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●まぁ、どうでも良い日常。

2007.12.23 Sun

▼古本とシャザムな日々:

 今日も今日とて、神保町の中野書店で古本アメコミを漁ったり漁らなかったり。

 また在庫が増えてやがるね、どうも。

 会社順に分けられ、それぞれアルファベット順に区切られてる(『バットマン』などの有名作品は独立したスペースも取られてたり)それらを、時に適当に、時に念入りにチェック。

 合間に、「M」のスペースに入ってる『ジャーニー・イントゥー・ミステリー』をこっそり「J」のスペースに入れてみたり(<やっかいな客だね)。

 でー、本日の収穫は『オール・ニュー・コレクターズ・エディション』C-58号こと「スーパーマンvs.シャザム!」。

 こう、ここ数年来、探してた本ですが、マイルハイやローンスターでも入荷すらしませんで。指をくわえて憧れてるだけだったこの本が、ジャパンの千代田区で手に入るとは、神の思し召しに違いあるまい。
 お値段は2100円でしたが、安いモンだ。


この本、タブロイドサイズなので、通常のコミックよりも、ふた回りほどデカイです。隣においた、「ピンヘッドvs.マーシャル・ロー」(何でこんなモンを比較用に……)が通常のコミックブックのサイズ。

 ストーリーは、アース1(スーパーマンらの住む世界)とアースS(キャプテン・マーヴェルらの住む世界)を衝突させることをたくらむ悪の魔術師、カルマン・ジ・エビル(実に安直な名前だ)が計略によってスーパーマンとキャプテン・マーヴェルを戦わせようとする……とかいう感じ。
 カルマンの配下となったブラック・アダムがキャプテン・マーヴェルに化けてスーパーマンをドツき、やはりカルマンに従うサンド・スーパーマン(懐かしの月刊「スーパーマン」にも登場した、異世界クアーム<Quarrm>からやってきたエネルギー生命体。スーパーマンのパワーを吸収して、彼と同等のパワーを得た砂の怪物。本作中では、クアーマー<Quarrmer>と呼ばれる)がスーパーマンに化けてキャプテン・マーヴェルをドツくという、微妙に頭の悪い作戦&カルマン謹製の「怒りっぽくなるマシーン」で「やんのかコラァ」状態となった2大ヒーローが本気でドツき合う、というのが本作のキモ。


スキャナーに入らないので、デジカメで直撮り。
スーパーマン:キャプテン・マーヴェル! 周囲に迷惑のかからねぇトコでやったろうじゃねぇか、あぁ? 虫みてぇにつぶしてやんよ!
キャプテン・マーヴェル:スーパーマン! 戦いてぇなら相手になってやんよ! 面倒臭ぇ、今すぐここでブチのめしてやっからヨォ!
……とかののしりあう、非常にガラの悪いお二方。


 ちなみに、決着の方は、さすがにスーパーマンがKO勝ちしてますが、キャプテン・マーヴェルの方も、
「戦いの場がアース1だったので、全力が引き出せなかった」
「スーパーマンに勝てる戦法(※)を思いついたんだけど、導師シャザムが“そのワザ使っちゃダメ”とか言ったので使えなかった」
 とかいう描写で、「本来なら勝ったかもしれない」ってことを匂わせて、キャプテンに花を持たせてるのが良い感じですね。

(※)後年の『キングダム・カム』や『ジャスティスリーグ・アンリミテッド』におけるスーパーマンvs.キャプテン・マーヴェル戦で、マーヴェルの切り札として使われてたアレ。

 まぁ、この2人が懸命にドツきあってる間に、
「なぁ、あいつらがあんなに怒ってドツき合いしてるの、普通じゃなくなくない?」
「んだんだ。きっと何者かに操られてんのよ」
 とかいう感じで意見が一致したスーパーガール&メアリー・マーヴェルが真相を探り、一方で、キャプテンを殴り倒して正気に戻ったスーパーマンが導師シャザムの助言で真相を知り(……もっと前に話してやれよ、とか思うでしょうが、カルマンの気を引いておく為に、2人をずっと戦わせてたそうです)、2つの地球を引き寄せているマシーンを破壊してメデタシ、メデタシ。あと、カルマンの本拠地にスーパーガールとメアリー・マーヴェルが乗り込んで、悪い人をやっつけました、とさ(カルマンさんのやられ方:「ダメだ! その黒いボタンを押したら、俺はやられる!」「じゃ、押す」「うーん、やられた」 ……いいのか、それで)。

 まぁ、「vs.」ものの常として、スーパーマンとキャプテン・マーヴェルのガチのドツき合いというイベントを楽しむモンであって、ストーリーは刺身のツマみたいなモンですな。
 リック・バックラー&ディック・ジョルダーノによるメリハリの効いた絵と、タブロイドサイズの版型が相まって、非常に迫力あるバトルが展開されてて、実に満足。

 どうでもいいけど、この本の巻末(表3)に、「スーパーマンとキャプテン・マーヴェルの法廷での戦い」とか題して、DCコミックスがフォーセット・コミックスを訴えた例の事件を1ページ丸々(しかもタブロイドサイズ)使って解説しててな。

「キャプテン・マーヴェルは1950年代に入ると部数が落ち込んだこともあり、DCとの裁判の和解に応じた。つまり部数の落ち込みがキャプテンに止めを刺したのだ」
「対して、スーパーマンはこの当時、スーパーボーイというフランチャイズを生み出して拡張していたのだ!」
 などと、巧みなレトリックでスーパーマンの勝ちにしてるのが、なんか苦笑。

「しかし現在、こうして、DCからキャプテンのコミックが復活している。導師シャザムもきっと喜んでいることだろう」
 とかいう結論で、無理矢理「いい話」にしようとしてるのも、なんだかねぇ。
  
  
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タグ:シャザム! 今日読んだアメコミ 古本

コメント

*

スキャン画像見てると、ニール先生っぽいなぁと思っていたら、バックラー先生にジョルダーノのインクでしたか。
個人的には、バックラー先生って、ギル・ケインなんかと同じで、「ニール・アダムスが確立したスタイルについていこうとした人」なんだけど、ギル先生と違っていつの間にか脱落しちゃったという印象なんですけど、これは「ついていけている」頃のアートという感じですね<ヒジョーに生意気

あと、スーパーガールとメアリー・マーヴェルがこの時点で共演しているのも、オットー・バインダーが育てたキャラとして考えると凄いですな。

*

>Humanflyさん
>これは「ついていけている」頃のアートという感じですね<ヒジョーに生意気
まぁ、ブッチャケ、ジョルダーノが頑張ってるんでしょうなぁ(笑)。

そういや、メアリー・マーヴェルとスーパーガールはいずれもバインダーが
生みの親でしたな。失念してた。
そのせいか、作中ではこの2人、アッサリと意気投合してて、お約束のドツき合いなしで、
共闘してましたが。

……しかしまぁ、あれから30年経った、今のこの2人ときたら……
バインダーは草葉の陰で泣いてんだろなぁ……。

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