Homeスポンサー広告今日読んだアメコミ>●『ウルヴァリン:SAMURAI』を見た。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

●『ウルヴァリン:SAMURAI』を見た。

2013.10.01 Tue

▼『ウルヴァリン:SAMURAI』を見たぜ、の巻:

 見た。

 なんか見るタイミングが合わなくて見てなかったのだけど、先週日曜の夜18時ごろに、なんとなく「今見ないともう見ないな」と思ったので、近所のシネコンの21時からの回(2D字幕)を予約して見に行った。


・感想めいたもの:

 脚本が、なんつーか、部分部分はいい所はあるし、コミックから色々とネタを拾ってる(背中に矢が無数に刺さりつつも前に進もうとするウルヴァリン、っつーミラー的ビジュアルが見れたのがよかった)……のはいいけど、全体の整合性が大雑把で、ロクな説明もないので(物語の核となる「ヒーリング・ファクターを移植できる仕組み」くらい、きちんと「ソレらしいウソ」をつこうよ)、「この脚本はゴイヤーか? またゴイヤー脚本なのか?」って恐怖に打ち震えながらスタッフロールを見た。

 ゴイヤーじゃなかった。

 つか、ゴイヤーはもう少々はきちんとした脚本を書くので、ゴイヤーに失敬であったなぁ、と思った。……ってぐらいに大雑把な脚本だった。


 つか、ウルヴァリンが「ヒーリングファクターを捨てたい理由」「やはり、捨てるのをやめた理由」「物語が完結した後、何を指針に生きていく気なのか」っていう、物語のテーマ的なソレが解りやすく、明確に語られてないのはどうかと思った(ゴイヤーだったら、この辺きちんと書いてると思う)。

 その辺語られないと、なんつーか、200歳年下のマリコとエロいことしてスッキリしたんで死ぬのやめた。でもマリコと結婚する気はないので、特に目的も定めずアメリカに帰りますっていう、ヒドい話になりませぬかね。「不死だから関係を持った女が先に死ぬのがつらいので、エロいことはいたしたくありません」みたいな葛藤とかを挟むべきじゃねぇか、と。

 つか、タイトルにサムライって入ってるけど、サムライの特異な精神性とかを全然話に絡めず、むしろそういう精神性をスッパリ削ぎ落としたパワードスーツ・シルバーサムライを大活躍させちゃうトコが、なんかこの映画の有り様を短的に表してる気がした。

 端的な感想としては、ビジュアル結構いいじゃん! シナリオはロクでもないけどな! とかいう感じ。

 こう、「廉価版DVDが出たら買って、知り合いと一緒に見て、日本人的に面白いビジュアルを突っ込んでガハハと笑う」ってのが、この作品の適切な楽しみ方であり、評価だと思った。

 つかまあ、「望まずして得た力を捨てようとして、やっぱり捨てなかった話」としては、ゴイヤー脚本の『ゴーストライダー2』の方がね、アレはアレで大雑把だけど、割とその辺はスッキリしてて、爽やかげなラストであったなぁ、と。


・その他どうでもよき感想:

 ウルヴァリンが日本通でもなんでもないという改変に割とションボリした。そら店に入って自分で「イラッシャイマセ」いうわな。

 ユキオが「ガッチャ!」っていうのかと思ったらいわなかったけど、まあ、別にそんなにユキオは好きじゃないんでどうでもいいや。

 ……でも映画版のユキオさんのキャラとか、ローガンさんとの距離感は好きです。中盤でマリコに尺を割かなきゃならない分、割を食った感はあるけど、ローガンさんと合流以降はジュビリーっつーか、サイドキック的な立ち位置に収まってたのが、良かった。

 真田広之最高。でもヒュー・ジャックマンと並ぶと背がちいちゃいのが強調されるのが哀しいですね。本来、ウルヴァリンの方が小男なのに。

 ニンジャの皆さんが、ジャンプするときに何かとヒネリを加えるエクストリームぶりにイラッとした。あんな奴らはパニッシャーさんにロケットランチャーで粉々に粉砕されていただきたい。

 23区に土地勘のある観客全員が突っ込んだろうけど、増上寺から高田馬場経由して、秋葉原に行って、そっから万世橋を渡って上野に着くとかいうアレは、やっぱり吹く。あと長崎から東京まで車でカッ飛ばすユキオさんとか。

 新幹線でのバトルが、なんかドリフのコントみたいでした。

 妄想ジーンが常に下着姿なのですが、あれ、「ウルヴァリンさんの潜在的願望」によって常に下着姿で登場してると解釈しちゃうと、ウルヴァリンさんすげぇ童貞っぽくね?

 冒頭提示された「毒矢で射られた獣が暴走」というソレが何かの象徴かと思ったら、別になんでもなかったぜ!

 つか、この手の過去のシーンがちょくちょく挿入されるストーリーにありがちな、「昔、学んだことが、現在の勝利の鍵に!」とかいう定番の展開が、「日本刀は両手で持ちましょう」って……。真田広之が二刀流で戦ってたのにソレはねぇだろ。

 原田ケヌイチロウさん、その、ケイン・コスギばりのタドタドしい日本語でシリアスな掛け合いをやられましても……。

 マリコが村の武術大会だかで「ダガー」で優勝したってセリフが、ラストでウルヴァリンの切断された爪を短剣代わりに使う伏線になってたろうに(多分。オイラの聞き間違いかも知れぬが)、なんで「ダガー」を「剣」って訳しちゃったのか(※字幕版ね)。

 小川直也の無駄な存在感。


 いじょう。適当に。
  
  
関連記事

コメント

*ユキヲさんの顔の造型がマンガみたいでコワかった

正直「X-MENファイナル・デシジョン」の正当な続編だった事にビックリだった。内容はまぁ、半端にリアルな日本観が午後ローで端々をカットされた「007は二度死ぬ」でも見た気分。いや「ガン・ホー」かな。
超人的なヤクザとの新幹線バトルが一番のヤマ場で、秘密基地での殺人アンドロイドシヴァみたいなシルバーサムライ戦がイマイチだったりとか、ラストシーンで「今回は充電回だったけど次回は期待していいぞオマイラ!!」って振られてもなぁ・・・
あとこないだ「ニューヨークの恋人」流し見してたら監督が同じな上にヒューさんら主人公達を親身になってフォローしてくれるキャラがセイバートゥースの中の人だったんで二度ビックリだよw

>ウルヴァリンさんすげぇDTっぽくね?
普通だったら女子にドン引きされて二度と口きいてもらえない様な性の小部屋を心にいっぱい持ってるローガンさンですからね!

*

増上寺のロケを野次馬った思い出深い映画ですが、
YASIDA TVの中継車を目撃した際の衝撃は忘れないですぜ!

あと真昼間から屋根瓦の上に佇むハラダさんは
「必殺シリーズ的」で良かったですぜ!

ババアがローガンをタワシでゴシゴシするシーンは
おもてなしの心が欠けてるとは思いましたが、
不死の苦悩、色々とズレた武士道(騎士道?)という部分に、
妙に『ハイランダー悪魔の戦士』に通じるモノを感じて、
中々嫌いになれない作品でした。

*

>ビートルさん
>ユキヲさんの顔の造型がマンガみたいでコワかった
なんか、こう、顔の輪郭の丸みが気になる感じな方でしたな。
ハンパな日本観は真田さんのインタビューだのを聞くだにワザとじゃなくて割と大真面目にやってたりしてるようで、やっぱあっちの方々にとってはジャパンってのは太平洋の彼方の国なのだなぁ、と思ったり。

ラストシーンは、なんかボリュームが無駄にあって、そらまあ次回作の方に金かけてるんだろうけど、もちっと慎み深く前振ればよくね? とか思ったりしました。

>「ニューヨークの恋人」
普段見ないタグイの映画ですが、ちと気になってきました。

>ロヒキアさん
そういえば増上寺のロケに行かれてたのですね。

>あと真昼間から屋根瓦の上に佇むハラダさんは
>「必殺シリーズ的」で良かったですぜ!
ああ、本作のニンジャとか原田さんに欠けているものが何か気づきましたわ。
「必殺」的な“ギミック”感のある変な武器ですわ。
もうちっとこう、ガキガキいいながら組み上げられる手槍とか、刃物のついてるサイとか、やたらトゲトゲした手裏剣とか、ガトリング砲を内蔵した乳母車とか、その辺の小池一夫的なハッタリ優先のニンジャ・ウェポンが欲しかった。多分。

>『ハイランダー悪魔の戦士』
おんりーわーん!(あいさつ) ……思えばあの映画も、なんだかよくわからないけど、悪い人の使う剣が柄から小さい刃がチャキって出てくるギミック感がカッコ良かった記憶が。やはり伝奇アクションには変なギミック武器ですな。<ウルヴァリン関係ない。

などと、毎度トリトメなく。

どうでもいい余談ですが、昔、唐沢なをきが「特撮番組で怪人を一番最初に見つけて殺されちゃう酔っぱらいのオッさん役」を一度でいいからやってみたい、的なことを言ってましたが、
オイラ的には洋画で「外国人相手に物おじせずに善意の押し売りをする日本人のオッさんオバちゃん」役ってのが憧れですな。今回のローガンさんをタワシでこすり上げるオバちゃんとか、『ブラックレイン』でマイケル・ダグラスに箸の持ち方を教えるオバちゃんとか。

コメント投稿

Private

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ironjoe.blog7.fc2.com/tb.php/472-0f6dfbbe
この記事にトラックバックする(FC2ユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。