”が主役となった初めてのコミックであった。

・アメリカン・コミック史上初の「イベント限定コミック」は、1939年にDCコミックスが発行した『ニューヨーク・ワールズ・フェア・コミックス<New York World's Fair Comics>』。その名の通りニューヨーク万国博覧会のみで発売された。また同誌は初めて25セントもの価格を付けて売られたコミックブックでもある(当時のコミックブックの一般的な価格は10セント)。
 が、その値段故に、このコミックの売り上げは芳しくなく、後に15セントに値下げされた。更にDCは、返品されたコミックを博覧会以外でも売り飛ばした(イベント限定を謳った品が余って、ヨソでも売られるのはこの頃からの伝統だったのだなぁ)。
 ちなみに同誌はDCコミックスの古参キャラの1人、サンドマンの初出号でもある。

 こんな感じ。


 でー、ですな。このテキストをまとめる上で、ゴールデンエイジ期のヒーローについて調べてたですが、

 ……なんか長くなったし、これからも長々と書くんで、一旦オワルか(<拾い食いの多いフリートークで本題に行き損なってCMに入る伊集院光か、お前は)。
  
  
 っつーわけで「その2」へ続く。
  
  
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タグ:豆知識 資料本

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