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●適当なるリメイク、の巻。

2010.09.15 Wed

 かなり前(今年の4月頃?)に書いて、そのままボツにしてたテキストを発掘したので、適当に貼り付けてみる、そんなデッチ上げのエントリ。

(ボツにした理由は、記事の一部をヨソの掲示板にネタで書いちゃったからだが、まぁ、イマサラ覚えてる人もいないだろうから、素知らぬ顔して貼る)

 そんなわけで。


▼最近の資料:

 最近(※編註:執筆当時の「最近」ね)届いたトゥーモロー・パブリッシングの『バックイシュー!』の第39号が、「エイプリル・フールズ・イシュー」ということで、ユーモアものコミックの特集をしててな。

 でー、我らが『アンブッシュバグ』の創造者たるキース・ギフェンと、そのパートナーのロバート・ローレン・フレミングのインタビューも載ってたけど、これが実に、面白かったぜ、という。


 まず、キース・ギフェンという作家が、非常に特異なコミックの描き方をする作家なのを再確認した。

 ギフェンのコミックの書き方は、こんな感じ。

 まず「今回はアンブッシュ・バグが、殺人巨大コアラちゃんと戦うぜ」ってプロットを作る。これはまあ、他の作家と同じ(まぁ、他の作家は滅多に殺人巨大コアラの登場する話は書かないけど)。

 で、プロットができたら、「だいたいこんな感じだろ」ってオモムロにコマ割りしてネームを描き出す。普通のライターだと、脚本を書いてくわけだけど、ギフェンはアーティスト出身なんで脚本をすっ飛ばしてネームを描く。これは、ギフェンがライターのみを担当してるイシューでも同じ。

 当人曰く「脚本形式で物語を書くより、ジカにコマを割っていく方が速いだろ?」――まあ、しごく真っ当な理由ですね。ちなみに、ネームを描いてく場合は大概セリフも描いてくんだけど、ギフェンの場合、この時点ではセリフは決めてない。

 でもって次は、できあがったネームをアーティストに渡して仕上げさせる。ギフェン自身がアーティストも兼任してる場合は、まぁ、自分でネームを清書してく感じ。無論、この時点でもセリフは入ってない。

 絵ができたら、それを「別のライター」に渡す。そして「ここはこんな感じなシーンなんだ」っていうのを、ギフェンがライターに説明する。

 でー、ライターはそれを受けて、そのシーンにふさわしいダイアログ(セリフやナレーション)を考え出して、各コマに当てはめてくのさ。

 つまり、『ジャスティスリーグ・インターナショナル』の場合だと、コマの流れなどで見せるギャグ(1ページ9コマ同じカットが続いたりするアレ)は、ギフェンの発案だけど、セリフによるギャグはダイアログ担当のJ.M.デマティスの発案なのだな。ちょっと、目からウロコが落ちた。

 だもんで、ギフェンの関わってる作品では「キース・ギフェン:ブレイクダウン(ネームのことね)」「ダイアログ:J.M.デマティス」といった具合なクレジット表記になる。

 ちなみにこの体制は、昔のマーベルで人気アーティストに大体のプロットを渡し、カッコよさ優先の絵をガシガシ描かせて、ライターが後からセリフを加える、ってソレを踏襲してるのであると思うが、どうか。


 アンブッシュ・バグの初出である『DCコミックス・プレゼンツ』にしても、ギフェンがプロット、アートを担当して、それにライターのポール・クッパーバーグがダイアログを考えて載せてったそうで。

 こう、オイラ個人は今までアンブッシュ・バグというキャラクターは、「クッパーバーグがライターとして創出したキャラクター」という認識で、「その後、アーティストとして関わったギフェンが自分のものにしちゃったあげく、割と好き勝手に発展させて今に至る」的な流れだと思ってたのですが。

 実際には、上記のような「プロット自体はギフェンが考えてて、クッパーバーグはギフェンのプロットにダイアログを加える役」って分担だったので、アンブッシュ・バグは大部分ギフェンが創造しているのだなぁと、認識を新たにした。
  
  
 ちなみに、プロットはあるけど筋道などあってなきがごとしの『アンブッシュ・バグ:イヤー・ノーン』の場合、ロバート・ローレン・フレミングはダイアログを付けるのに困窮して(なにせ、『アンブッシュ・バグ』を描いてる時のギフェンは「あ、今急にゾウさんが描きたくなった」と思ったら、前後の脈絡を無視してゾウさんがバグを踏んでる絵を描き出したりするので、マトモに物語が展開できようもない)、時にはギフェンから渡された原稿のページの順番を入れ替えたりしつつ、「なんとなく、筋道らしく見えるもの」を作り出してたんだって。

 いやあ、偉いね。<その作業の苦労が大変だろうけど想像しにくいので、簡潔なコメントで逃げる。


 あとは、1980年代後半当時のDCのオフィスの話が面白かった。

 こう、当時フレミングは自分の机の脇に巨大な灰皿を置いて、そこを喫煙所にしてたのだが、これはタバコを吸いにきた他の作家や編集者と話をして、仕事を得るためのテクニックだったとか

『アンブッシュバグ』が展開されてた当時に、ファンから「アンブッシュバグが続きますように」という念を込めたワラ人形が送りつけられてきたとか

 ある日タバコを吸いに来たアラン・ムーア(当時は『スワンプシング』の連載中)にワラ人形を見せたら、さすがのムーアもビビッて後じさり、面白がったフレミングが非常階段まで追いかけ回したとか
  
  
 以上。書きかけのテキストを貼り付けたので、特にオチらしいオチはない(ヲイ)。
  
  
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タグ:豆知識 資料本

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