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●意地汚い性根とタイタンズの巻。

2006.05.10 Wed

▼最近のアフィリエイト:

 IT時代対応な感じで、Amazon.co.jpのアフィリエイトに加わってみた。

 この導入により「ブログを更新して、よりよいテキストサイトにしよう」という具合な気力が沸くのですよ、とか建前を述べつつ、「拾えるお金を拾わせてください」とかいう薄汚い根性を露悪してみつつ、「難儀な奴だ、お前は」的なナゲヤリな自己評価を下して、さて、どうしよう。<捨て鉢ですね。
  
  
▼最近の『タイタンズ・コンパニオン』:

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『アルター・エゴ』、『バックイシュー!』などのコミックギーク御用達雑誌を出してるトゥーモロー・パブリッシングの最新単行本。題名通りティーン・タイタンズの大特集な本。

 こう、同社が先年夏に出した『ジャスティスリーグ・コンパニオン』の方は、クリエイター・インタビューに加え、ジャスティスリーグFAQ、メンバーシップ紹介、ギャラリー、コミックのインデックス、TV版、マーチャンダイジング……といった記事が盛り込まれた、バラエティに富んだ構成でしたが。

 こちらの『タイタンズ・コンパニオン』ときたら、ひたっすら各シリーズのアーティスト、ライター、編集者らへのインタビュー(一部は過去の発言・インタビューを構成した記事)で構成っつー硬派な本で。

 タイタンズの歴代メンバー紹介なんかは冒頭の見開き2ページで30数名を一気に紹介、年代ごとの各タイトルの創刊/休刊なんかの推移は、各章の扉で簡単に語る程度。で、残りのページは全てインタビューに費やしてやがる、と書けばその漢っぷりは理解いただけますでしょうか。

 その上、この本を作ってる奴らは「俺たちは、マーヴ・ウルフマン&ジョージ・ペレズ期の『ニュー・ティーン・タイタンズ』誌が何より大好きなんじゃぁッ!」っつー感じなスピリッツを通底させてて、これがまた漢。

 なにせ、インタビューしてる面子は、ウルフマンが『タイタンズ』系タイトルのライターを降りた、1995年までに『タイタンズ』系タイトルに関わった奴らに限られてますから。

 ダン・ジャーゲンス、ディヴィン・グレイソンあたりの、いわば「ポスト・ウルフマン」期の『タイタンズ』の作家陣は言及すらされてません。硬派、っつーより偏屈かもしれませんね(現在、『ティーン・タイタンズ』のライターをしているジェフ・ジョーンズはチャッカリ巻頭言を書いてたりしますが)。

 とりあえず、1990年頃から『タイタンズ』系タイトルの担当編集者に就任したジョナサン・ピーターソンのインタビューあたりから読み出してますが、とてもオモチロイです。

  
 以下、オモチロかった話題を適当に箇条書き。

・ピーターソンは、リー&カービィのマーヴル・コミックスを読んで育った世代で、「タイタンズはDCの『X-メン』だ」の信念の元、タイタンズをX-メン流に再生しようと試みる。でも、ライターのマーヴ・ウルフマンは「タイタンズはDCの『ファンタスティック・フォー』」だと思っていた(このあたりの認識の違いが、後に不幸を呼ぶこととなる)。

・ピーターソンは、『デスストローク』と『チーム・タイタンズ』の2誌を立ち上げてるが、ブッチャケこいつらはピーター村的には「タイタンズ版の『ウルヴァリン』」(もしくは『パニッシャー』)であり、「タイタンズ版『ニュー・ミュータンツ』」であった。

・ピーターソンの初期の構想では、『ナイトウィング』のミニシリーズをリリースする予定があった。実際に、各作家に粉をかけたりもしていたが、これは実現しなかった(その後、『ニュー・タイタンズ』末期にナイトウィングはタイタンズを脱退するが、これはおそらくバットマン編集部にナイトウィングの編集権をもってかれたから。結局、ミニシリーズはバットマン編集部の元で実現。更に数年後、バットマン・ファミリーとしてオンゴーイングシリーズが創刊して今に至る)。

・ピーターソン的には、ミニシリーズの最終話でナイトウィングがスターファイアに求婚、翌月の『ニュー・タイタンズ』第100号で結婚式ゆくゆくは子供も、とか考えていたそうで(オレ個人は「ナイトウィングの恋人はバーバラ・ゴードン派」なので、実現しなくてよかったなぁ、とか思ってみたり)。

・末期の「スピーディ→アーセナル」の改名は「商標登録の関係」という都合が先にあったとか。詳しくは書いてないけど、多分、アーセナルって名前の商標を取得したから、この名前のキャラを出すよう上層部からお達しが下ったんじゃねぇかと。ちなみにウルフマンは「スピーディは2線級のキャラ」とか明言してるし、まあ、特に思い入れもなく改名させたんでしょうな。

・ピーターソンは在任中、ロブ・ライフェルドをアーティストに、「政府エージェントになったスピーディ率いる新タイタンズ・ウェスト」ミニシリーズの計画を進めていた。このシリーズ用にライフェルドが考えていた設定が、どうやらその後『ヤングブラッド』に発展した模様。<オレは今回初めて知ったけど、割と有名な話みたいね、コレ。

※追記:ここまでの文章は、現在では消えた旧ホームページの日記から『タイタンズ・コンパニオン』の紹介テキストを流用&部分的に改稿したもの。
 このエントリの文章はこの日記の文章を読んだ人に向けて書いてる部分が多々あるため移植した。
 以降は、本来のエントリの冒頭になる(なので、上記の日記を受けて「さてその後も~」と始まっている)。

  
  
 さてその後も、『タイタンズ・コンパニオン』を、ヒマな時にチマチマ読んでるですが。

 今はマーヴ・ウルフマンのインタビューを年代順に読んでるトコ。

「スピーディは、チーム内での分担がロビンと被るし、能力はロビン以下なんでメンバーから外した」

「キッド・フラッシュの能力は便利すぎて他のメンバーの出番がなくなるので、最初から退団させる気でいた」

「アクアラッドは、シナリオに水を絡めるのが面倒くさいんで、レギュラーから落とした」

 等々、ロビン以外のオリジナル・タイタンズ男性陣への愛のなさに苦笑いです。

「テラ? ハナから殺すために創造したキャラだよ。当時のコミックファンを驚かすためだけにね」とかいう発言もステキ。

 こう、「タイタンズはX-メンのパクリ」とかいうしょうもないファンの声に対して「んじゃ、X-メン式の話を書いてやるよ、ただし結末はおまえらの予想を裏切るがな!」って具合に反発して、「キティー・プライド(あるいはローグ)みたいな、愛らしい少女をチームに入れて、裏切らせたあげくに殺す」という流れを最初から決定した上で、テラの一連の物語を書いたんだそうで。

 テラに思い入れのない俺的には、憤りをうまく創作の原動力に結びつけた、タメになる話だなぁ、とか思うワケですが、テラのファンにとっては、まぁ、ヒドイ話ですな。
  
  
▼余談:

 2005年末のコミック・マーケットにて買った、CLAのニュー・タイタンズの同人誌が、正に「ジューダス・コントラクト」の直後に出された本(の再版)だったんですが。

 この本を読むと、当時のタイタンズファンにとって、テラの死というのがいかに衝撃的であったのかが解りますね。

 なにせメンバー紹介のテラの項目の後半1/3が、「ジューダス・コントラクト」での彼女の行動に対するフォローになっていまして。

 ま、百聞は一見にしかず。現物からテキストを引用してみたので読んでくださいな。

(引用開始)

彼女はTITANSの中で最も問題を孕んだキャラクターであり、最も注目すべき存在である。彼女はTERMINATORのスパイとしてTITANSに潜入したが、それから彼女が彼らを裏切るまでに実に1年が経過している。普通の感覚では敵の中で1年もの間味方の振りをし続ける等と言う事は考えられない。しかも彼女は息子を殺されたTERMINATORと違って、彼らには何の恨みも持っていないのである。精神感応で彼女の心を覗いたRAVENは彼女の心は病んでいると言ったが、最後の戦いでの彼女の狂乱ぶりを見ると、RAVENの言葉に納得せざるを得ない。しかし彼女が兄GEO-FORCEとの再開で見せた屈託のない笑顔や彼への愛情の事を考えると、果たして彼女が本当に悪人なのかどうか疑わしくなる。またTERMINATORとの関係においても、単なる仕事仲間の域を越えており、彼への愛が彼女を盲目的に走らせたのかもしれない。彼女の素性が明らかにされない以上、彼女が本当に悪人なのかと言う問題は読者の判断に任せるしかないだろう。

(引用終了)

 うむ、実にウルフマンの図に当たってるなぁ、と。
  
  

  
  
  
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タグ:Amazon 資料本 タイタンズ

コメント

*

ある意味でサイドキックの寄合所帯であるオリジナル・タイタンズの弱点を突いた発言でもありますなー。

*

いや、もう、テラの断末魔での、彼女が如何に残虐で凶暴で悪辣な輩であるかをこれでもかと語るウルフマン先生のスクリプトは、俺的には、全アメコムの中でも5本の指に入るテンションですよ。
その一方で、タイタンズの面々がテラに感じていた友情も一切偽りではない、どちらも真実だ、というのが泣けて泣けて。

当時のファンの、「タイタンズはXメンのパクリ」という発想にもねー、言いたいことはあるのですが…

*

はじめて読んだタイタンズがチームタイタンズのあっしには
泣きそうな話です(いろんな意味で逝)

 でもザタイタンズもアクション少なかったけど、単語単語が丁寧で好きでした。

*レス遅れてすみませぬ。

>ロヒキアさん
結局、サイドキックという前提があって、頭数を揃えただけじゃ、パワーバランスは欠片も無いですからねぇ。
オリジナルのタイタンズは、パワーバランスとかに頓着しない、おおらかなお話で、これはこれで大好きなのですが。

>Humanflyさん
コメントいただいてから、「ジューダス」のラスト読み返しました。こんだけの筆力で、書いてるのに、「まだ真意があったはずだ」と思うファンは、どういうもんだろ、とか思いつつ、いやついこないだまで、俺もブルービートルが死んでないって言い張ってたじゃねぇかと、自己批判してみたり。

>Jさん
自分も、初タイタンズはチーム・タイタンズ後の、グダグダになってた時期でした。
「タイタンズ・コンパニオン」には、無論、この時期のウルフマンのインタビューも載ってますが……何聞いても「あれは馬鹿げていた」「編集者が決めた」「私はあまりかかわってない」の3つしか言わないのが、非常に泣けます。
「ザ・タイタンズ」は、最初の1年目の、対ヴァンダル・サヴェイジの無闇な盛り上がりが、大好きでした。

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