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●最近のマーベル・グローバル・コミックスの巻。

2014.02.10 Mon

▼最近のグローバル:

 先週あたり、日本のアメリカン・コミックスのファンの間で話題になってた、マーベル・コミックス社の始めた日本語対応のインターナショナルな電子書籍サービスであるところの「マーベル・グローバル・コミックス」を、いまさらダウンロードしてみたぜ、というハナシ。


 とりあえず、無料で配布されてる『インビンシブル・アイアンマン』『シビル・ウォー』『シークレット・インベーション』をダウンロードして読んだ。

 ……『インビンシブル・アイアンマン』第1号の表紙のカナ表記が『インビシブル・アイアンマン』になってて、「ふむ、珍しいカナ表記じゃの」とか思ったら、第2号以降は普通に『インビンシブル・アイアンマン』になってて吹いた(中学生レベルの揚げ足取り)。

 あと、『シークレット・インベーション』なのね(※ヴィレッジ・ブックスの邦訳版は『シークレット・インベージョン』表記)。

 なんかサノスの表記が揺らいでるとかいう話も聞いたし、とりあえず、マーベルは表記統一表を作ってスタッフに撒くべきだと思う。

 ……個人的には、ナレーションとか、フキダシの中のセリフの文末に「。」をつけるのは好きじゃないかな、とか(※ちなみに日本のマンガ出版社の中では、大手の小学館が文末に「。」を付けてますが、他の出版社は大概「。」は付けてません)。

 まあ、「!」「?」の後には全角スペースを入れてないとか、三点リーダーが欧米式(「・・・」ではなく「...」)とか、表記に関して突っ込みたいことは他にもありますが。

 個人的に一番気になるのはね、イシュー単品を「1巻」と表記してるのがね、後々デジタルTPBを出すときにどうする気だろ、コレ、と、思うのね。あと、『ニュー・アベンジャーズ』とか同タイトルが複数でてるシリーズとかは、本家みたいに「vol. 1」「vol. 2」表記をつけなくて大丈夫? とか。


 それとビューワーの機能がなんか、必要最低限というか、「見開き」に対応してなくて、1ページ単位でしか読めないのは、ブライアン・マイケル・ベンディス作品(単なる会話シーンでも、結構見開き使う)とかを読むとき不便かもなぁ、と思う(見開きの左ページ読み終わって、ページ送ったら「あ、ここ見開きだったのか!」ってことは初見だと割とある気はする)。

 あと、読んでる途中で日本語から英語に言語の切り替えができたらいいな、と思った(どっかで誰かが「言語の切り替えができる」といってた気もするので、オイラの操作が間違えてるだけかも知れぬ。あるいは、オイラのiPadが第一世代なんで、機能が限定されてるとかあるやもしれぬ)。


 でもって、ストアページも、まあ、本家マーベル・デジタル・コミックスの構成をシンプルにした感じなので、も少し機能を盛り盛りして欲しいかなぁ、と。

 つーか、本家マーベル・デジタル・コミックスと同様に、ストアのトップページからボタン一発で「無料作品」のページに直接行けるようにして欲しいなぁ、と(<金出す気ねぇな、お前)。

 ま、システム周りの結論としては、「今後のアップデートに期待」とかいう感じでしょうか。「マーベル・グローバル・コミックス」という1個のアプリだけで複数の言語に対応させてるんで、日本向けのチューニングとかは、期待薄かなぁと思いつつ。

 つか、フォントをも少しマンガっぽくして欲しい(アンチゴシックとかにはしなくていいですが)。


 でー、肝心の翻訳自体は、いいと思う。

 各タイトルの説明文が、「ものっそい機械翻訳っぽい」というのは指摘されて、ネタにもされてるけど、中身の翻訳はきちんとしてることは強くいっておきたい。

 ちなみに翻訳のアプローチは、多くの既存の邦訳版アメリカン・コミックスが「原文と同じ意味合いで翻訳しているが、コマ内に程よい感じでセリフが収まるように、必要に応じて要所を省略している」というスタイルを採っているのに対し、グローバル・コミックスの方は、「原文に忠実に翻訳し、必要に応じてコマ一杯にセリフをレイアウトしたり、フォントの級数を下げたりすることでコマ内に収めている」感じですね。


 具体的にいうと、オリジナルの『シークレット・インベージョン』第1号の、フキダシの大きさに対してセリフの量がキチキチなこのコマですが、



 邦訳版『シークレット・インベージョン』では、こんな具合に、原文のニュアンスを汲みつつ、フキダシ内に余裕を持ってレイアウトできるよう、多少、意味を刈り込んだセリフになっております。



 で、マーベル・グローバル・コミックス版はといえば、こう。原文に忠実な訳で、原文並にフキダシ一杯にギッチリ入っております。



(このギチギチぶりは、多分、訳者の人に原文のテキストだけ渡して、原文どおりのニュアンスで訳してもらったのを、デザイナーが現場合わせで流し込んでるんじゃないかなぁ。<個人の妄想です)


 ……個人的には、一般的な邦訳アメリカン・コミックスと、このマーベル・グローバル・コミックス双方のアプローチは一長一短かなぁ、とかいってみる。

 そのね、割とアメリカン・コミックスの邦訳というのは、コマという物理的な制約に対して、いかにしてそこから逸脱せず、かつ、きれいにフキダシに収められるよう、適切な長さのセリフに翻案するという、映画字幕にも似た水面下の戦いをしてるのですが。

 それは訳文の読みやすさ、理解しやすさに繋がる一方で、訳文には多少の省略なども出てしまう訳で。

(こう、例えば「君なら…どう思うだろうか、ディック?」的なセリフの、最後の「ディック」って語りかけが、オイラ個人としては“キャラクター間の近しさ”を端的に示す表現として好きなのですが、翻訳アメリカン・コミックスのセリフだと、この名前の語りかけってのは、割かし真っ先に削られる部分なのよね。人名のカナ表記って文字数喰うから)


 一方で、フキダシの大きさを気にしないで、原文に忠実なニュアンスで訳すってのは、オリジナルのコミックブックのライターがテキストに込めたニュアンスを、それなりに汲めたものが読めるじゃないですか。

 ……ただ、フキダシの見た目が、時々「さすがにこれは……」的になりはするし、軽い気持ちでコミックス読んでみた読者とかヒクかも知れぬし。

 あとこう、

俺はどうし
たって

 的な改行されると「“俺は”以降で改行しても良くね!?」とか、ちょっと思うじゃん。あと「ウルトラマンコスモス」的なヒーローの名前の改行位置についてはちょっと気を使いたいじゃん、とか。


 ま、結論としては、どっちも良いところはあるから、それを選択できる現状を喜ぶべきじゃね、とかいう、とりあえず前向きに捉える感じでどうか。


 そんなにオリジナルのニュアンスを気にするなら、原書読めって話ですし(ミもフタもない)。


 つかまあ、個人的にこういう直球の訳し方は目からウロコというか、むしろ邦訳のフォーマットとか文字組みとかに無頓着なアメリカ人だからこそできたアプローチかも知れぬな、と思った。

 正直、グローバル・コミックスの訳し方、思ったよりも好きかも(※一読者としての感想です)。

 などと、毎度まとまりなく。
  
  
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