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●どうでもいいフキダシのハナシ・その後。

2013.04.17 Wed

▼最近の覚え書き:

 こないだ(つってもかなり前ですが)のエントリで話題にしたレタラーという職業について、英ウィキペディアとかを参照してメモした諸々の情報を、貼り付けるだけ貼り付けてみるという、そんなエントリ(きちんとした文章に構成するヒマがない、ともいう)。

※つか、最初は日本のマンガとの比較とかの私見を書き加えてたり、しょうもないギャグとか挟み込んでたけど、死ぬほど長くなる&本筋見失うので辞めた(前半部にその痕跡が少々残っている)。

 そんな訳で、以下、箇条書き。


▼基本事項:

 レタラー(Letterer)というのはメインストリームのコミックブックに関わる作家の一員であり、主としてコミックブックのテキスト全般を担当している。

 具体的には、レタラーは、
・フキダシ(ワードバルーン)の形状とその配置場所を決定する。
・フキダシ内のセリフの文字組みを行い、級数、フォントの決定を行なう。
・画面内に擬音の描き文字(KABOOM!、SNIKT!とか)を描いていく。
・各号冒頭のページの作家クレジット(ペンシラー:キース・ギフェン、インカー:ロバート・ローレン・フレミングとかいうアレ)を組み、配置する。
・表紙に入るキャッチ、アオリなどの文字組みを行なう。
・各号のサブタイトル(「ウェン・タイタンズ・クラッシュ!」とか「デス・オブ・キャプテン・アメリカ:パート1」とか)のデザイン、レイアウトを行なう。
・コミック誌のタイトルロゴそのもの(『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』『スーパーマン』『アクション・コミックス』等々)をデザインする。
・その他もろもろ(お便りコーナーのタイトルのデザインとか)。
 といった作業を行なう。

 特に各号のサブタイトルは、毎回デザイン的に工夫を凝らすものであり、レタラーのデザインセンスの見せ所となる。

 具体的には、「タイガー・タイガー・バーニン・ブライト!」とかいうサブタイトルの場合、書体を炎が燃えているような具合にデザインするとか(display letteringというやつだ)、水たまりの書かれている場所にサブタイトルが入る場合、絵に描かれた水面の揺らぎに合わせてフォントをくずすとか。


 ちなみに日本のマンガでは、
・フキダシの形状・位置:マンガ家が設定。中身のセリフもマンガ家が考える。
・フキダシ内のセリフのフォントや級数:編集者が指定して写植屋が文字を起こす。セリフの級数に関しては、マンガ家が原稿のフキダシ内に書き込む文字の大きさで大まかに指定されるが、細かなフォントまで指定するマンガ家は滅多にいない。
・擬音の描き文字:マンガ家もしくはアシスタントが描く。
・コミックのタイトルロゴ:外注のデザイナーが製作。
・クレジットやサブタイトル:セリフのついでに写植屋さんが担当。
 といった具合で、実は「文字周り」に関しては担当する人間がバラバラである。


 コミックにおけるレタラーのメインの仕事はフキダシ内のセリフを組んでいくことになる。レタラーは、フキダシの形、デザイン、大きさ、コマ内のどこにフキダシを置くかといったことに始まり、各々のセリフの書体、級数、文字組みと、フキダシとその中身に関する全ての事柄に対して責任を負う。

 無論、ライター側で「この単語はボールドにして強調してくれ」「ここは震えているような感じのフォントで」といった指定をレタラーに出す場合もある。これは作家個々人のやりかたであり、ぶっちゃけケース・バイ・ケースだ。

 コミックの製作過程におけるレタリングの工程は、デジタルの場合は大体「下描き(ペンシル)→ペン入れ(インキング)→レタリング→カラーリング」という順番になる。レタリングとカラリングは平行して行なわれるケースもあるし、これもケース・バイ・ケースだ。

 なお、デジタル・レタリングが導入される以前は、「下描き→レタリング→ペン入れ」という順番だった。

 アナログ時代のレタラーは、下描きを終えた生原稿の、任意の箇所にフキダシを描き加え、セリフを書き、描き文字を描いていった。レタラーがそれらの仕事を終えた後、インカーが原稿にペン入れをしていくことになる。

 なおアナログ時代には、ペンシラーがあらかじめ原稿内のフキダシや描き文字の入る場所に大まかに「アタリ」をとっておく場合もあった(シルバーエイジのDCとかはそんな感じだったという)。あるいはペンシラーが自由奔放に描いた絵の、適切な場所にレタラーがフキダシ他を挿入していく場合もある(これはシルバーエイジのマーベルとか)。

 レタラーの中には、原稿に直接レタリングを書かず、トレーシングペーパーを貼った上にレタリングを行なう者もいた。ペンシラーの原稿が全然間に合わない場合には、「こういうような絵になる予定なので、この辺にこういう大きさで先にフキダシを描いておいてください」といった指定だけがある場合もあったという。……まあ、とどのつまりはケース・バイ・ケースだ。


▼レタラーの歴史:

 1930年代末から40年代初頭にかけて、コミックブックというメディアは空前絶後のブームを迎えていた(いわゆるゴールデンエイジだ)。このブームに乗っかる形で、各出版社は毎月数十誌のコミック誌を送り出していた。

 ……ああ、「今の大手コミック出版社だって月数十誌のコミック誌を出している」というツッコミはもっともだ。だが、当時の月刊のコミック誌は1冊60~100ページくらいのボリュームがあり、1冊の雑誌に複数本のコミックや読み物が掲載される形式が主流だった。1冊2、30ページ程度のボリュームで、基本1作品しか載っていない現代のコミックブックと一緒にしてはいけない。

 そんなわけで、それだけのボリュームのコミック誌を、月に何十冊と出していくためには、効率的にコミックを製作していく手段が必要だった。そこで各出版社は、「分業制」を導入していく。

 こうして、ライター、ペンシラー、レタラー、インカー、カラリストという、現代まで続く分業体制が確立することとなった。

 当たり前だが、この頃のレタラーは、オール手書きで仕事をしている。出版社の中には、セリフに写植を使っていたところもあるが、最終的には手書きが主流となった様だ。何故に手書きレタリングが選択されたかの歴史は、筆者はよく解っていないことを正直に告白する。

 また最初期のコミックブックは、擬音などの描き文字をペンシラー、インカー側で描いていたりもしたが、これも最終的にはレタラーの担当になった。これも何時、何故そうなったのかは筆者には解らない。

※「解らない」のは筆者個人であり、海外ではきちんとその辺が研究されて、何時、何故、そうなったかが解明されている可能性はある。ただ、そこまで調べてるヒマが筆者にないことをご容赦いただきたい。

 ともあれ、この分業制は、ゴールデンエイジの大流行が終わった後も引き継がれた。1940年代後半には、コミックストリップやコミックブックのレタリングを生業とするフリーのレタラーや、そうしたレタラーが集まったスタジオも登場している。

 元々はレタリングを社内の専任のスタッフに任せていた出版社もあったが、そうした出版社も後には彼らフリーのレタラーに外注に出すようになっていった……らしい。この辺の歴史も筆者は良く解っていない。

 ……おそらくはコミックの技法が洗練されていくことで、レタリングに求められる「職人技」のレベルも段々とアップし、結果、社内の人間ではおっつかずに技量の高いフリーの外注に出してくようになったのではないか……と思う(筆者の推測です)。

 この、1940年代にはフリーランスのレタラーという職業が成立していたことは、個人的には非常に興味深い。すなわちそれは、コミックブックというメディアの、「レタリング」という1分野を担当するだけで、1人の人間が食っていけるだけの賃金がもらえていた、ということを意味する。

 やがて1950年代には、ギャスパー・サラディーノ、サム・ローゼン、ベン・オダといったフリーのレタラーがDCコミックス社やECコミックス、マーベル・コミックス、キングス・フューチャーといった大手出版社と仕事をしていく。

 この時期のレタラーは、作家というよりもレタリングの職人とでもいうべき存在ではあるが、こうして名を残しているレタラーがいたことは、割合大事なことだと思う。

 ちなみにベン・オダは日系人。コミック業界には戦後になって入ってきた人物で、大戦当時はアメリカ軍に従軍していた。奥さんのニシ・オダもレタラーだったそうだ。現在流通しているコミック用フリーフォント「オダバルーン」はベン・オダのレタリングをベースとした書体だとか。

 またレタラー兼ロゴデザイナーでもあったアイラ・シュナップは、1950年代以降、30年に渡りDCコミックス社のコミックスのレタリングを引き受け、同社のロゴタイプのイメージを代表することとなる。

 シュナップは『アクション・コミックス』『スーパーマン』『ザ・フラッシュ』『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』といったタイトルのロゴをデザインした(あるいは、先行して存在していたロゴをリファインした)。彼はまた、DCの自社広告も手掛けている。

 しかしながら、シュナップの手がけたもっとも有名なデザインは、かのコミックス・コード・オーソリティの認可証だろう。

 1966年頃から、シュナップの古典的アール・デコ調のデザインは、有機的かつ情熱的な筆致のギャスパー・サラディーノのデザインに置き換わっていく。

 1970年代を通じ、ギャスパーは全部のDCのコミックブックの表紙のレタリング、ロゴデザインを担当した。その上彼は、偽名を名乗りマーベル・コミックのスプラッシュページのレタラーもやっていた。

 さらにギャスパーは1970年代後半から1980年代初頭にかけて勃興したアトラス・コミックスやコンティニュイティ・コミックス、エクリプス・コミックスなどのインディーズ系出版社の全タイトルのロゴデザインまで手がけた。

 ついでにいえばギャスパーは、1989年刊行のグラント・モリソン&デイヴ・マッキーンの怪作『アーカム・アサイラム』のレタラーもしている。あの気狂いじみたジョーカーのセリフのレタリングも、ギャスパーの仕事だ。

 やがて、大雑把に時代は下って1980年代。アップル社のマッキントッシュを中心に、デスクトップ・パブリッシング環境が徐々に発展していくと、それらはコミックスのレタリングにも波及していくこととなる。

 コンピューターによるレタリングを最初期に行った作家のうち1人は、かのジョン・バーンだ。バーンはライター、ペンシラー、インカーを1人でこなすマルチな作家だったが、コンピューター・レタリングの開発で、レタラーとしてもクレジットされるようにもなった(ちなみにバーンは色覚異常があるので、カラリストだけはできない)。

 バーンは1980年代初頭に既存のコミックの手書きのレタリングをスキャンし、フォント作成ソフト「FONTastic(なんてぇ名前だ)」を用いてデジタルフォントを作成していた。ただし初期のバーンは、他のアーティスト(デイヴ・ギボンズとか)のレタリングを許諾なしでフォント化して、少々モメたらしい。

 その後バーンはレタラーのジャック・モレリに「俺の書体でフォントを作ってみてよ」的なお願いをされ、彼の手書き書体をベースに新フォントを開発した。バーンいわく「大体1時間半で作った」らしい。

※アルファベットのフォントは、大文字・小文字52文字(26文字×2)と数字10文字、その他細々とした記号を作れば、最低限実用に足るフォントになるので、1時間半でフォントを作るのも可能っちゃ可能。これが日本語フォントだと、「かな」と「カナ」だけで100文字以上作る必要があるし、最終的には漢字まで網羅しなきゃならないので……。

 バーン以外にも、1980年代に個人でデジタルフォントの導入を試みていたレタラーはいたが、表に出てきていないため、具体的なところは不明(というか、やはり筆者が調べるヒマがなかった)。


 コンピューター・レタリングが真にスタートしたのは、1990年頃、スタジオ・ダイダロスが最初の商用コミックブック・フォント「ウィズバン」をリリースして以降だとされる。

 さらにその後1992年、レタラーのリチャード・スターキングスによってコミック業界に本格的にデジタル・レタリングの波がもたらされる。

 このスターキングスは、本人の述懐によれば、スケジュール管理に難があり、「オフィスを編集部から遠くに置けば締め切りが長くなるんじゃね?」などと考えて、ロサンゼルスに住んでたとかいう人物である(いやまあ、ネタだろうが)。

 そんな訳で、元々手書きのレタラーだった彼がデジタル・レタリングを導入したのも、「手書きだと締め切りに間に合わないので、効率的なやり方を考えた結果」だったという(これはまあ、半分くらいはネタではないだろう)。

 で、このスターキングスと、相棒のジョン・ローシェルが後に立ち上げた会社が、現在の商業用デジタル・コミックブック・フォントの大手「コミクラフト(Comicraft)」であった。同社の作ったコミックブックのフォントは、いまやDC、マーベル、ダークホース、イメージ他の大手出版社が利用している。

 スターキングスによれば、彼が1992年にデジタル・レタリングを導入したことは、“正にパーフェクトなタイミング”だったという。

 まず1992年当時のコミック業界は、無闇なバブル景気(スペキュレーター・ブームとも)に沸いており、DC、マーベルの大手2社は「出版点数を増やすことで、自社のコミックの売り場面積を広げる」という頭の悪いやり方で競い合っていた。なので、レタラーの需要も高かった。

 その一方で、1992年に創設された新興出版社イメージ・コミックス社(大雑把に言えばマーベル・コミックス社のトップ・アーティストが同社を抜けて創設した会社)は、自社のコミック製作体制を整えるために、大金をばら撒いてフリーのレタラーに仕事を振っていた。結果、ヨソの仕事をしなくても充分生活できるようになったレタラーたちは、イメージ以外の会社の仕事を引き受けなくなっていた。

 そんな訳で、当時の大手コミック出版社は、「レタラーにどんどん仕事を振って、コミック誌をどんどん創刊しなきゃならない」という事情があったにも関わらず、「一流どころのフリーのレタラーは、誰も仕事を引き受けてくれない」というような状況下にあった。

 で、主にマーベル・コミックス社と仕事をしていたスターキングスは、デジタルを導入することでレタリングの仕事を適切に、素早くこなしていき、レタラー不足にあえぐマーベルの需要に応えた。

 当時のマーベルの編集者ボブ・ハラスは、コンピューターによるレタリングには反対だったが、上記のような事情による深刻なレタラー不足の結果、自身が担当していた『X-メン』関連誌9誌全てのレタリングをスターキングスに振ることとなった。ショー・マスト・ゴー・オンというヤツだ。

 そんな具合に、「導入に反発してたら、そもそも仕事がこなせない」という異様な状況下で、浸透していったデジタル・レタリングは、やがて他のレタラーもデジタル環境を導入していったことで、広く一般化する。

 この手書きからデジタルへの移行は、イメージ・コミックス社内の1スタジオ、ワイルドストーム・スタジオ(後にDCへ移籍)が大手出版社に先駆けて着手し、その2、3年後にマーベル・コミック社もデジタル・レタリングへシフトした。老舗DCコミックス社は最後まで伝統的な手書きレタリングを維持していたが、最終的にデジタル化に踏み切った。

 そんな訳で、21世紀に入る頃には、大手のコミック出版社はほぼデジタル・レタリングに移行していた。

 フルデジタルのレタリングのノウハウが蓄積されていくと、職人的な技術や、専門的な知識がなくとも見栄えのするレタリングができるようになった。

 これを受けて、各コミック出版社は社内にコンピューター・レタリング部門を作り、優秀なレタラーが無数のデザイナーを統括するという社内デジタル・レタリングの体制に移行していった。

 結果、フリーランスの職人レタラーがコミックブックのレタリングのメインを勤めていた時代は終わりを告げることとなった。まあ世の中、そんなもんだ。


▼レタリングのツール:

 伝統的なコミックブックのレタラー(要はアナログ時代のレタラー)は、ペン、筆、インク、修正用ホワイト、それにレタリング用テンプレート(lettering guide)などの道具を用いてレタリングを行なっていた。

 1950年代に隆盛を誇ったECコミックス社の場合、レタラーにルロワ社のレタリング・セット(Leroy lettering set)を使わせ、セリフなどの書体を統一していた。ECのコミックブックのセリフの、独特の硬質な書体は、ルロワ・レタリング・セットの基本書体である。

※ルロワ・レタリング・セット:アルファベットの形に穴の開いたテンプレートを金属のニードルでなぞると、その動きに連動してペン先が原稿に文字を書くという道具。ペン先の移動幅を変えることができるので、書体の拡大縮小が自在に行なえる。形状に関しては「Leroy lettering set」で画像検索していただきたい。

 一方、「金がないが、作家に口出ししない」で知られていたB級出版社、チャールトン・コミックス社は、改造したタイプライター(手書き風フォント他、数種の書体が打てる高級機種だったらしい)を用いてコミックの原稿に直接セリフを打ちこんでいたという伝説がある(こういう伝説は事実かどうか検証するのは野暮なので、あえて詳細は調べない)。

 現在では、マーベル、DCほかの大手出版社のコミックブックでは、PhotoshopやIllustratorなどのドローイングソフトと、市販の「手書き風コミック・フォント」を用いてレタリングを行なっている。

 作業工程としては、インクまで終わった原稿をスキャニングし、その上に別レイヤーでフキダシや擬音の描き文字を置いていく。ペンシラーの絵の上にレタリングを描いていく“一発勝負”ではなく、時間の許す限りトライ&エラーができるのがデジタル・レタリングの利点だ。

 そういえば、かつて新潮社が出していた邦訳アメリカン・コミックスは、擬音の描き文字が日本語に置き換わっている、という特徴があったが、あれは要するに日本側でレタラー(に、相当する作業を行なうデザイナー)を用意して、描き文字のレイヤーを差し替えていたのである。

(アレは個人的には、心意気は認めるけど、やっぱアメリカン・コミックスは「BTOOM!」とかいうアメリカンな擬音で読んだ方が雰囲気出るよなぁ、と思った。確か、神楽坂の新潮社の近所にあった個人のデザイン事務所がレタリングしてたんだよなぁ……<どうでもいい)


 なお、最初期のデジタル・レタリングは「コンピューター上で文字を組み、出力したレタリングを原稿の上に糊付けする」という半アナログな方法をとっていた。だがデジタル・レタリングの発展と同時期に、コミックスのカラリングのデジタル化も進んだことで、「カラリングとレタリングをデジタル上で一括して作業する方が効率がいい」ということになり、レタリングはフルデジタルに移行。「糊付け」の時代は終わりを告げることとなった。

 また、デジタルが一般化した現在でも、手書きのレタリングの技術は絶えたわけではない。ベテランのレタラー、ジョン・ワークマンは現在も要望があれば原稿に直接手書きでレタリングを行っている。一方で彼は、ワコムのタブレットを用いてデジタル上で「手書きレタリング」を行う場合もある。要は、適材適所というやつだ。


▼その他:

 アメリカン・コミックスの伝統的な賞であるアイズナー賞、ハーベィ賞には「ベストレタラー部門」を設け、レタラーという作家の創作活動を称えている。……と、いっても前者は1993年、後者は1992年に創設された、まだ若い部門なのだが。

 それらの賞の創設された年代からして、レタラーという職業が「創作的な活動」として認知されるようになったのは、コンピューター・レタリングが導入されだした頃から、といっていいのではないかと思う。

 一応、1970年に創設されたシャザム賞には、ベストレタラー部門が設けられていたのだが、シャザム賞自体が1975年で終了してしまった。
  
  
 以上。
  
  
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コメント

*すみません

コメント欄を質問に使って申し訳ないのですが、教えてください。
スーパーマンの別名にはMAN OF TOMMOROWがありますが、これは1938年-1940年頃にはもう存在していたでしょうか?
当時のコミックを見る限りではまだないようなのですが…

*

>faniさん
返信の方、遅くなりまして申し訳ありません。

先ほどググってみましたが、1938年後半頃にナショナル・コミックスが営業用に作った冊子の表紙に「マン・オブ・トゥモロー」のアオリ文句が使われていたようですので、かなり早い時期から、この称号は存在していたようですね(一般化していたかはわかりませんが)。

ご参考になれば。

*

ありがとうございます。
スーパーマンの生誕設定とも絡んでいるようですが、まだ「知られざる」称号といった感じだったのでしょうか…

ありがとうございました。

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