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●ダイレクトな日常:

2007.10.12 Fri

▼適当なる計画:

 こう、「とりあえず、過去に書きかけて放り出してたテキストを再生して、ブログの更新頻度を上げよう」計画を発動。

 本日は、昔、同人誌「101匹ロビン大行進」の原稿を書く際に参考にした(※)「ダイレクト・マーケット」についてのWikipediaのテキストをコピー&ペーストして、適当に翻訳した文章。
 Wikipediaのエントリってば、まぁ、別に文章の上手い人が書いてるわけじゃないんで、所々原文と変えてますが。<盗人猛々しい。

 あとまぁ、Wikipediaからのテキストですんで、正確さは微妙やもしれないので、読む人は鵜呑みにしない方がいいやも。<猛々し過ぎ。
 こう、今度、きちんと資料を引いて、加筆しようと思ってます。

(※)参考にして書いてた文章は、全ボツにしたんで、完成版の同人誌には1行たりとも活用されてませんが。


▼ダイレクト・マーケット<Direct market>

 ダイレクト・マーケットは、北アメリカ地域のコミックブック市場において支配的な、流通・小売販売網である。この販売網は、少数の卸業者と大多数のコミックス専門店(それとコミック関連商品の小売業者)からなる。
「ダイレクト」の名称は、元々は、小売店が既存の卸業者を介さず、出版社から“ダイレクトに”仕入れを行っていたことに由来するが、後にはこの流通モデルは、間に卸業者を挟むようになり、「ダイレクト」とは言えなくなっている。

 ダイレクト・マーケットの最大の特徴は、「買い切り制」である。
 通常、書店やニューススタンド(それにドラッグストア、スーパー、玩具店など)に流通するコミックは、売れ残った場合、出版社に商品を返本することで、その分の商品代金が返金される。
 これに対してダイレクト・マーケット流通では、卸業者・小売業者ともに、注文した商品を返品することはできない。しかし、卸業者と小売店は在庫を抱えるリスクを負う代わりに、ニューススタンド流通よりも大きな値引き率でコミックを仕入れることができる(一方で出版社側も、返本率がゼロになるというメリットを得る)。


▼歴史:

 ダイレクト・マーケットは、ニューススタンドでのコミックブック市場の低調に応える形で1980年代初頭に誕生した。
 コンベンションの主催者も担当していたフィル・スーリング<Phil Seuling>という男が、各コミック出版社と接触し、卸業者を介さず、コミックを出版社からダイレクトに仕入れられないかと持ちかけたのが、全ての始まりだった。
 やがて、スーリングの個人的な取引は、他の店にも波及し、「ダイレクト・マーケット」流通を利用するコミックショップが増加する。
 この結果、煩わしい出版社への受注と諸々の処理を、各コミックショップに代わって行う、大小のダイレクト・マーケット専門の卸業者が誕生し、「ダイレクト・マーケット」は、それほどダイレクトな市場ではなくなる。

 一方、コミックショップという、専門店への流通経路を確保できた各コミック出版社は、「ダイレクト・マーケット専門」の作品――要するに、ニューススタンドや雑貨屋に集まる子供よりも、コミックショップに通うようなファンに向けた作品――を送り出していくようになる。
 こうしてダイレクト・マーケットが発展していく一方で、ニューススタンドのセールスは落ち続け、ついには2大コミック出版社(DCコミックス、マーヴル・コミックス)ですら、ダイレクト・マーケットがメインの市場となる。

 1980年代末から1990年代初頭、後世「スペキュレーターズ・バブル<Speculator's Bubble>」と呼ばれる、投機目的でコミックを買いあさるような、実体のない泡のようなコミックブームが市場を席巻。この波に乗ろうと、無数のコミックショップが開店し、ダイレクト・マーケットに参入する。更には、トレーディングカードショップやゲームショップなどの、コミックに隣接した業種の小売店も、コミックをサイドビジネスとするようになり、やはりダイレクト・マーケットを利用しだす。

 しかしながら、そうした不健全で、急速な発展は長くは続かなかった。1990年代中頃にバブルが崩壊し、無数のコミックショップが閉店すると、ダイレクト・マーケットも大きく縮小した。
 またバブルの末期、マーヴル・コミックスは地方の卸業者ヒーローズ・ワールド<Heroes World>を買収し、同社を通じて自社の出版物を流通させようと考えた(ヒーローズ・ワールドはまた、他の出版社のコミックの扱いを停止した)。
 マーヴル離脱による大量の損失を埋め合わせるため、他の卸業者はマーヴル以外の主要出版社との独占契約を結ぼうと試みる。
 最終的に、業界大手ダイアモンド・コミック・ディストリビューターズ<Diamond Comic Distributors>が、DC、イメージ、ダークホース、それにいくつかの小規模の出版社との間に、独占契約を締結――要するにマーヴル以外の主要出版社の流通をダイアモンド1社が抑える、という異常な事態を実現させる。
 これにより、当時のダイアモンドの最大の競合相手であるキャピタルシティ・ディストリビューション<Capitol City Distribution>を含む卸業者の大多数は、「倒産するか、ダイアモンドに買収されるか」という絶望的な選択を迫られる(残されたごく少数の業者は、再注文を専門に扱うなど、ニッチな路線に転換して辛うじて生き延びた)。
 しかも、程なくしてマーヴル&ヒーローズ・ワールドの自主流通計画は頓挫し、マーヴルとも独占契約を結んだダイアモンドは、ダイレクト・マーケットを9割がた独占する卸業者となった。

 2000年代初頭、人気が上昇してきたグラフィック・ノベル(単行本)の流通路として、一般書店の販路が注目されだす(※コミックの単行本は、ごく少数だが、一般書店でも流通している)。
 その間にもダイアモンドはダイレクト・マーケットの支配体制を継続。残された数少ない卸業者、FMインターナショナル<FM International>が2006年に経営破綻したことで、更に市場を独占していった。
 他方、一般書店および一般書の出版社がコミック(主に単行本のマーケット)に目をつけだしたことで、いくつかのコミック出版社は、ダイアモンドを通さない形で、一般書店に単行本を流通させようとした。
 例えば、英訳マンガをメインに扱うトーキョー・ポップ<Tokyopop>は一般書の出版社ハーパーコリンズ<HarperCollins>と提携。オルタナ系の大御所ファンタグラフィックス<Fantagraphics>は、アメリカ最古・最大手のインディーズ出版社W.W.ノートン<W. W. Norton>と提携し、自社のコミックを書店流通に乗せている。
 一方でダイアモンドは書店流通のための部門、「ダイアモンド・ブック・ディストリビューターズ<Diamond Book Distributors>」を創設し、それらの流れに対応している。


▼影響:

 ダイレクト・マーケットの発展は、一般には1990年代のバブル崩壊後に、北米地域のコミック出版業界の回復に貢献したとされている。
 また、低リスクの流通システムの誕生は、マーヴルとDCの2大出版社が大きなシェアを占める――しかもそのシェアは更に拡大しつつある――コミック市場に、新興コミックス出版社らが参入する機会を与えた功績も認められている。

 一方でダイレクト・マーケットは、コミックをマニアだけの閉じた市場にすることを促したとして批判されている。
 ダイレクト・マーケットを利用する小売業者は、いまや既存の読者と熱心なマニアによって支えられている専門店が大多数となっており、ニューススタンドその他の小売のような、広い層に訴える機会が失われている、というのがその主な論旨だ。
 またダイレクト・マーケットが新しい読者と消費者を確保できない現状は、既存の市場を食い潰し、自滅させるだけだと主張する者もある。


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コメント

*空気読まなくてすいません

この15年ばかりのアメコミ史で一番重大な変化だったのはダイレクトマーケットに於ける、ほぼ独占に近いダイアモンド寡占だよなー、とずっと思っていたりします。以前からこの辺りを真面目に語る必要を感じていたのですが、何かいいきっかけをもらったかも<大きく出たな

*

でもECコミックスの復刊に積極的なゲッピさんは
絶対いい人に決まってるお!と適当なことを言ってみます

*

その、
「このままでは地球は滅亡してしまう。
 それを防ぐには俺が世界を征服するしかない」
とかいって、私欲よりも崇高な目的のために、世界征服しようとする悪人が、
アメコミにゃ時々居るじゃないですか。

俺の中の、ダイアモンドのゲッピ社長のイメージって、そんな感じでね。
きっとあの人は、コミック文化を守るため、市場の安定を守るために、
あえて市場を寡占しちまったんじゃないか、と。
その一方で、ECを復刻したり、ポップカルチャーな美術館を建てたりして、
コミック文化を守ってるんじゃないか、と。

こう、同じ市場を独占されるんでも、志の高い人に独占されてる方がいいなぁ、と。

……何を言ってるんだ、俺は。

とりあえず、オイラの適当なテキストが、何がしかの考えのキッカケに
なれば、幸いですわ。はい。

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