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●最近読んだデッドプール。

2010.10.26 Tue

▼最近読んだデッドプール:

「デッドプールってタイトル付いてるから注文してみるか」と思って買って、そのまま放り出したきりの『デッドプール:ウェイド・ウィルソンズ・ウォー』を、全話まとめて読んだら面白かったよ、というエントリ。

Deadpool: Wade Wilson's War
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 まず本作は、「マーベル・ナイツ」レーベルで出た作品であり、正規のマーベル・ユニバースとは異なる世界が舞台となっていること、故に作品中に提示される設定は本来のソレらとは異なってることは触れておかねばならぬ。
 おかないと、「デッドプール、ブルズアイ、シルバーセーブル、ドミノの4人による特務部隊ウェポンX」とかいう話が出てきて面食らうのでな!(はい、最初面食らいました)。

 でー、物語はメキシコにおいて大量虐殺事件が発生しまして、その実行犯として、ウェイド・ウィルソンさんって人が公聴会にて発言するよ、とかいう具合な始まり。
 んで、このウィルソンさん、なぜかスーパーヒーロー風のマスク(要は、いつものデッドプールのマスクだけど、この世界ではスーパーヒーローはフィクションにしか存在しない模様)を被ったまま公聴会に出廷。でもって誰も聞いたことのない秘密部隊ウェポンXのことをベラベラしゃべりだして、「やべえ、コイツ頭おかしい。コイツの言ってること全部デタラメなのかもしれないけど、とりあえず会の進行上もろもろ質問しなきゃ」とか、公聴会の担当の人はウンザリ。
 でも実は組織自体は実在してたりして(でも、デッドプールさんがいってる通りの組織なのかな? フフン?)、TVで公聴会を見たウェポンXのお偉いさんも大あわてだったり。

 序盤は、公聴会で好き勝手にしゃべるウェイドさんの「自分の側の真実」と、この公聴会を見てるウェポンX担当官の「いや本当はこうだったじゃねえか」なツッコミの回想シーンが並列されてきまして、徐々に「ウェイドさんはデタラメでキチガイなのだ」ということが解ってくわけですが。

 ……ただ、「デタラメ」っつっても、「計算ずくでデタラメをいってる場合」もあるし、「キチガイの妄想」にしても幾ばくかの真実を含んでいる場合もあるし、とどのつまりは全くの妄想である場合もあるわけで。

 でー、物語が進み、ウェイドさんの語りがクライマックスに近づいて行くに連れ、デッドプールさんの秘めたる意図(?)なんかも示唆されだして、その辺の「デタラメなのか、本当なのか」とかいう境界線がグンニャリとたわみ、ドンヨリとした不安感を与えてくれます。

 その上『デッドプール』という作品は、「第4の壁の破壊」なんていう「リアルとフィクション」の境目を飛び越すメタな演出が「お約束」として成立してますがー(本作でも冒頭から回想シーンで公聴会のことについて触れたりしてて、「お約束」は健在)。
 全ての真相が明らかになる(本当かしら)最終話に至っては、「筋の通った理屈」「妄想」「意図したデタラメ」に加えて、この「お約束のメタ」までもが入り込んできて、実にグデグデな展開になります。

 そのグデグデの果てのエピローグで示唆されるソレを見たあなたは、言い知れぬ感慨を抱くのではないでしょうか。どうでしょうか。


 いや、話の構造自体は、現代における「メタフィクションの定番」かもしれねぇような気もするのですが(多分、オチもふくめて日本のマンガに類型は結構見つけられると思う)、それを『デッドプール』という作品でやったことは、案外に誰もやってなかったアイデアであるなぁ、と思う。

 結論としては、『デッドプール』初心者には勧めないけど、『デッドプール』系を何冊か読んでて、ちょっと毛色の違ったデッドプールさんの話を読んでみたい、と思ってる人とかにはオススメしたく思う。絵もちょいクセはあるけど安定してウマいし。


・オチらしきもの
「『デッドプール』のミニシリーズって、マーベルが力を入れてるコンテンツだけに、ハズレは少ないのかもしれぬ」とかいう推論の元、調子に乗って、今月から始まった『デッドプール:MAX』を読み出すものの、冒頭からホモとかウンコとかチンコとか出てきて、電車の中で読むのを断念。家で読みます。
  
  
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タグ:今日読んだアメコミ

コメント

*こんにちは

お久しぶりです!このタイトルって トム ハンクスの チャーリーウィルソンズウォーのパロディ何ですかね?CIAの裏事情を暴露した映画と聞いてますが、映画はまだ未見ですけど。プールさんの映画はR ロドリゲスさんが撮ればいいと思います!では!

*

>グリフターさん
お久しぶりです。&コメント遅くなりまして申し訳ないです。
>トム ハンクスの チャーリーウィルソンズウォーのパロディ何ですかね?
ですね。アメリカン・コミックスでは各号のサブタイトルで
洋画のタイトルのパロディをしたりすることが多いですが、
シリーズのタイトルそのものがパロディ、しかもあんまり関連性がない、
とかいうのは珍しいかもしれません。

デッドプールさんの映画は、個人的には『パニッシャー・ウォーゾーン』の
女監督さんがいいかな、とか。
(どうせ、フォックスのことだから微妙な人選になるのでしょうが)

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