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●『ロケットマン』が復刻されるらしいね。

2010.10.02 Sat

▼「すごい力だ さすがはロケットマンだ」の巻:

 何気なしに、マンガ系のホームページ見てってたら、水木しげるのデビュー作の『ロケットマン』の復刻版が11月に出る、とか言う情報を知って「へぇ」と思った。そんなエントリ。
  
  

これはオイラの私物の復刻版『ロケットマン』。

 ちなみに、この表紙を見て、「『ロケットマン』とは、水木しげるが描いた“スーパーヒーローもの”だ」などと思いこんでる人はわりかし多いのですが、実際には『ロケットマン』は、クラゲの怪物「グラヤ」が事実上の主人公な怪獣SFですんで。ええ。
  
  

 参考資料として、復刻版『ロケットマン』の目次を引用してみる(クリックで拡大するヨ!)。

 ……各章題を読めば、なんとなく「グラヤ」を巡る物語であることは理解頂けますでしょうか。

 ちなみに目次の背景の左上で、緑色のロボット(ロボット・ネオ・ドライ)と戦ってる赤い怪獣がグラヤね。

 ていうか、この物語のタイトルである「ロケットマン」を名乗る人物は、110ページの「第3の男」でようやく登場します。

 あ、ちなみにこの本、奥付までふくめて全128ページね。つまりロケットマンを名乗る人物は、物語にケリをつけるためにしか出てこないのよ。


 だもんでね、その辺、認識を間違ったまま、「水木しげるの幻のヒーローものコミック! いぇい!」とかいう心算で4000円以上もする復刻版単行本を買おうとすると、痛い目を見るので気をつけた方がいいよ、という話。


 あ、『ロケットマン』自体は、非常にオモチロイ話ですので念のため。ぶっちゃけちゃうと『ゲゲゲの鬼太郎』の「大海獣」の原型なのよ。

 大筋は、自己の欲望のために科学と未知の発見を悪いことに利用しようとする悪役な科学者と、未知なるSFガジェットの犠牲になりつつも、身につけた異形の力と科学力で悪に立ち向かおうとする主人公サイドの戦いなのですが。

 とはいえ水木センセイの作品なんで、真っ当な勧善懲悪とかじゃなく、悪の科学者が、総理大臣に向かって「あなたのような低脳に内閣は任せてはおけない」とか言って権力を手に入れたり、律儀な主人公が父親のいいつけを守って延々とヒョウタンの研究を続けてたりとかいう、水木センセイならではのニヒルさとかノンキさとかが混じり合った展開が重なってって、えもいわれぬ余韻を残すラストに繋がるのが、なんかこう、いいね、と。

「水木しげる先生は、デビュー作からこんな“水木っぽい”作品を描いていたのだなぁ」という感じな感嘆を抱くこと請け合いです。多分。
  
  
 まあ、そんな感じで。
  
  
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 ちなみに今回引用してる復刻版『ロケットマン』は2002年に出た、このCD-ROM画集の限定版の付録として復刻されたもの。

 俺が買った当時は定価1万円程度のモンが、8000円前後で投げ売られてたんだけど、今やプレミアが付きやがってますね。

 ちなみにオイラは『ロケットマン』だけを目当てに買ったんで、画集は開封すらしてません(ヲイ)。
  
  
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コメント

*フハッ

復刻版といやー、貸本漫画の『猫娘』が鬼太郎の墓場から誕生のシークエンスとソックリだったのに驚かされましたよ!あれもそこはかとかないエロスを感じたりしますナ。

あと『地獄の水』もカバーなんかが、諸にアメコミのホラーコミックっぽいですなー。

*グラヤグラヤ  あれは擬音なんだろうか・・・

あー、「ロケットマン」は高校ん時ポパイで紹介されたの見て欲しかったんだけど、少ない小遣いで月イチに不完全な鉄人復刻版を集めてる頃の身としては買うのはツラかったな。 何だかんだで手に入れてから手放すの早かったけどw 
それにしてもいい時代になったよなー、今は読みたい物がほぼ完全な形で、しかも安価で手に入るんだもん。 と、年寄りはボヤくのだった。

「大海獣」と言えば山田くん作・メカ海獣は初めて読んだ時素直にスゲェ!と思いました。人工マンモスコングとか先達がいてもカウンターとしての存在でちゃんと戦ったのは初めてなんじゃないのか。「キングコングの逆襲」のスチル詐欺と違って。
何より「ばかめ!そういう時のよういちゃんとに手をはさみにしてあるんだ」の発想には真田さんもバートン版バッツもビックリなギミックだ!

*

毎度、コメント遅くなりまして申し訳ありません。
自宅のパソコンが本格的に壊れだして、もう、どうにも。

>ロヒキアさん
水木先生は、その辺の「使い回しのアレ」だの「ヨソを参考にしたソレ」だのを見てくのもまた面白いですな!
著作権がどうのとかいうアレはありますが、テクノのサンプルだの
詩人が好きなフレーズをリフレインしてくのと同じようなモンです。
結果的に「うわ、すげぇ水木さんらしい」ものとして昇華されてれば、なんかOKだと思うのです。

>ビートルさん
男の子としては、「大海獣」はメカ海獣との対決に燃えますよね。
その原点は『ロケットマン』に登場する「鉄のグラヤ」だろうとは思うのですが
こっちの「鉄のグラヤ」は単なる「アーマード・グラヤ」なわけで。
そこを『大海獣』では、大海獣vs.メカ海獣の戦いという、読者を燃えさせるシーンに
発展させるあたりが水木先生偉いなあ、などと思う次第です。
  
こういう比較が、楽にできる現代って、本当にいいものですね。
(考えてみれば、10何年か前までは「大海獣」自体、楽に読めるモンじゃなかった気もしますし)

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