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●デル・レイ、「マーヴル・マンガ」をキャンセル。

2010.04.13 Tue

▼デル・レイ、「マーヴル・マンガ」続刊をキャンセル。ライターらはションボリ:

 うちのブログで2度ほど取り上げた、デル・レイとマーヴル・コミックスの共同プロジェクトな「マンガ風X-メン」なソレ(『X-メン:ミスフィッツ』と『ウルヴァリン:プロディガル・サン』。いずれも単行本第1巻が発売中)が、どうも「続刊が出ない」ことになった模様。

 こちらのブログの記事[Deb's Manga Blog]に詳細な経緯が書かれてますが。

 大まかな流れとしては、以下のような具合。
  
  
 先週末にニューヨーク市で行われたMuseum of Cartoon and Comic Art Festivalに『X-メン:ミスフィッツ』のライター、ライナ・テルゲメイアーが参加。ファンの1人が「『ミスフィッツ』の続刊って、いつ出るの?」と、素朴な質問をぶつける。
  ↓
 テルゲメイアー「すぐには出ないわよ、ていうか、もしかしたら出ないかもね」とぶっちゃける。
  ↓
 で、そのファンが
「『X-メン:ミスフィッツ』を救って! 第2巻(最終巻)が書かれる前にデル・レイにキャンセルされたの!」
 てなことをツイッターに発信。
  ↓
 件のブログの筆者 Deb Aokiが、ツイッター経由でテルゲメイアーとデーブ・ローマン(テルゲメイアーの夫で『ミスフィッツ』の共同執筆者)に「これ本当?」と質問する。
  ↓
 ローマン、ツイッターで単行本刊行キャンセルの事実を肯定する。
「2部作として書かれていたのに、(キャンセルされてしまっては)読者にアンフェアだ」
「僕らも先週知ったばかりなんで、ライセンス料と収益が見合わなかったこと以上の事情は知らない」
「数ヶ月前の時点で、アーティストのアンズは第2巻のペンシルを20ページほど進めていた。もっと進んでいただろうに」
(余談:ローマンが『ミスフィッツ』を“Most successful non-success”と形容してるけど、これ、訳しにくいけど面白い表現だなぁ、と)
  ↓
 その後、テルゲメイアーも肯定のコメントと「後でもっと言いたいことがある」等の発言をツイッターにて発信。
  ↓
 実際、ブログの筆者がAmazon.comやランダム・ハウス(大手出版社。デル・レイはその1部門)のウェブサイトを調べてみたら、『X-メン:ミスフィッツ』第2巻と『ウルヴァリン:プロディガル・サン』第2巻は「発売日未定」になってた。
  ↓
『ウルヴァリン:プロディガル・サン』のライター、アンソニー・ジョンストンも自身のブログで『プロディガル・サン』第2巻がキャンセルされた旨を明かす。こっちも第2巻で物語が完結する予定だった模様。
 いわく、出ないのは恥ずべきことだ、自分は第2巻の出来に非常に満足していたのに。アートも第1巻から更に良くなっていた……云々。
 ジョンストン「理由はシンプルで、充分な売上げがなかったからだ。読者に好評を持って迎えられたし、図書館から注文もあった、ニューヨーク・タイムスのベストセラーリストにも載った、しかし、デル・レイと我々の編集者の最善の努力にも関わらす、コスト(ライセンス料)に見合った売上げに至らなかった。哀しいことだが、君らが思ってるよりもこの業界では良くあることだよ」とかなんとか。
  ↓
 とりあえず、デル・レイかマーヴルが、この件に関して今週中に声明を出す模様。
  
  
 以上。
  
  
 まぁ、なんつーか、OELマンガのブームが収まりかけてた時期に、“手堅いが大ヒットはしなさそう”な『ウルヴァリン:プロディガル・サン』を出した時点で、「下手したら2巻が出ないだろうなぁ」的な予測をしてましたが、まさか的中しちゃうとは思いも……いや、割と思ってた。ただ、もう少し原稿が進んだ時点で「出さない」とアナウンスするのかと思ってた。

 こーいうのは長い目で見て、赤字でも出し続けることで「文化」になるだろうに、とかいうのは現場を知らないシロウトのキレイごとですが、にしても見切るの速ぇなぁ。ビジネスとしてはこの見切りが正解なのでしょうか。

 っつーか、この失敗で損を被るのはデル・レイ(+作家)だけで、マーヴル側はそれなりに高いライセンス料をフトコロに入れてホクホクなのかしら。だとしたらいやーね(なぜかオカマ口調)。
  
  
 てか、こないだのコミックス・コード絡みのエントリを書いた時にも感じたけど、ツイッターというメディアのミもフタもなさは異常。

 利用してない人間からしてみると、発信した情報の質がモノスゴい勢いで変化して、一方で送り手と受け手の距離もリアルタイムで変化してく、あの場には恐怖しか感じねぇ。
  
  
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タグ:アメリカのマンガ

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