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●ネメシスな日々。

2007.10.13 Sat

「書きかけで放り出してたテキストをリメイクしてブログの更新頻度を上げよう」計画第3弾。
 現行の『ワンダーウーマン』のレギュラーキャラクターとして登場してる「ネメシス<Nemesis>」さんについての覚え書き。
『ワンダーウーマン』創刊直後に書いて、そのまま発表する時機を逸してたのを、臆面もなく掲載。


▼ネメシスの歴史:

 ネメシスは、『ザ・ブレーブ&ザ・ボールド<the Brave and the Bold>』誌の第166号(カバーデート・1980/9)に初出の、DCのそれなりに古参な(まぁ、27年って歴史を長いと捉えるか、短いと捉えるかは、各自の主観にお任せしますが)スパイ系のキャラクター。

 彼を主人公としたコミックは、『ブレーブ&ボールド』の第166~193号にかけて連載。その物語は、基本的に同誌のバックアップ(巻末連載)として、毎回8ページ程度、掲載されていた。
 ただし、第170号(1981/1)と、最終回である第193号(1982/12)の2回のみは、ネメシスは同誌の看板キャラクターであるバットマンと共闘し、1冊丸々の登場を果たしている(※この当時の『ブレーブ&ボールド』は、毎回異なるゲストヒーローがバットマンと共闘する、いわゆる“チームアップ誌”だった)。

 この『ブレーブ&ボールド』掲載の物語は、アメリカの某諜報組織に所属する青年トム・トレッサー<Tom Tresser>が、変装の技術を生かして、犯罪組織「ザ・カウンシル」に立ち向かう、といった具合の話。
 カウンシルによって、同じ諜報組織に所属していた育ての親と兄弟を殺された彼は、ネメシス(復讐の女神)をコードネームとして名乗り、カウンシルに真っ向から戦いを挑む。彼は肉親の名を刻んだ分銅を載せた天秤を傍らに置き(ネメシスは剣と天秤がシンボル)、いつかこの天秤を釣り合いの取れた物とすることを誓うのだった。
 この『ブレーブ&ボールド』での連載の最終回で、ネメシスはザ・コウンシルの本部にヘリコプターで特攻し、死亡する。彼の死を見届けたバットマンは、ネメシスの天秤に分銅を置き、その均衡を回復させる。

 が、後のジョン・オストランダー作の『スーサイド・スカッド』誌上で、ネメシスは「じつは爆発直前に、ヘリコプターから救助されていた」ことが明かされ(と、いうことにされ)、復活。同誌の前半のレギュラーキャラクターとなる。
 政府の秘密部隊スーサイド・スカッドの指揮官であるアマンダ・ウォーラーの暴走を抑えつつ、チームのフィールド・リーダー、リック・フラッグをフォローする、良い具合なサブキャラクターとして活躍する。

『スカッド』が休刊した後は、スカッドのメンバーがサブレギュラーとして登場していた『エクリプソ』に数話出演した程度で、特に目立った活動はせず。

 後、ディヴィン・グレイソンがライターをつとめていた時期の『キャットウーマン』第62号に、ネメシスは久しぶりにゲスト出演する。
 この回は、犯罪組織への潜入捜査のために、腕利きの盗賊に変装しようと考えたネメシスは、キャットウーマンに接触し、彼女から盗賊としての技術を学ぶ、といったストーリー。
 で、この話のラストにおいてネメシスは、先任の潜入捜査官の裏切りにより、しごくあっさりと(2度目の)死を迎える。

 ……ちなみにグレイソン本人の言によれば、ネメシスが死んだのは彼女のせいではない模様。
 当時、「ネメシスって名前は気に入っているけどネメシスってキャラクターは気に入らない」という編集者がいて、彼が自身の計画(まぁ、新ネメシスを登場させたかったのだろう)のために、彼を殺すことを指示したのだとか。
 一方でグレイソンは、彼の死が覆ることを願いつつ、作中で精一杯、彼がいかに偉大なキャラクターであるかを書いたんだとか(いい話だ)。

 このグレイソンの努力が実を結んだのかは解らないが、この数年後、『スーパーマン:シークレットファイルス&オリジンズ』にジェフ・ジョーンズが書いた短編にて、“実は生きていた”ネメシスが再々登場する。ただしこの短編では「実は生きてた」ことが判明するだけで、復活の経緯などは語られていない。
 その後、この短編の話は、他の作家にフォローされることもなく、復活したこと自体、忘れ去られるかに見えたが、現在の『ワンダーウーマン』誌上にサブキャラクターとして登場。現在に至る。

 ちなみに、『ワンダーウーマン』現行シリーズの第2号では、過去にネメシスが競演したヒーローの名前をダイアナ(ワンダーウーマン)が次々に挙げていくシーンがある。
 この最後に、ダイアナはキャットウーマンの名前を挙げるが、ネメシス当人は、キャットウーマンと遭遇した覚えはないと、一笑に付している。

 とりあえず、ネメシスの復活の経緯は、現在のところ明言されていないが、推測するに
1.『キャットウーマン』に出演したネメシスは別人で、元々死んでなかった。
2.『キャットウーマン』に出演したネメシスは本物だけど、実は死んでなかった。
3.『インファニティ・クライシス』の影響で、ネメシスが死んだ現実が改定された。
 のいずれかであると思われる。
  
  
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コメント

*フェイス・オフ

ちょうど最近、神保町で『ブレーブ&ボールド』誌を買ってたりしたんですが、「ヒューマン・ターゲット」が併録されているのがよくって、こういったスパイ物キャラもヒーロー物にくっついてずっとフォローしてるのがエラいよなと(クリストファー・チャンスも後にバットマンと競演してますし)。

ネメシスもアンノウン・ソルジャー同様、変装を特技としている分、それが果たして本物なのか?というIFを予め持っているのが良いなァーと思うのです。

*

スーサイド・スカッド誌上で初めて読んだ時、ネメシスという女神の名前が男性キャラについているのが却って印象に残ったものでした。

「ネメシスって名前は気に入っているけどネメシスってキャラクターは気に入らない」編集者は同じようなことを思って、女性の新ネメシスを登場させたかったのかな?
で、その編集者が立てた企画が諸般の事情で改題して実現したのが、『マンハンター』で……という夢を見ました<それは妄想です

*

>ロヒキアさん
DCのスパイものコミックの流れは、ロバート・カニガーと言う
偉大な編集者兼ライターがいて、シルバーエイジから1980年代まで、
一貫して戦争ものコミックとその派生としてのスパイもの
(アンノウン・ソルジャーとか、キンゴ・ファラディーとか)を書き続けてきた事が
背景にあるんだろうなぁ、と、最近気づきました。

プラス、チャールトンで「アクション・ヒーロー」ラインの編集をしてた
ディック・ジョルダーノとその門下生(ヒューマン・ターゲットのクリエイターの
レン・ウェインとか)の流れもあるかなぁ、とか。

>ネメシスもアンノウン・ソルジャー同様、変装を特技としている分、
>それが果たして本物なのか?というIFを予め持っているのが
>良いなァーと思うのです。
ただ、オイラのようなコンティニュティ大好野郎にとっては、
こういうキャラの去就が、
「生死・真贋はどうとでも取れるし、作者も白黒つける気はない」
オチを付けられると、「ムキー」ってなりますね。
「実はマンハンターは政府の秘密任務に参加していたので生きていた!」とか
「実は今まで活躍してたサージェント・ロックは偽者だったのだ」とか(苦笑)。

>Humanflyさん
いましたねぇ、女ネメシス。
あの女ネメシスがJSA誌上であっさり死んだのは、
多分、「旧来のネメシスが気に入っているので女ネメシスが気に入らない」
別な編集者がいて、その人の命令でジェフ・ジョーンズが泣く泣く
女ネメシスを殺したのでは、とか考えています。<それも、妄想です。

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