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●マン・オブ・スティールを見た。

2013.09.12 Thu


 見た。


▼利いた風な感想:

 つまりはかつてのドナー版『スーパーマン』が時代の最先端であったのに対し『スーパーマン・リターンズ』では時代の空気を読み損なった結果一般的な評価を得るこができずそれを受けての『マン・オブ・スティール』は色々と時代に合わせる形で作られている感があり──そもそも監督にザック・スナイダー、製作クリストファー・ノーランという布陣自体が既に時代に合わせているのだが──スーパーマンが葛藤の末に殺人をしたり派手な画面作りのためにビルを次々に倒壊させたりペリー・ホワイトが黒人でその恋人がアジア系だとかスモールビルの風景が理想的な田園風景ではなく薄汚い農村だとか言うのもポスト『ダークナイト』な状況下における選択s

 ……ごめん、ここまで書いたのを読み返して、自分でも「しゃらくせぇ」と思ったので、この路線の感想は中止、中止~。


▼仕切り直し:

 オイラ個人の感想としては、「ジョー=エル無双映画だコレ!」とかいう感じですか。

 前半部のあの無駄なアクションなにあれ。ゾッド将軍に格闘戦で勝つとか、お父ちゃん強すぎじゃね? 更に後半、ホログラム化して別種の無敵ブリを見せるし。

 てか、「どうせクリプトンは滅びるんじゃぁ!」のヤケクソ感で、あのガイコツ盗み出す大冒険を繰り広げる覚悟のできておるジョー=エルさんが、返す刀でゾッド将軍を「どうせクリプトンは滅びるんじゃぁ!」でブチ殺してれば、この映画大団円だったんじゃね? あるいは、ゾッドの宇宙船のコンピューターにアップロードされた時点で、宇宙船をファントムゾーンに送り返せばよくね?

 そもそもクリプトン関連の描写の適当さ──クリプトン人が英語を話してるのに何も説明が入らないのとか、ファントムゾーン周りの描写が全く掘り下げられてないのとか、挙句の果てに「この宇宙船をあっちの宇宙船にぶつければ、ファントムゾーンに封印されるよ!」とかいう説明してるようで何の説明になってないアレとか、悪人側のクリプトン人でスーパーパワーで暴れまわってるのがなんでゾッドとほか2人だけなのよ、とか──どうなのよ。あの大雑把さは。

 まあ、スタッフロールの「脚本:ディヴィッド・S.ゴイヤー」で、全部納得しましたけどね。ゴイヤーじゃ、しょうがねぇ。しょうがねぇ、ゴイヤーじゃ(反復倒置)。

※わたくし個人のゴイヤーの評価:「大筋はいい話だけど、細部は気にしない」


 あとこう、ノーランの『ダークナイト』三部作が、まあ、ポスト・クライシスの「バットマン:イヤーワン」を定本としてたのに対して、こっちはポスト・クライシスの「スーパーマン:マン・オブ・スティール」(+ジョン・バーン期の『スーパーマン』フランチャイズ)を意識した感じの内容だった気がする。ああ、だからタイトル『マン・オブ・スティール』なのか。

 今では忘れ去られてっけど、ジョン・バーン期には割合にいい味出してたサブキャラクターのハミルトン教授が出てたり(まあ教授はバーンじゃなくてウルフマン&オードウェイ創出だけど)、クリプトン宇宙船内にいたドロイドのデザインがまんまジョン・バーン版だったりとか。あと、クリプトン人がかつては宇宙開発してたけど、その後、母星に引きこもってたとかも、ポスト・クライシスのスーパーマン的よね(この辺の設定はバーンじゃなくてダン・ジャーゲンスな気もするけど)。

 つか、「北極の1万数千年前の地層に何か埋まってる」とかいうセリフで、「……まさか、スーパーガール(マトリックス)が埋まってるんじゃあるめぇな」とか、ドキドキしたよ!


 どうでもいいけどスクリーン中で元気に活躍してるハミルトン教授の姿を見てたら、「スーパーマンの親友ハミルトン教授が恐るべき極悪人ルインの正体だったのだ!」とかいう一発ネタのために結構長いことモッタイブッたストーリーを展開した挙句、何のフォローも掘り下げずにハミルトン教授を使い捨てたグレッグ・ルッカのことを思い出して、すげぇ腹が立ってきた(実にどうでもいい)。つか、あの時期のルッカときたら、ムクイズプトルクすら殺したし(ライター替わったらシレっと復活したけど)、なんかこう、一言でいえばどうかしてると思う。


 あとは、クラークさんの回想で出てくる自動車修理工場の看板に「スリヴァン」って書いてあって、「おお、ヴィンセント・スリヴァン(※『デテクティブ・コミックス』や『アクション・コミックス』の初代編集者)」と思った。<やぁねぇ、マニアって。


 個人的に気になったのは、1997年にお父ちゃんが死んでから2013年まで何してたかの描写が全くなかったとことかね。

 つーか、なんでクラークさん33歳なんだろ。ジョナサン死んだ後、1、2年放浪して20歳からスーパーマンとしてデビュー、とかでよくね?
  
  
▼結論めいたもの:

 とかまあ、色々書いたけど、何のかんのいっても面白くて泣ける映画でしたし、スーパーマンが全力で敵と殴りあう、っていう、「見たかった絵面」は見れたので満足ですよ、と。

 っつーかね、オイラは「パパ・ケントがクラークの目を見て話す」「ママ・ケントがクラークの目を見て微笑む」とかいった、「ケント夫妻が息子に誠実に人生について話す」という画を見ただけで泣ける位には「スーパーマン」という物語に思い入れがあるのだなぁ、と気づいた。

 できれば、も少し「大人のクラーク・ケント」と他の人間の関わりも見たかったけどね。──要は、大人になったラナ・ラングとピート・ロスとの絡みね。一言二言でもいいんで。それだけでもオイラは泣くから。

 つか、クラークの能力を知ったために、割と人生を踏み外しちゃったラナ(※バーン版の設定ね)と、スモールビルの中でよき大人に成長しつつあるピートって、あれはあれで、スモールビルの物語には欠かせない存在だと思うのさ。

 とかなんとか、毎度散漫な感想で。
  
  
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コメント

*L.A.コンフィデンシャル

軍隊の皆さんが頑張って人類が逆転するシーンが燃えどころだと思うのだけど、あまりにもスーパーマンと心情的な接点が無さ過ぎなので、いっそ軍隊側にロイスの父さん入れるとか『グリーンランタン』に続いてアマンダ・ウォーラー出すとかすればよかったかと思いました。

あと、ペリー・ホワイトが異星人とのコンタクトに妙に慎重論を唱えていたので、思わずマーシャン・マンハンターじゃないのか?という疑惑が沸きましたが、そんな事は無かったゼ!

*この映画終了時点では

まだカル・エルはスーパーマンになってなくて
やっとこれからスーパーマンとして歩き出すという感じで
不満たらたらの映画デスタ(^^;
ゾッドを殺してまで救おうとした家族の前に一体何人死んでたのやらw
まぁウェルカムトゥーザプラネットにはしびれましたけどww

*そういやGR2もゴイヤーだったね(微妙に納得)

「ジャンパー」辺りからマジどうしちゃったんだよ・・・

1作目だから「マイティソー」みたいに田舎町でボコスカやって終わりかと思ったらワールドエンジン大ハッスルでメトロポリス大崩壊!ピストン運動一回で人死にすぎだぜ!!な展開は大満足でした。スーパーマンビギンズとしては微妙な処っつうか何というか、バッツに続いて超人という存在が社会不安を煽るだけの存在としてしか描かれてないんじゃないのかとか、クラークの立ち位置がTFのサム&サイバトロン軍団的シチュと大して変わらんでないのとか、こんな眉間に皺寄せた空気でリーグ作ってもこないだのGLのハルとか入る余地ねぇんじゃねぇの?とか、間髪入れずに新作作ってヒーローとして失地回復しないとモヤモヤが晴れませんよとか、ハイ。
あと最終的に調査船を基に北極に孤独の要塞造ってジェネシスがボトルシティのメタになるのかと思ったらそんな事はなかったぜ!
というかクラーク自身がそうなるとは思わんかった。

それにしてもこの夏は観る映画が多くて大変ですわな、今週末はウルヴァリンだよ・・・

*

小説でもコミックでもひたすら「俺の理想のタフ&セクシーなやさぐれ姉ちゃん」を書くことだけに尽力して止まないルッカのことはそっとしておいてあげて下さいw

*

>ロヒキアさん
>いっそ軍隊側にロイスの父さん入れるとか『グリーンランタン』に続いてアマンダ・ウォーラー出すとかすればよかったかと思いました。
そういやウォーラーさん出てませんでしたね。バーン作画の『レジェンズ』で初登場だったり、バーン期の『スーパーマン アニュアル』第1号にゲスト出演してたりと、割合にバーンと縁がある(そうか?)というのに。

ペリーさんはなんか腹に一物ありそうな含みのあるキャラでしたが、多分、次回作とかあっても、特になんでもないんでしょうな。……変に掘り下げられて、原作のペリーが有色人種に変更されたりしたらヤだなぁ、とか杞憂してみたり。

>出雲ウルさん
なんかこう、意図して「スーパーマン」の名前使わないとか、「あ、まだまだスーパーマン未満ですんで」的な演出は、なんかこう、見ててスッキリしない感はありましたね。

>まぁウェルカムトゥーザプラネットにはしびれましたけどww
うあ、このセリフについて触れ忘れてた。物語を締めくくるいいセリフでしたよね。
クラークに対してのセリフであると同時に、スーパーマンに対して「地球へようこそ」って呼びかけでもある。このセリフ思いついたのは誰か知りませんが、多分、思いついた瞬間、すごいドヤ顔してたと思います。

>ビートルさん
>バッツに続いて超人という存在が社会不安を煽るだけの存在としてしか描かれてないんじゃないのかとか
この辺はねぇ、なんつーか、「気に入らないお客のトラックをスクラップにしてる」とかいうシーンを入れるヒマがあったら、「木から降りられないネコちゃんを助ける」シーンの1つも欲しかったトコですよね。

>あと最終的に調査船を基に北極に孤独の要塞造ってジェネシスがボトルシティのメタになるのかと思ったらそんな事はなかったぜ!
北極が舞台になったときは、「孤独の城塞? 孤独の城塞?」ってハフハフしたんですけど、何もなかったですな。ションボリでした。

あと台風のおかげで『ウルヴァリン:サムライ』見るのは来週になっちまったですよ。オノレ、風。

>名無しさま
>小説でもコミックでもひたすら「俺の理想のタフ&セクシーなやさぐれ姉ちゃん」を書くことだけに尽力して止まないルッカのことはそっとしておいてあげて下さいw
基本そっとしてるのですが、何かの拍子に怒りがフラッシュバックしてしまうのです、すみません(汗)。ブラッド・メルツァーとある種のトラウマになってるようです、ええ。

*

ルーイン....つまんな過ぎて覚えてすら居なかった...!!

*

>Captain Yさん
>ルーイン....つまんな過ぎて覚えてすら居なかった...!!
まあぶっちゃけ、オイラもストーリーはロクに覚えてませんが(待て)。
なんというか、「当時ひたすら不快に思った記憶」が蘇ってきた感じというか。

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