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●ポーラボーラ、な日々。

2009.05.19 Tue

▼今日読んだアメコミ:

・『ファイナル・クライシス:リージョン・オブ・3ワールズ』第4号

 あの人が生き返ったり、あの人が生きてたりと、まぁそっち方面の話題で割と注目されてる本シリーズですが。

 今号読んでて、ポーラーボーイの生き様に涙を流した。カッコいいよポーラーボーイ ポーラーボーイカッコいいよ。

 そんな感じの衝動に突き動かされるままに、エントリを書いてみる、とかいう感じなソレ。


 以下ネタバレ含むんで、「続きを読む」で。
  
  
 本シリーズの大雑把なアラスジ:リージョン・オブ・スーパーヒーローズ(以下LSH)が活躍する30世紀の地球に、突如スーパーボーイ・プライムが現れ、歴代のLSHの仇敵を集めて史上最大規模のリージョン・オブ・スーパーヴィランズ(以下LSV)を結成、そらもう地球が大ピンチ、とかそんな感じ。

 でー、今号のクライマックスは、LSH側が勝利の鍵を握る切り札を起動させようと試み、一方でその事を察知したスーパーボーイ・プライムが、切り札の元へ向かう、ってな展開でな。

 が、この大事なタイミングで「とある人物」の介入により、LSHはスーパーマンに加えて、リーダー格のメンバーがいなくなっちまうという大ピンチにおちいるわけですよ。

 そんな状況下で、スーパーボーイ・プライムから「切り札」を守る最後の人間が、ポーラーボーイ。よりによって、ポーラーボーイ。


 このポーラーボーイって人は、元々はLSHの入団試験を受けて、不合格になった人でして。

 でもこの人、めげずに他の失格者たちと共に「リージョン・オブ・サブスティテュート・ヒーローズ」(Substitute:補欠)を結成して、幾度かLSHを援助、最終的にその功績を認められ、晴れてLSH本隊に加入、一時はLSHのリーダーもつとめていたという、努力が報われた苦労人ですよ。

 そうした過去故に、誰よりもLSHに対して強い思い入れを持つ彼が、LSH隊員としての矜持一つを胸に、自分よりも遙かに強靱なメタヒューマンであるスーパーボーイ・プライムを足止めしようとする、このシーンが泣けるのですよ。

「僕は、僕にできる精一杯で、プライムを足止めしてみせる」
「自殺行為だ、ポーラーボーイ!」
「そんなんじゃないよ、ワイルドファイア……これはリージョンのメンバーなら、誰だってすることなのさ」

 かつてLSHの入団試験を落ち、己の超能力(物体を凍らせる)に誰よりも冷静な判断を下せるポーラーボーイ。自分の能力でプライムを倒せないと自覚している彼は、あえて「足止め」という言葉を使うのでした。

 その彼の脳裏には、これまでの戦いで同様な戦いの末に倒れてきたLSHの仲間たちの姿が浮かんでいたことでしょう(妄想)。彼らは皆、無謀な戦いを挑んだのではなく、仲間のために、自分のできることを全力でやった結果、そういう結末を迎えただけなのだ、と。
 だから自分のこれも自己犠牲ではない。その時が来たなら誰もがそうする、LSHのメンバーなら誰でも取る行為なのだ――。

 結局、ポーラーボーイの超能力も、スーパーボーイには通用せず、彼は追いつめられていきます。しかしそれでも、ポーラーボーイの心は挫けませんでした。

「……お前は、リージョンを殺すことができるなんて、本気で信じているのか? スーパーマンはおよそ1000年の間死んでいた――それでも、人々は依然、彼のことを覚えていた。そう、お前はリージョン・リングをつけている全員を死なすことはできる。だけどスーパーマンが始めた夢は、けして死にはしないんだ」

 リージョンのスローガンである「リージョン万歳!<Long Live Legion>」の言葉を口にしながら、死を覚悟するポーラーボーイ、そして――


 もうね、涙流れますよ。コンチクショー。
 ジェフ・ジョーンズはこういう過去のコンティニュティを踏まえた上で、最適なキャラクターに最良の行動を取らすのがウメえですよ。ええ。

 このクライマックスでスーパーボーイ・プライムに立ち向かわせるなら、絵的にはもっと派手にできる奴らは、LSHにはいくらでもいるわけですよ(しかも、本作では諸事情によりメンバーが3倍に増えてるし)。そこを、あえてポーラーボーイ。しかし、ポーラーボーイだからこそ、この泣ける展開が書けるですよ。うむ。白ジェフ・ジョーンズ(※)万歳。

(※)わたくしの中では、「人殺しを微妙に抑えつつ、泣ける話を書いてくれてる」時のジェフ・ジョーンズを「白ジェフ・ジョーンズ」、「もの凄い勢いで人死にが出る一方、燃える展開で状況を打破する話」のジェフ・ジョーンズを「黒ジェフ・ジョーンズ」と呼んでます。

 そんな感じで、次号、最終号も熱い展開が待ってることを期待しつつ、レッツリード、『リージョン・オブ・3ワールズ』! とかいう適当なアオリでオワル。
  
  

  
  
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タグ:今日読んだアメコミ

コメント

*

『極底探険船ポーラーボーラ』かと思ったじゃん!

『ファイナル・クライシス:リージョン・オブ・3ワールズ』はウワサで凄い!と聞いているけど、全く読めてねェ~。

*

>『極底探険船ポーラーボーラ』かと思ったじゃん!
この辺にきっちり食いついてくる名無しのあなたは
ロヒキアさんと認識してよろしいでしょうか、どうでしょうか。

『リージョン』は良いですよ。
なんていうか、これまでのリージョンの歴史(リブート3回分)をベースに
ジェフ・ジョーンズがこれまでに手がけてきた作品
――スーパーマン(+リージョン)、グリーンランタン、ザ・フラッシュ、
ティーン・タイタンズ、JSA(ていうか「ライトニング・サーガ」)、
インフィナイト・クライシス――あたりから、様々な要素がぶち込まれて
1つに煮込まれてる感じで。
いわば「ジェフ・ジョーンズ・ユニバース」の1つの終着点とでもいいましょうか。

リージョンという日本じゃ微妙に馴染みのない素材ですが
ジェフ・ジョーンズの諸作品を読んでる人が、この作品を読まないのはもったいないぜ!
とかいう感じです。はい。

*

> ロヒキアさんと認識してよろしいでしょうか、どうでしょうか。

さーせん、名前を入れ忘れてました。つか、シッカリ見破られてるし(冷汗)

ムゥ、これまた興味を更に煽るコメント。でも、某店に並ばなかったのは予約分しか入れてないのか、日本だとマイナー扱いでハブられたのか。カートゥンを日本で放送すれば、また違うだろーに。

*

レス遅くなりましてすみませぬ。
リージョンはねぇ、他のDCユニバースと隔絶してる分、
むしろDCで一番敷居が高そうな作品に見えるのが難ですかね
かく言う俺も、基礎的な知識しかありませんが。

昔は日本語の濃ゆいファンサイトなんかもあって
情報入手には非常に重宝したものですが。

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