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●最近の邦訳アメリカン・コミックスの巻。

2013.10.05 Sat

▼最近の邦訳アメリカン・コミックスとわたくし・1:

 小学館集英社プロダクションから出た『R.I.P.D.』を購入した。

 感想:実は注文の時点で、この本を『ヘルボーイ』のスピンオフの『B.P.R.D.』だと思い込んでいた(マジ)ので、Amazonから届いた封筒を開けたら、中からミニョーラ系とは明らかにカラーリングの明度が違う表紙のイラストが出てきて驚きました。

 中はまだ読んでません。 <完>


▼最近の邦訳アメリカン・コミックスとわたくし・2:

『デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス』を読んだ。

 久々に、それも単行本でまとめて読み返すと、まあ面白いは面白いけど、割合に間延びしてる話だったのだな、と、思った。あとゾンビバースに行って以降の足踏み感が、ちょい気になった。

 オイラの記憶が確かなら、このシリーズって当初はオンゴーイング・シリーズだったけど、途中で全12話のマキシシリーズに変更されたんで(確かね)、普通のマキシシリーズの「構成のカッチリ感」が抜けてたのかなぁ、とか、本当は全16話くらいで、あの間延び感が味になる感じのペース配分で行く気だったのかしら、と、思った。

※面倒なので、実際のトコがどうだったのかは調べないので、読者諸兄も「阿呆の妄言」と思って、話半分で受け止めることを望むものであります。


 訳者の人が「賛否あるのでは」と気にしてた「メタ翻訳」は、個人的には気にならなかったけど、解説冊子と自分のホームページで「メタ翻訳について」を延々と説明してたせいで、逆に悪目立ちして無いかしら、と思った。

 あと解説でケーブルの息子のタイラー(ジェネシス)が「ストライフの息子」って断言されてたけど、最近の設定だとそうなのかしら。

 オイラの記憶だと「ストライフが父親だとホノメカされてるけど、確定はしていない」感じだったのねん。近年のホープ絡みの話で設定変わったのかなぁ。


▼最近の邦訳アメリカン・コミックスとわたくし・3:

 小学館集英社プロダクションの公式ツイートとFacebookのページによれば、『デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス』は、「アメコミ史上最大・最高の初動」で、重版が決定し、累計1万部に達するそうです。めでたいですね。

 ちなみに、この「累計1万部」というのは、「平均的なアメコミ初版の2倍は刷っていた」初版部数に、2刷りの部数を足した数字なのよね。このことから類推して、「平均的なアメコミ初版」の部数が3、4千部に過ぎないであろうということはご理解いただけますでしょうか。

 ええ、あなたの買っている邦訳アメリカン・コミックスというのは、日本の人口1億2千万人に対して、まあその程度の規模の市場なのです。

 小学館集英社プロダクションという、豪華な社名の会社の出す出版物ですが、本家・集英社なんてのは「ウチの初版は最低5万部ですから」なんて具合ですので、市場の規模が文字通り桁が違うのですね。

 ……ま、ちょいと人気のエロマンガ家の処女単行本でも初版で1万部行きますけどね。「深夜アニメのムック本」(5千部行けば御の字)あたりが、規模としては近いでしょうか。

※ああ、ちなみにこの辺の初版の部数とかの数字は「2013年現在」の数字ですんで。まだ景気の良かった1990年代頃の邦訳アメリカン・コミックスの市場のことは筆者は知りませぬ(しれっと)。


 ただ、邦訳アメリカン・コミックスというのは、特殊な市場でして、「規模は小さいけれど、ファンが底固い」のですな。なので、それなりにファンの需要にかなった本を出せば、毎回きちんともうけになるラインの部数は売れてくれるんですわ。

 それがたとえ、1冊2、3千円する本であっても、きちんともうけが出る部数まで買ってくれる(ていうか、その辺見越しつつ価格設定をしてるのですが)。この点が邦訳アメリカン・コミックスという市場の特徴ですわ。

 この「規模は小さいけど、底固い需要があって、儲けが試算しやすい」ってのは、この出版不況の現代において、中小の出版社にとっては割とありがたいもんなんすよ、割と。外注費だって、翻訳家とデザイナーの2人分しかかからないから、製作費もほどほどだし。

 ……その、金を出してくれるファンの数字が読みにくいアニメのムック本よりかは、まあ、商材としては優れてるのではないでしょうか。多分。


 だからこそ、ここんとこ毎月、新作の邦訳アメリカン・コミックスが出ちょる訳なのですな。

 1冊ドカンと大ヒットする本は、まあ望めないので(“史上最大・最高”で累計1万部の世界ですんで)、毎月儲けが見込める本をコツコツ出してく、というスタイルというか。


 ま、そんな感じで。


 書きたいこと書いたので、唐突に終わる。
  
  
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タグ:今日読んだアメコミ

コメント

*

何年か前TRPGもいっとき書籍リリースが続いた時、高価格でも確実に売れる層の把握できてるジャンルって話聞きましたね〜。自分は原書と被ったり手を広げたかったりで最近買ったのはスーパーゴッズとヒットマンだけなんですが、定着すればまあいいかな〜という気もしてきました

*

定着化の一環というか新旧両層にアピールというか、いまだに光文社版の全巻セットとかが高値で売ってるので試験的にメジャータイトルだけでもエッセンシャルズの邦訳化とかしてみないもんでしょうかね。

*

> Captain Yさん
ああ、TRPGも客層とか規模は邦訳アメリカン・コミックスに似たものはあるかも(個人的な印象論ですので実際のとこは知りませんが)。
コアなファンは原書で買っちゃいますしね、あっちも。

あとまあ、「自分が買い支えないと」とかいう無駄な使命感は、偏屈さへの第一歩ですので(私見)、買いたい本だけ買うのが健全だと思います。

……オイラは「邦訳アメリカン・コミックスのコレクター」なので、出れば買う、というスタンスだったりしますが(おい)。

>ビートルさん
>試験的にメジャータイトルだけでもエッセンシャルズの邦訳化とかしてみないもんでしょうかね。
むむむ。
邦訳アメリカン・コミックスは、「高級な装丁」を単価の高さへのエクスキューズにしてるフシもありますので(※私見でして、正確なところは知りません)、「安い! 分厚い!」なデフレ感を押し出してるエッセンシャルとは食い合わせが悪いのではないかと思います。

過去に新潮社がモノクロのコンビニ版で『アルティメット・スパイダーマン』『アルティメット・X-MEN』とかを出してて、ある種の可能性を感じたのですが。あれは、それなりに大手で、コンビニへの販路も持っている新潮社だからできたことでしょうしねぇ……。

*

>モノクロのコンビニ版
ああ、ありましたね新潮社の邦訳版。オノマトペがセンスのない擬音ってやつになってるシロモノw近所のコンビニではシールしてたんで中見れなかったんですが、自分は近年のタッチではモノクロ化に向いてないと思うし、A4以下のサイズには向いてないとも思ってますんで地雷臭プンプンでした。
考えてみればエッセンシャルはあの掲載情報量では邦訳編集化のコストが通常よりかかりそうなんでモノクロでも安価で出せそうにはありませんね。

*

>近所のコンビニではシールしてたんで中見れなかったんですが、自分は近年のタッチではモノクロ化に向いてないと思うし、A4以下のサイズには向いてないとも思ってますんで地雷臭プンプンでした。
……あれ、中身どうだったか思い出せないや。……下手したら買ったけど読んでないのか……。

でもまあ、確かに昨今のデジタル塗りのコミックは、モノクロにするとワケが解らなくなりそうですな。

 版型は……まあ、マーベルが子供向けでちょくちょく出してるダイジェスト・サイズと似た版型でもあるので、「読めなくはなかった」様な……記憶が……(すみません、うろ覚えで)。

 そういや新潮のコンビニ版は、なぜだかヒーロー・クリックスのコマがオマケでついてて、その関係で、本がシュリンクパックされてて立ち読みができなかったのを今思い出しました。こういうどうでもいいことは記憶に残ってますな。


 あと、安い本を出すには、やはりそれなりの部数を刷ることで、1冊あたりの原価を下げる必要があるので、大会社じゃないとリスクはでかいのだろうなぁ、とか。

 毎度トリトメなく。

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