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●マグワイアな日々。

2007.02.24 Sat

▼最近読んだ資料本:

<span style=font-size:x-small>Modern Masters 10: Kevin Maguire</span> Modern Masters 10: Kevin Maguire

Eric Nolen-Weathington、George Khoury 他 (2007/01/30)
Twomorrows Pub
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 "kevin maguire"でグーグルのイメージ検索をかけると、1番目に出てくる画像が、とても気まずい件について、
 ……ではなく、トゥモロー・パブリッシングの、「モダンマスターワークス」シリーズのケビン・マグワイア編を手に入れたのぜよー、という話。

 とりあえず、先に結論を言っちまえば「マグワイア好き&彼の関わった作品の裏話が聞きたい人なら買いやがれ」っつー感じですか。非常にいい本です。

 内容は、マグワイアへのロングインタビューにモノクロ原稿、ラフなぞを併録。あと巻末ギャラリー、な具合。なおカラーページは無し。

 収録されてる絵は、どいつも味があって良いですわー。つか、絵を見てると現物が欲しくなるのが、困ったモンですな。『X-メン フォーエバー』と『アドベンチャーズ・オブ・キャプテン・アメリカ』『ストライクバック!』は、今度買おう。うむ。
  
  
 インタビューの方は、マグワイアのデビューまでの経緯から、代表作と目される『ジャスティスリーグ』との関わり、その後の『アドベンチャーズ・オブ・キャプテン・アメリカ』で締め切りに間に合わなくて、マーヴルから微妙にホされちゃった話とか、『フォーマリー・ノウン・アズ・ジャスティスリーグ』を初めとする最近作の話といった、折々の作品についてと、絵の内容――影響を受けた作家とか、作画の手法について――とか。

 マクギネスさんてば、割合、余所でインタビューを受けたりしねぇんで、資料的に非常に価値ある1冊ですわ。

『ジャスティスリーグ』絡みだと、マクギネスが当時、絵を描いてたのは、個人のスタジオでなくDCのオフィス、それも『ジャスティスリーグ』の編集者、アンディ・ヘルファーの隣の席だったとか、当時マクギネスがライターのキース・ギフェンから渡されてたのは、脚本形式のソレではなく、コマを割ったネームだった(アーティスト出身なギフェンの場合、「コマの左奥からジョン・ジョーンズがこちらに近づいてくる。その手にはオレオの箱が握られ、視点はバットマンに向けられて……」とか一々書くよりも、コマを割って大雑把に絵を描いちまった方が速いんだってさ)とかいったエピソードが面白かったです。

 あと『チーム・タイタンズ』のアーティストを担当した時のエピソードが、「作業としてやってました」感が漂ってて苦笑。

インタビュアー「お気に入りのキャラクターは?」
マグワイア  「ごめん、誰ひとりとして覚えてない」
 ってコメントで、まぁ、作品に対する温度が解りますね。
  
  
 ギフェン&デマティス&マグワイアの『ジャスティスリーグ』のファン的には、後半の『フォーマリー・ノウン・アズ・ジャスティスリーグ』&『アイ キャント ビリーブ イッツ ノット ザ・ジャスティスリーグ』を手がけた時期のエピソードは必読ですな。

『フォーマリー~』の4号目あたりを描いてた時点で、既に続編(『アイ キャント ビリーブ~』)の企画が決定。が、企画が決定した直後にダン・ディディオさん(職業・偉い人)からマグワイアにこんな提案があったとかで。

ディディオ「あのさぁ、第2シリーズは全6話の予定だったけどさぁ、ダブルサイズで全3話ってスタイルにして、3ヶ月で出し切ろうと思うんだ。それも、第1シリーズが完結した直後から出すの。どう?」
マグワイア「なんでそんなに急ぐん?(っつーか、そんな速度で描けねぇよ)」
ディディオ「いや、『アイデンティティ・クライシス』って本でさ、スー・ディブニーを殺すことが決まったからさ、その前に、こっちのシリーズを終わらせたいんだ」

 ステキですね。
(※無論、そんなスピードで描けるわけも無く、『アイ キャント ビリーブ~』は、『アイデンティティ・クライシス』完結後に悠々と出版されたのは周知の通り)

 しかも、『アイ キャント ビリーブ~』の原稿を描いてる途中で、『プレリュード・トゥ・インフィナイト・クライシス』のラストで、マックスがビートルをアレすることが決定して。

 ある日、マグワイアがDCのオフィスを訪れたら、いきなりディディオにオフィスまで拉致されて、くだんの『プレリュード・トゥ・インフィナイト・クライシス』の原稿を手渡されたんだと。

 で、

ディディオ「ブルービートルが死ぬんだ」
マグワイア「うへぇ」
ディディオ「しかも、それは序の口でね」
マグワイア「はぁ」
ディディオ「マックスがビートルを殺すんだ」
マグワイア「なんたるファックだ」

 とか言うやりとりが、あったとかなかったとか。

 スー・ディブニーが死ぬ件に関しては「まぁ、向こうはそういうシリアスな作品だからしょうがねぇ」で済ませてたマグワイアでしたが、マックスがビートルを殺すって展開にゃ、サズガに「それはこっちの作品の意味が変わってくるだろ」てな具合にムカついたそうで。まあ、そらそうですな。

 でー、『アイ キャント ビリーブ~』ラストのコマは、当初「ファイアとメアリー・マーヴェルらが立ち去っていく」ってな感じだったのを、頭に来たんであえて「ブルービートルとマックスが肩寄せ合って笑ってる」絵に変えたそうです。うむ、ステキ。

 あと『アイ キャント ビリーブ~』が地獄を舞台にしてたのは、実はマグワイアがXをXXたかったからだとか、その後マーヴルで描いた『デフェンダーズ』ミニシリーズは、最初は某グレートレークスか、某ギャラクシーなチームものをやる予定だった、とか、クダラない(褒め言葉)エピソード満載で面白ぇ。
  
  

  
  
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タグ:資料本 編集者

コメント

*

「ストライクバック!」はマリブで出たものとイメージで再販されたものとでは若干違いがあり、サベドラがカメオ登場して、イメージ・ユニバースに組するようなニュアンスの描き足しがされていますヨン!

*

>ロヒキアさん
>マリブで出たものとイメージで再販されたもの
ぬぅ、そもそもマリブからでてたことを知らなんだ。
とりあえず、素直に描き足されてるイメージ版を買うですわ。

イメージ初期の、余所のタイトルへのドラゴンの出演と言えば、
『PACT』とか『ヴァンガード』とかを思い出すなぁ。
っつーか、『PACT』の脇役キャラクターが、実はドラゴンの正体?
とかいうアレは、今ではさすがに「なかったこと」になってるんだろなぁ。

*

>『PACT』とか『ヴァンガード』とかを思い出すなぁ。

サスガ。おみそれしました(笑)

*

おみそれってぇか、単にあの時期は、こちとらアメコミ初心者だったんで、
「イメージ・コミックスから出るモンは、全部面白い本に違いない」
とか無邪気に何でも買ってたが故の、ハスッパな知識ですが(汗)

『デッドリー・デュオ』にスポーンが平然とゲスト出演してた、
あの当時のイメージのゴッタ煮な雰囲気は、今振り返っても、ワクワクしますなー。

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