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●よみがえるコミックス、な日々。

2009.10.16 Fri

▼なんたる再臨:

 まあ、ヨソでも既に伝えられてるニュースですが。

 バルティモア・コミコンで発表された所によると、DCコミックスの1月発売分は『ブラッケスト・ナイト』とそのタイイン・タイトルは1回休みで、代わりに特別号が出るよ、というハナシだそうで。

 でー、その特別号の詳細ってのが、
「かつて休刊した人気タイトルが、ナンバリングを継続しつつ、ワンショットで復活するよ」
「無論、『ブラッケスト・ナイト』タイインでネ!」

 とかいう感じだそうで。

 復活する8誌の誌名と担当ライターは以下のような具合。この機に乗じて俺の好きなシリーズについては簡単なレビューも。

『ザ・パワー・オブ・シャザム!』第48号(作:Eric Wallace)
 オリジナルの『パワー・オブ・シャザム』は、1995年創刊。ジェリー・オードウェイによる同名のグラフィック・ノベルの好評を受けてオンゴーイングシリーズとして始動。オードウェイがライター兼カバーアーティスト、そして時にはペンシラーとして全47話(+α)を手がけたという破格のシリーズ。
 内容的には、「マーヴェル・ファミリー」の誕生・拡張や、仇敵らのオリジンのリトールドといった旧来の設定の現代的なリメイクをそつなくこなしつつ、「あの仇敵の背後にはDCユニバースのあの悪役が!」的な展開とか、数々のクロスオーバーとのタイイン、スーパーマン、バットマン、あとプラスチックマンらのゲスト出演などで、DCユニバースとの接点を作り、でもって時には「いい話」なども挟みつつ……と、実にオンゴーイングシリーズとして、キャプテン・マーヴェルのリメイクとして優れたシリーズでした。
 残念なことに、まとまった形で読むには、バックナンバーを揃えるしかないんだよなぁ――単行本になってんのは、前述のグラフィック・ノベルと『スターマン』とのタイイン「ライトニング&スターズ」だけ……。
『ブラッケスト・ナイト』タイインだと、ビリーの両親あたりが復活するのかしら……嫌だなぁ。
 アーティストはオードウェイなのかしら。それも微妙かなぁ(最近のオードウェイは、俺的には「衰えてるなぁ」という感慨しか抱けてないので)。

『ザ・クエスチョン』第37号(作:Greg Rucka)
 オリジナルのシリーズは1987年創刊。元々はチャールトン・コミックス社のキャラクターだったのが、1980年代中頃にDCコミックスに権利が移って、まあ、今に至る。
 何故か知らないけど、ライターのデニス・オニールが気に入ってて、オンゴーイングシリーズ全37話を1人でライティングしたという。しかも、シリーズが打ち切られてもオニールは、季刊誌『クエスチョン・クォータリィー』(全5号)や、ワンショット『クエスチョン:リターンズ』を出したりと、しつこく書き続けていったという経歴を持つ。
 オニールが書いてた期間のクエスチョンは滅多に他のシリーズにゲスト出演したりもせず、そのくせザ・センセイとか、リチャード・ドラゴンあたりのオニールの手持ちのキャラと設定を繋げたりするので、個人的には微妙な印象(まぁ、ロクに読んではいないのですが)。
 なんか最近TPBになってるんだっけ。面倒くさいから調べないけど。
 第37号は、ライターがグレッグ・ルッカって時点で、どういう展開でどういうオチになるかが読める様な。あれでしょ、初代クエスチョンが蘇って2代目クエスチョンの前に現れるけど、2代目クエスチョンの偉大なカリスマ(っつーかルッカのえこひいき)で、めでたしめでたし、とかいう感じじゃねーの?(適当すぎる)

『スーサイド・スカッド』第67号(作: John Ostrander and Gail Simone)
 オリジナルのシリーズはこっちも1987年創刊。名ライター、ジョン・オストランダーによる、俺がとても大好きなシリーズ。
 旧来のDCのマイナーキャラクターに新たな息吹を与えつつ掘り起こし、一方でオストランダーの創出したキャラクター群と絡めることで、双方の魅力を存分に引き出すという作劇が最高やねん。
 ジェフ・ジョーンズ、ガイル・シモーネの2人も、オストランダーの作劇、世界観の作り上げ方には強く影響されててな……(長くなるのであえて省略)。
 でー、今回の第67号はオストランダー本人と、オストランダーに影響を受けたガイル・シモーネ(カルキュレーターとかキャットマンといった、マイナーなキャラを掘り起こしてカッコ良く描くやりかたは正にオストランダー式だよな)がタッグを組んで送り出す感じで、正に俺的に「ひゃっほぅ」という感じであることだなぁ。

 ――ここまでテキストを書いてきて、「オードウェイもオニールもオストランダーも、それにジェームス・ロビンソンも“キャラを抱え込んで作家性を出しつつリメイクする”という点では、やってることは同じなのに、何故オイラはオニールのみを嫌うのか」ということに思い至ったが、気にせずに続けることにする(多分、オニールの場合、どの作品でも主人公のキャラづけが一緒なのが飽きるっつーのと、奴は過去のコンティニュティにあまり敬意を払ってないのが嫌なのだと思われる)。

『ファントム・ストレンジャー』第42号(作:Peter Tomasi)
 1969年に創刊された第2シリーズ全41号から番号を継続。こう、ファントム・ストレンジャーなんてぇマイナーな怪奇系キャラクターのタイトルってことで、『シャドーパクト』のビル・ウィリンガムがライターかなと思ったら、現行の『グリーンランタン・コーズ』のライター、ピータ・トマシが担当で、微妙に驚く。
 まあ、トマシ自身も『ライト・ブリゲイド』(傑作! ※リンク先は現在在庫のある旧版のTPB。そろそろ新版TPBが出るハズ)と『ブラック・アダム:ダークエイジ』(これも名作だと思うぜ)とかいった微妙にスピリチュアルな背景の作品を書いてるので、案外面白いものを書いてくれるかもネーと、上から目線でスマン。

『キャットウーマン』第83号(作:Fabian Nicieza)
 2002年創刊で、こないだまでやってたシリーズの続巻。すまん、正直読んでなかった。エド・ブルベイカーの書いてた頃くらいは、きちんと読んどきたいと思いつつ……(※昔、松村書店で買い込んだので、バックナンバーはそれなりに持ってるのだ<読めよ、なおさら)。アダム・ヒューズが描いてたカバーがエロかったよね(<最悪だ)。

『ジ・アトム&ホークマン』第46号(作:Geoff Johns)
 オリジナルのシリーズは、元々『ジ・アトム』として1962年に創刊。第39号から、打ち切られた『ホークマン』と合併して『ジ・アトム&ホークマン』とタイトルが変更。ほんでもってその後第45号で打ち切り、という経緯を持つ。でもってこれ以降、ホークマン&アトムは、なんかペアとして認識されるようになる。
 ていうか、ただ単にジェフ・ジョーンズが『ブラッケスト・ナイト』でホークマン&アトムの絡みを書き足りなかったから、『アトム&ホークマン』にかこつけてるだけじゃねぇのか。

『ウィアード・ウェスタン・ストーリーズ』第71号(作:Dan DiDio)
 オリジナルは1972年創刊。西部劇ものコミック誌。初期は「ジョナ・ヘックス」の連載が看板だったけど、後にヘックスが個人誌を獲得したことで、第39号あたりから「スカルプハンター」が看板になった、とかいう当たり障りのない解説しか書けなくてスマヌ。
 とりあえず、ダン・ディディオがライターですって。西部劇タイトルが「ブラッケスト・ナイト」とどうタイインするのか、とか思ったけど、まぁ、ジョナ・ヘックスが現代に蘇るとか、そういうハナシでもいいのか。

『スターマン』第81号(作:James Robinson)
 オリジナルは1994年創刊。全80号(+2号と、アニュアルと、シークレット・ファイルズと、スピンオフの『シェイド』と……<もういい)。こないだ、『スターマン オムニバス』ハードカヴァーが出た時に、この作品の良さを語ろうとして、割と陳腐な言葉しか思い浮かばずに己を憎んだものですが(どうでもいい)。
 えーと、父親から望まずして「伝統」を継がされた青年が、己の価値観をブラさずに、自己流で伝統を継いでいこうという王道のハナシです。基本的には。
 で、その過程で青年が己の内に秘めていた「伝統」への敬意を再認識したり、父親と歩み寄ったり、兄と和解したり、父親の仇敵とその子供たちというもうひとつの「伝統」と対立したり、「スターマン」という名前を受け継いできた者達の連帯を感じたり、因縁の仇敵の意外な側面を発見したり。
 そうした出来事の中で、ささやかな幸せを掴もうとする青年、そんな感じのハナシ。
 ちなみに、このシリーズの創刊前、1994年の『ゼロ・アワー』クロスオーバーにおいて、DCの編集部はJSA他のゴールデン・エイジのヒーローらを切り捨てようとしてたですよ。
 しかし、本作が高い評価を得て、ゴールデン・エイジのヒーローらが再び脚光を浴び、ゴールデンエイジのヒーローを題材にした、優れたリミテッド・シリーズが送り出され(その1つ、ロビンソン作のリミテッド・シリーズ『ヴィジランテ:シティ・ライツ プレーリー・ジャスティス』は切なくビターなハードボイルドでオイラが大好きな1冊)、ロビンソン&ジェフ・ジョーンズの『スターズ&ストライプ』を経て、『JSA』に至るという、DCコミックス史的にも重要なマスターピースというか。
 っつーか、今の「ジェフ・ジョーンズ・ヘヴン」はこのシリーズがなかりせば、だよな。
  
  
 以上。

 書きたいこと書いたのでオワル。
  
  
ジェームス・ロビンソン作品とか。

 今『スターマン』を集めようというのなら、旧版のTPB(ほぼ絶版。そしてどの巻から読んでいいのか分かり難い)を買うよりは、腰を据えてハードカヴァーの『スターマン オムニバス』を1巻から購入していくことを勧めます。発表順に収録されてるしな(<割と大事)。
  
  
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コメント

*

正直、「ブラッケスト・ナイト」はそそる要素が無いんでパスしてたんですが、この企画は気になりますね。ピーター・トマシの仕事は好きなので、『ファントム・ストレンジャー』第42号は確実に買うなー。

*

>ロヒキアさん
『ブラッケスト・ナイト』は、まぁヤケクソのように「黒いジェフ・ジョーンズ」全開だし
タイインは多すぎだわで、ナマナカに手を出しにくくはありますなー。
オレはもう、腰をすえて立ち向かってる感じです。

トマシ、いいですよね。
意識して読み出したのが最近なんで、「どこがいい」かは
まだ言葉にできてないんですが。
(とりあえず、『ライト・ブリゲイド』再読しよっと)

*

いかん、名前書き忘れた。
上のコメントはオイラのです(いうまでもないかと思いますが)。

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